見出し画像

食品自動販売機PANTRY2号機が大垣市図書館に導入!


食品自販機を2021年8月に導入してから10ヶ月、シェアキッチンの新しい販売の仕方として多くのメディアに取り上げられました。
地域の方々のご協力もあり、2号機を大垣市図書館に設置することができました。

大垣市図書館に設置された2号機

食品自販機PANTRYとは

食品庫という意味のPANTRY は、シェアキッチンのフードクリエイターや地域のお店の美味しいものや見過ごされていたお菓子たちを並べた、Coneruの販売ツールです。
現在、ネットショップ、自動販売機、無人販売という3つの販売網で全て非対面販売で展開中です。

コロナ禍でマルシェで販売することが多かった、シェアキッチンを利用するフードクリエイターたちの販売機会を作るために、おくのキッチンの前に設置しました。

シェアキッチンの利用者の他にも地域の見過ごされていたお菓子や福祉施設などで作ったお菓子も置いています。

1号機の設置の経緯はこちらに詳しく書いてます。

お陰様で、自販機設置後からテレビを始め各種メディアでも取り上げられることの多く、多くの方に知っていただくことができました。

Pantry自販機1号機 大垣市郭町4-32 オクノビル前

2台目設置の要望を多くいただいており、大垣市図書館に設置することができました。

なぜ図書館に??

本を借りたり、返したりと繰り返し、幅広い年齢層の人が集まる場所。図書館は、知識や情報に出会う場所です。食と出会う場所になってもいいのではないかと考えました。
図書館にある自販機で、シェアキッチンのフードクリエイターが作った商品や地域の小さな商店の商品と出会うキッカケになるのでは。。。。

いろんな都市の図書館で、民間のカフェが入ったり、コンビニが入るなど長時間滞在できる工夫がされていますが、大垣市の図書館のあるスイトピアセンターにはそのようなお買い物やカフェスペースはありません。

なので、勉強してちょっと小腹が空いたなという時には、近くのコンビニまで300mほど歩いて行くことになります。

雨の日や夏の暑い日や寒い日なんて、心折れちゃいますよね。
もう、お腹空いたのなんて気のせいと思ってしまうか、もう帰ろう!
途中で放り出してしまうかもしれません。

小さいお子さんを連れたお父さん、お母さんも図書館の中でぐずってしまったお子さんをあやすために、お菓子マジックを使うことがあるかもしれませんが、もし手持ちがなかった場合は最悪です。。。
歩いて、しかも天気悪い日に泣きじゃくるちびっ子を連れてなんてこっちが泣きそうになりますよね。(私の経験です、、、)

そんな時に、自販機で気軽に買い物ができたら勉強も捗るかもしれませんし、小さいお子さんも笑顔が出るかもしれませんよね。

みんなハッピーになれちゃいます。

3つの自販機でまわる

1台目のPANTRY自販機は、市内の中心部にあり高齢者が多く住む地域に設置しました。ここはスーパーやコンビニなどは、歩いていくには少し遠いというところに設置しました。

2台目のPANTRYは1台目から1kmほど、車で移動すると全ての信号が赤になったとしても3分ほど、スムーズに行けば1分で到着という比較的近くに設置しました。
なぜ、こんなに近いところにと思われるかもしれませんが、シェアキッチン1店舗につき、PANTRY自販機は半径5km以内に3台で運用していきたいと考えています。

PANTRY自販機のメンテナンスモデル

3つの自販機が近隣にあることで、補充していただける方を雇うことが出来ます。
もちろん、このお仕事だけで生活できるほどお支払いすることは難しいですが、いつでも好きな時間に補充することができ、非対面であることのメリットとして、小さなお子さんを持つひとり親家庭の方や人と顔を合わせてお仕事をすることが難しい方が働く場所の一つとして、お手伝いいただくことで、食品自動販売機が雇用につながります。

個人的な話ですが、シングルマザーで子育てをしてきた経験があるからこそで、子どもが発熱をして、働きたくても働くことが出来ないもどかしい気持ち、仕事を休むことで減る収入に不安がある。などほんの少しの収入が助かることが何度もありました。
そんな今、子育てを頑張っている、ひとり親家庭さんのお父さん、お母さんの僅かながらの応援をしたいと考えています。

お菓子は心の栄養です

PANTRY食品自販機には、2つの機能をつけました。
まず1つ目は、必ずいつも入る食品があります。
こちら 「いつものおやつミックスクッキー」

5年間保存のいつものおやつ缶


ケーキ屋さんが作った美味しいクッキーを缶詰にして、賞味期限がなんと、5年!

非常時には生きるための食事は、提供されても、お菓子のような嗜好品はそれほど多く提供されません。しかし、小さな子どもは、食べ慣れない食事を摂ることが難しいことが多いのです。さらに、慣れない環境での生活はストレスが多くかかります。食べ慣れたお菓子は心を落ち着かせ、気持ちを切り替えることも出来ます。お菓子は、心の栄養になるのです。

非常食ではなく、いつも食べて欲しい定番のおやつとして「いつものおやつ」と名付けました。

スイミングスクールの後にセブンティーンアイスを買う。
市民プールに行ったら砂糖たっぷりの丸パンを買う(大垣市民の方は分かりますよね??)

〇〇に行ったらコレ!

というルーティンは、思い出と共にインプットされます。

図書館に来たときには「いつものおやつ缶」を買って食べる

と言うのが習慣になれば、もしもの時にあの自販機に行けば!と言うのを思い出して何かの助けになるかもしれません。

コミュニケーションボード

PANTRY2号機からは、掲示板と動物やお菓子、コメントが書けるマグネット
パーツを設置しました。

パースは全てマグネットで誰でも自由にペタペタ貼ったり剥がしたり、動かすことができるので、見るたびにデザインが変わります。

吹き出しや掲示板には、コメントを書くことができます。

PANTRY2号機

設置後3日で早速書かれました。

コミュニケーションボート

どれも嬉しいお声、作り手と食べる人が繋がる仕組みです。
食べた人が作り手に対して、コメントをくださると、もっと美味しいものを作ろう!いいものを作ろう!という意欲に繋がります。

コメントをいただくとinstagram ( @pantry_coneru)にてお返事しております。ぜひ、お立ち寄りの際はコメントを書いてくださいね。

---------

飲食店、自販機専用食品の商品開発、小ロットOEMにご興味のある方、新しいビジネスを検討されている方、ご相談、質問などありましたらお気軽にメール、Twitter DMでメッセージください。


よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは、これから飲食店や菓子製造の小商いをしたい人のためのシェアキッチンの運営に役立てます。