「現実的な就活1」では、就活は就活生をA~Dに分類し、状況によりスタートの内容が異なること、大半の就活生は、分類C、”自己分析は実施できるが、志望企業は未定”の状態から就活が始まるとお伝えしました。

就活をスタートさせるのに、一番取り掛かりやすいのは、自分一人で始められる自己分析、履歴書/ESの作成からです。ポイントは、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、自己PR、志望動機の3つであり、便宜上、履歴書=ガクチカ、自己PR、志望動機の3点とします。

この3点がきちんと整理できれば、書類審査、自己紹介、面接等どの場面でもしっかりと対応することが出来ます。

ガクチカ、自己PR、志望動機はそれぞれ独立しておらず、それぞれ繋がりがあります。

過去→現在→ 未来
ガクチカ→自己PR→志望動機

部活、アルバイトなどで頑張った(ガクチカ)ので、現在の私がいて(自己PR)、会社に入ってからこんな仕事をしたい(志望動機)

となります。そのためガクチカで披露されるエピソードの中の自分と、自己PRの強みが極端に異なっていると理解されにくいです。

例えば、体育会の部活に入ってチームで頑張っていた人が、自己PRで冷静に一人で物事を分析することが強み、となっていると、どちらが本来の学生なのか、読み手は戸惑います。どちらの面も持っているかもしれませんが、就活ではより本来の自分に近い方に絞って自分を紹介する方が相手には伝わりやすいです。そのためある意味ガクチカは、自己PRの証拠となるといえます。

学生にとっては、ガクチカは書きやすく、自己PR、志望動機とだんだん書きにくくなります。特に志望動機が書きにくいのは、志望業界、企業が決まっていないからです。

採用する企業にとり重要なのは、当たり前ですが入社後である未来、志望動機と現在、自己PRとなります。会社の将来を託す社員を選抜するにあたり、履歴書の確認と、GD、面接など数回で採用する学生を決めなければならず、“かけ”に近い部分があります。そのため学生が語るストーリーが、上記のように過去→現在→未来とつながっているか、確認することとなります。

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