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[独占インタビュー] フリュヒトル、2部リーグでの武者修行に秘めた思い

実践経験を積むため、ばいやんII(3部)からニュルンベルク(2部)への期限付き移籍を決めた、GKフリュヒトルのインタビューです。

—— 以下、翻訳 (インタビュー全文)

**Transfermarkt: **やあ、フリュヒトル君。まず最初に一番大事な質問だ。さっきお昼は何だった?

**フリュヒトル: **麺料理と肉を少し、魚、あとは野菜だね。

**Transfermarkt: **ニュルンベルクに移籍して最初の数週間はどう?

**フリュヒトル: **充実してるよ。チームメイトは僕をとても快く迎え入れてくれたからね。彼らとは、ピッチの外でもたくさんお喋りして楽しんでいるよ。素晴らしいチームに巡り会えたよ。

**Transfermarkt: **ニュルンベルクとばいやんの一番の違いは何だと思う?

**フリュヒトル: **もちろんばいやんでの試合の方が少しテンポが速い気がするね。でもそれは、それぞれのリーグを比べれば驚くことでもない。

**Transfermarkt: **自身の成長のために、一時的にでもばいやんを去る必要性を感じたのはいつ?

**フリュヒトル: **実際には1年前かな。当時は所属していたセカンドチームが3部へ昇格したため、僕はもう1年チームに残った。そして、昨シーズンそこで優勝したが、残念ながら2部への昇格は叶わない。そうなると状況は変わってくるね。僕はよりレベルの高い環境で試合経験を積むことを望んだ。そして、それがニュルンベルクでできることを願っているよ。

**Transfermarkt: **君のような若いキーパーにとって、ばいやんでノイアーの控えにいるのは、幸か不幸かどう思う?

**フリュヒトル: **その選手がどのポジションかにもよるんじゃないかな。僕にとっては幸運だったよ。僕は若いキーパーとして、彼から学ぶことはとても多かったからね。ベテランのキーパーでさえ、彼から多くを得ることができると思う。僕のようにユース上がりの選手はもちろん出場機会が欲しい。そのため、まずは沢山のことを真似するところから始める。ばいやんでは、誰がナンバーワン、ツー、スリーか比較的ハッキリしているからね。

**Transfermarkt: **具体的に、ニュルンベルクへのローン移籍で何を求めている?

**フリュヒトル: **個人的にはもちろん試合に出たい。そのために、実力を付けないといけないし、練習でも努力が必要だ。僕はクラブのために、決められた目標を成し遂げられる力になりたいね。たとえプレーする機会がない時でも、頑張ることに変わりはないよ。

**Transfermarkt: **君は、これまで正GKを務めるクリスティアン・マテニアと正GKの座を争うことになるけど、自身の強みは何だと思う?

**フリュヒトル: **監督は足元の技術を必要としている。それは、ばいやんでも同じだった。その点、僕に分があると思う。だが、足元のプレーだけでなく、ボールを止めることも大事だ。むしろキーパーにとってはこちらの方が重要だね。でもやはり、最終的に誰に決めるかは監督次第だ。

**Transfermarkt: **君のローン期間は1年間で合っているかな?

**フリュヒトル: **はい、そうです。

**Transfermarkt: **ニュルンベルクで、更に長く頑張る可能性はある?

**フリュヒトル: **それは今後の状況がどうなるか次第だね。もしそうなるなら、僕はまず、ばいやんとの契約を延長しないといけない。クラブ間で調整を済ませ、ばいやんは僕と話し合うことになるね。僕との契約延長を希望しているか、そうでないかをね。

**Transfermarkt: **君とともに、ばいやんのオフェンスのタレント、サープリート・シンもニュルンベルクへと移籍したね。事前にそのことは互いに申し合わせたりしてた?

**フリュヒトル: **いや、ニュルンベルクが彼に興味を持っていることは、メディアで知ったよ。どうなりそうか、彼にメッセージを送ったんだ。そしたら彼は、自分も加入することになりそうだと教えてくれた。

**Transfermarkt: **新たなスポーツディレクター、新たな監督、新たな選手たち、そして新たなシーズン。ニュルンベルクは、3部降格の手前まで沈んだ昨シーズンを払拭しようとしているね。今シーズン、クラブはどこまで行けると思う?

**フリュヒトル: **2部リーグは強さがとても拮抗していると思う。チームが上位か中位か、もしくは降格争いとなるかは、僅かな違いによって決まるだろう。また、チーム内で選手同士が互いをいかに理解し合っているかも重要だ。その点、僕らは良い状態だと思う。お互いをかなり分かり合えているよ。昨シーズンのような不安に満ちたシーズンは御免だ。上位も狙えるかどうかは、シーズンの行方を見てみないとね。

