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シュネラー「キャンパスのキーパーは皆、ノイアーを手本にしている」

—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

試合開始21分。ロングボールが、相手フォワードのサーロード・コンテーに通ったかに見えた。0:1と先制されるところだったが、その瞬間、あっという間にボールはクリア。何が起こったのだろうか?この日、最後は2-0と勝利を収めた1.FCマクデブルク所属の、このストライカーの動きは速かったが、FCバイエルン・アマチュアのGKの反応もまた早かったのだ。GKタレントのルーカス・シュネラー(19)は、普段通りにクリアを見せ、ペナルティエリア内で雄叫びを上げた。

FCバイエルン・セカンドチームの背番号23は、3部リーグでここ最近の6試合に出場し、ロン・トルベン・ホフマンとアレクサンダー・ニューベルが負傷離脱したことで、トップチームにも参加した。 fcbayern.comのインタビューで、ミュンヘン出身の彼は、激動の数週間、タイトル獲得、マヌエル・ノイアーについて語ってくれた。

セルヴス、ルーカス。アマチュアチームは、マグデブルグに敗れてホーム2連敗となりました。どのようにして、成功への道のりを見つけることになりますか?

僕ら自身、激動のシーズンになるだろうと想像していたとはいえ、スポーツの世界で、これは決して簡単なことではない。ここ数試合は接戦で、少しアンラッキーなこともあった。僕らは相手エリア内で、もっと説得力あるプレーを見せる必要があるね。

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この数週間、あなたにとって、様々な出来事がありましたね。すべての出来事を消化し終わりましたか?

僕にとっては大きく適応する必要があった。今シーズンの開幕前にU-19からアマチュアチームに昇格し、この5週間は、アレクサンダー・ニューベルが負傷したため、トップチームのメンバーにも入っていたね。大抵はゼーベナー通りで練習し、週末はU-23でプレーしている。トップチームはもちろんレベルが高く、毎日最高の選手たちと練習している。あれほど高いレベルで張り合えるなんて最高の気分だよ。

2020年11月にロストックで行われた、アマチュアチームでの3部リーグデビューには、どのような思い出がありますか?

僕は間違いなくとても興奮していて、前日からソワソワしていた。愉快な気持ちと不安な気持ちが同居していたんだ。しかし、レフェリーが笛を吹いたときには、すべてが正常になっていた。あのデビュー戦は、すぐには忘れないだろう。

FCバイエルンとの契約も2022年まで延長されましたね。どのような経緯で、この決断に至ったのでしょうか?

ここ(バイエルン)で延長できたことは、僕にとって特別なことだ。僕はU-12の頃からFCバイエルンに所属している。すべての若い選手にとって、ここで3部リーグのサッカーができるというのは、とても良いことだと思う。他のセカンドチームにはないものだ。さらに、成績が良ければトップチームと一緒に練習する機会もあるんだ。ここの環境は最高だよ。

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12月の初めには、初めてトップチームに召集され、それもチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦でした。それはどのような理由からでしたか?

"マヌ" がオフを与えられ、結果的に僕は第3GKとして帯同させてもらった。何とも言い表し難い気分だったね。いつもテレビで見ている選手たちが、飛行機やバスで隣に座っているんだ。ロッカールームに入ると、そこにはチャンピオンズリーグのロゴと自分の名前が入ったシャツがあって、スタジアムではアンセムが流れている!誰もが経験できることではないよ。

そして、2021年にはドーハで行われたクラブワールドカップにも参加しましたね。この大会での経験から何か学ぶことはありましたか?

もちろん、忘れられない経験になったよ。しかし、これはきちんと理解しておかなければならない。僕はチームを埋めるだけで、自分のパフォーマンスでタイトルに貢献することはできなかった。とはいえ、あらゆるステップや、チーム参加、トレーニングセッションは、僕のような若いプレーヤーにとって非常に役に立つものだ。これは僕にとって特別な出来事で、たくさんのものを得ることができた。

世界最優秀GKであるマヌエル・ノイアーとの仕事はどうですか?

面白いことに、僕はU-14からU-17まで彼のボールボーイだったので、とても長い間お互いを知っているんだ。もちろん、ロッカールームやピッチ上で毎日顔を合わせている今とは違うけれどね。彼は素晴らしい人だ。マヌは僕に直接、「アドバイスが必要なときや、質問があるときはいつでも来てくれ」と言ってくれた。彼から、あらゆることを学ぶことができる。彼はGKのプレースタイルを完璧なものにした。彼は現在、最も完成度の高いキーパーだよ。

あなたにとって、ノイアーもお手本ですね?

小さい頃、オリバー・カーンが僕のお手本だった。しかし、それが数年後にはノイアーに変わったよ。カーンの時代は、今とはGKのプレースタイルが異なっていたね。

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あなたのプレースタイルは、どのように表現できますか?

攻めの姿勢はもちろんだが、ボックスの前で守ったり、ボールを回したりしたいと思っている。それがキャンパスの哲学でもある。そこにはマヌエル・ノイアーが代表的な例として挙げられ、トレーニングもそれに基づいて行われているんだ。キャンパス内のGKはみんなノイアーを見習っている。また、自分のスタイルを少しずつマヌに合わせるようにしている。なぜなら、このプレースタイルは世界で最も優れているからだよ。

今シーズン、FCバイエルン・アマチュアにとっての可能性は?

3部リーグは、誰が誰にでも勝てるリーグであり、順位は常に拮抗している。熾烈なリーグなので、多くのAユースの選手を抱え、新たにメンバーも入れ替わった若いチームにとっては、大きな挑戦だ。後半戦では巻き返しを図り、中位に食い込めるようにしたい。今シーズンは、多くの可能性を秘めているよ。毎年のことだが、目標はリーグ残留だ。3部リーグの素晴らしい環境、つまりプロレベルで戦い続けることだね。

▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/03/amateure-interview-mit-lukas-schneller


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