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オンライン・コミュニティの実験場をつくる構想(4)〜コミュニティ・マネジメントチーム

コロナを受けて立ち上げた、働き方、コミュニティ、イベントなどをオンラインシフトする実践知を共創するコミュニティを、アウトプットを主軸とするグループ運営体制に本格移行する構想について書きます。

前回はイベント記事化チームについて書きましたが、今回はオンライン・コミュニティを立ち上げや運営を方法論化するチームの構想について。

アウトプットの目的と目標

当オンラインコミュニティの目的は以下の2つに定めており、このチームは2つ目の、オンライン・コミュニティの方法論化を実践します。

1)オンライン・シフトの実践知を共創する
2)オンライン・コミュニティ構築・運営を、誰でも活用できる実践的な方法論に落とし込む

今後、対面で会ったことのない人々と立ち上げ、全てをリモートで運営する"オンラインネイティブ"なコミュニティが、エンジニア以外の世界でも増えるでしょう。

そのような未来に対し、自らが実践者となり、価値あるオンラインコミュニティを増やすことに貢献したいと考えます。

1. 自らが実践者となり、方法論を創り出す

まずこのオンライン・コミュニティが実践者として得た知見を、成功事例だけでなく失敗も含め学びとして共有します。

また、自らコミュニティを立ち上げる人々に運営に入ってもらい、様々な施策を実験する場として活用してもらいます。

全てのプロセスを記録して誰でも使えるように言語化・フレームワーク化し、それをさらに実践で活用することで洗練します。

そうして出来た成果物はオープンソースのように、誰でも使えるように公開します。

2. 実験場を提供し、実践者をつくる

これから自らのコミュニティを作ろうとする人に運営に体験してもらう場も提供し、自分が考えた施策を実験してもらい、新たな知見を創出するとともに、スキルを体得して頂きます。

それにより、成功確度の高まった新たな実践家を輩出したいとも考えております。

方法論化するもの

例えば以下のように考えています。
実践する中でより具体化していくでしょう。

・基本的な「コミュニティ観」
・コミュニティの発展段階
・文化をどう設計、醸成する
・コミュニケーションのツールと方法
・プロセスとシステムの構築と運用
・マニュアルやテンプレートの整備
・改善のサイクルづくり
・自走させる設計とファシリテーション
・健全性を維持するための仕掛け
・多様性と自己変革を保つ仕掛け
・発信やコラボのガイドライン
・自律と統制のバランス、等々

チームの基本構成

今後コミュニティの実践家になろうとする人々に、インターンのように参画してもらいたいと考えています。

そこに、各アウトプット・チームを横断して「ちょい噛み」する参画者のプールに属する人で、コミュニティ運営に関心ある人が、プロジェクト単位で取り組みに参画することを想定しています。

多様な「コミュニティ」に応じたアドバイザーを招く

一口で「コミュニティ」と言っても、バックグラウンドが異なれば、違うものをイメージしている可能性が高いです。

プライベートなものもあれば、コミュニティマーケティングのようなビジネス目的のものもあります。プライベートも、ビジネスよりのものもあれば趣味的なものもあるでしょう。公共文脈でのコミュニティはまた毛色が違います。グローバル、エンジニアなど、属性の違いによっても性質が異なるでしょう。

それら全てはカバーしませんが、コミュニティ・マーケティングや、グローバルなコミュニティの実践家には、アドバイザーとして入ってもらいます。また、コミュニティを学術的に研究している人にも入ってもらおうと考えます。

参画頂きたい方と、参画ベネフィット

今後自分のコミュニティを立ち上げる人々や、既に立ち上げていてより良くするやり方を体得した人々に参画頂ければと考えます。コミュニティの作り方に興味があるという人も歓迎です。

自分の考えた施策をリアルな場で実践し、専門家からアドバイスを受けられることと、志を同じくする実践者コミュニティの中で相互に刺激とフィードバックを受けられることがベネフィットです。

オンラインコミュニティについてもゼミを開催し、専門家から方法論を学び、実践から浮かび上がった課題を解決する具体策を議論し、それをまた実地で検証するサイクルを回します。

単に実践して終わりではなく、その方法論を自分なりに言語化やテンプレート化することで、学びがより深いものになるでしょう。そうして、自分でもコミュニティを成功裡に立ち上げ運営できるようになって頂きます。

運営やプロジェクトへの参加方法

まずは実践する本気度の高い人のみからなるグループをつくり、運営に関する様々なイシューについて議論しながら、具体策を考え、実践していきます。コミュニティ全体の各種アウトプットに関与するグループに入って頂いた人々にも、プロジェクト単位で参画してもらいます。

コミュニティの実践家からコミュニティ運営を学ぶゼミも実施します。このゼミもライティング・ゼミと同様に有償になります。その理由は、1)プロの仕事には対価が必要(非営利なので収支は施策単位でバランスさせるため)、2)本気の人をスクリーニングする、ことにあります。

但し、コミュニティ運営の方法論化は、イベントや記事のように分かりやすい期限や成果物があるわけではありません。オンライン・非同期のディスカッションと、定期的にオンラインミーティングを組み合わせ、様々な施策を企画・実施し、それを文章、テンプレート、システムなどに落とし込みます。

まずはグループにご登録下さい

近いうちにfacebookグループ上のコミュニティで説明会の案内をするので、もし少しでもご興味ある方は、下記にご登録いただければと思います。

ご紹介:オンラインセミナーの方法論をまとめた書籍

様々な知見をまとめたのでよろしければご覧ください。


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