**Transfermarkt: **君の移籍元のクラブへ話を戻そう。ノイアーとの関係は詳しく言うとどんな感じ?

**フリュヒトル: **直球で来るね。マヌは凄い選手だよ。ウレ(スヴェン・ウルライヒの愛称)や、あとトム・シュタルケも同様にね。僕らは本当に良いチームだったと思う。当時、僕が上がってきたのが15歳の頃で、所属選手たちへ当然もの凄いリスペクトがあった。これがタイトルを勝ち取る選手たちなんだと。詳しくは言うまでもないね(微笑)。でも、ある時に気付いたんだ。僕らと同じ、とても普通な人たちということを。プライベートなことであれ、サッカーの話題であれ、普通に話せるよ。彼らはこれまでも、そして今も、いつも仲間を想っている。僕らは単にチームメイトというだけでなく、今や友人とも呼べる仲だよ。

**Transfermarkt: **君の友人ノイアーに対して、40歳より前に引退を勧めたりしてないかい?君の将来がうまく行きやすくなるようにと。

**フリュヒトル: **まさか、そんなこと言わないよ(笑)。結局は彼がどれだけプレーできるかだね。僕らはお互いをよく分かっている。でも、だからこそ彼は言わないと思うんだ。例えば、”僕は37歳までプレーする、そしてその頃、君は23歳で、ばいやんを背負うのに相応しい年齢だ”、なんて事はね。彼は自分自身をしっかり見て、彼自身のために決断するだろう。ばいやんや監督と同じようにね。その一方で、当然、僕は結果を残さないといけない。それがたとえ、ここ(ニュルンベルク)や、ばいやん、別のどこかであったとしてもね。様々な要因が絡み合っているよ。

**Transfermarkt: **ノイアーのほかに、ミュンヘンにはアレクサンダー・ニューベルという新進気鋭のライバルもいますね。どんな思いでこの移籍を見ていましたか?

**フリュヒトル: **ばいやんで背番号1を背負うのは、決して容易いことではない。そして、彼らは今後も常に移籍市場にアンテナを張り、どのキーパーが獲得可能かをチェックしていくことだろう。僕は、アレックス(ニューベルの愛称)は良い人物だと思ったよ。僕らは、お互いによく理解している。確かに今まであまり接点はなかったけど、彼はうまく合わせているね。かなりチームに馴染んだと思うよ。最終的には、僕らは2人とも結果を残さないといけない。そして、おそらく、より優れた方が、未来のばいやんのゴールマウスに立つことになるだろう。ばいやんが、もし別のキーパーを獲得した場合は、また話が変わってくるが。ただそれは誰にも分からないことだね。

**Transfermarkt: **ニュルンベルクを経て、ばいやんの正GKを狙うという、君の将来設計に変わりはなさそうだね?

**フリュヒトル: **いつかばいやんで背番号1を背負うのは、もちろん僕の夢であり目標だ。だが、ばいやんが何を望んでいるのかも見ておかなければならない。僕は、今シーズンを終えれば契約はあと1年だ。その後どうなるか、進展を見守ろうか。

**Transfermarkt: **君のお手本であるノイアーは、24歳でドイツ代表の正GKとなった。自身のキャリアの中で、代表の座をどう見ている?ただ、経験豊かなノイアーやテア=シュテーゲンを超えて大出世した選手は、未だかつて現れていないけれど...

**フリュヒトル: **結局は、常に結果を残さなければならないね。話してるだけでは何もならない。でもまずは、徐々に前進し目標に向かうことが大切だ。ニュルンベルクで良いシーズンを過ごすことでね。ここ(ニュルンベルク)や、ばいやんで、その後の進展は見てみないとね。もしくは全く別の場所かもしれないが。でもそれは分からないね。

▼元記事
https://www.transfermarkt.de/fruchtl-uber-neuer-amp-nubel-bdquo-naturlich-mein-wunsch-irgendwann-bayerns-nr-1-zu-sein-ldquo-/amp/news/369316#click=https://t.co/7TYVeFzJGl

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