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[インタビュー] ピサロ、ミュンヘンへの想い

ばいやんのレジェンドであり、新アンバサダーを務めるクラウディオ・ピサロにとって、子供の頃に好きだったクラブはどこか、そして、なぜ彼の馬が「ミュラー」や「オクトーバーフェスト」と呼ばれているのか、ばいやん公式のインタビューで語ってくれています。

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

クラウディオ、失われた息子が戻ってきましたね...
(笑)。ミュンヘンに戻ってきて、FCバイエルンと一緒にいられることをとても嬉しく思っている。いつかまた来ようといつも思っていたんだ。FCバイエルンはいつも家族と呼ばれてるが、そのように感じている。初日から私はクラブと街にすっかり惚れ込んでしまっていた。

どれほどあなたはバイエルン人になっていますか?
とてもオクトーバーフェストが懐かしい。そして、ミュンヘンに着いてすぐにシャーフコプフ(「羊の頭」の意でトランプゲームの一種) の遊びを覚えようとしたね。チームに溶け込むには、それが一番だと思ったんだ。最初の頃は高いお金を払って習い事をしていたよ(笑)。だけど、シャーフコプフについては、みんなすぐに定着したね。

あなたの子供時代やリマでの青春時代を教えてください。何があなたを駆り立てたのか、如何にして今日のあなたになったのでしょうか?
私は昔からサッカーが大好きだった。今までずっとね。当初は海軍に所属していた小さなサッカークラブでプレーしていた。父が海軍に所属していたこともあってね。その父は、私にさまざまなスポーツを経験さてくれて、いつもやる気にさせてくれた。それからサッカーやテニスがどんどん上達していったが、14〜15歳の頃には、やむを得ず、時間的な制約から2つのスポーツのどちらかを選ばざるを得なくなった。その時、私の心はサッカーだと言ったが、それは正しい決断だったと思う。

子供の頃はどうでした?応援していたクラブなどはありましたか?
それは興味深い質問だね。私が小さい頃、ここペルーではドイツやイタリアのリーグがたくさんテレビで放映されていた。だからこそ、FCバイエルンは子供の頃から私のクラブだった。私はバイエルンが大好きで、家ではいつもテレビの前で応援していた。あとはインテル・ミラノも好きだったね。好きなのはこの2クラブだった。ただ、残念ながら私はユニフォームを持っていなかった。当時のペルーでは手に入らず、見かけることはなかった。でも今日では違うね。

あなたの母国や中南米で、FCバイエルンはどのように見られていますか?
FCバイエルンは、ペルーで長い歴史を持っており、先ほども言ったように、私は子供の頃から応援することができた。ミュンヘンでプレーしていた頃は、ペルー国中がいつも見ていたし、今でもクラブの人気は高い。ブンデスリーガ全体の人気は高いね。もちろん、このトレブルはFCバイエルンがいかに偉大なクラブであるかを改めて示す重要なシグナルとなった。この成功で、さらに人気が出るのではないだろうか。

バイエルンではどの選手が人気でしょうか?
みんな高く評価されているけど、もちろんトーマス・ミュラーは世界中で特別な選手だね。マヌエル・ノイアーは、ロベルト・レヴァンドフスキと同様に全てのサッカーファンを魅了し、アルフォンソ・デイヴィスもまたペルーのファンの心を揺さぶっている。昔はバスティアン・シュバインシュタイガーが人気だった。ワールドクラスの選手になれば、世界中どこであっても人々のハートを射止めることができると思うよ。

ペルーにはたくさんの競走馬がいますね。その中でも、最も成功を収めた馬は「ミュラー」と呼ばれているというのは本当ですか?
そうだね。でも売ってしまったんだ。それだけの成功を収めたが故に、興味を持ってくれる人がたくさんいたからね。その馬は、アルゼンチンから来たんだが、不思議なことに、重要な3大会で勝利し三冠を達成した。私はドイツ語が好きだから、馬にドイツ語の名前をつけるのが好きだよ。でも、実は、私はトーマスとプレーする前からこの馬を所有していた。このミュラーという名前は、偉大なゲルト・ミュラーにちなんで命名したものだったんだ。ほかにも、「エル・カイザー」「ウリ・ヘーネス」「ドン・ユップ」という名前の馬もいたし、「チームガイスト」「メルケル」「オクトーバーフェスト」なんていう名前の馬も持っていた。ペルーの人たちはそんな名前を聞いて喜んでいるよ。みんな意味を聞いてくるし、とっても興味津々なんだ。

ペルーで、トラハト(ミュンヘンの伝統衣装)を着たことはありますか?
まだだね。でも、ペルーでは毎年、小さなオクトーバーフェストが開催されるから、いつかトラハトを着て行ってみたいと思っている。これまでその時期は、いつも私はミュンヘンにいた。楽しみにしているよ。

▼元記事
https://fcbayern.com/cTKe2

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