身体の状態がわかりやすく把握できるのが血圧ですよね!
健康診断などでもよく測られると思います。
今回はその血圧についてのお話しです。
そもそも血圧ってなんでしょうか?
血圧は、心臓から送り出された血液が血管の内壁を押す力(圧力)のことです。
血圧には最大血圧(収縮期血圧)と最小血圧(拡張期血圧)があります。
いわゆる「上」とか「下」とかいうやつですね!
最大血圧が上で最小血圧が下です。
最大血圧は収縮期血圧とも言い、その名の通り心臓が収縮して血液を送り出す時の血管の内壁にかかる圧力のことです。
その逆で最小血圧は拡張期血圧とも言い、心臓が拡張した時に流れる血液が血管の内壁を押す圧力のことです。
もちろんですが、心臓が収縮した時の方が血管の内壁にかかる圧力は強く、心臓が拡張した時は血管の内壁にかかる圧力は収縮期よりも弱くなります。
最大血圧と最小血圧の正常値の目安は、だいたいですが最大は130未満、最小は85未満となっています。
血圧は血管の状態と血液の状態によって決まります。
例えば、心臓から送り出される血液が多いと血圧は上がります。
また、血管内の広さによっても変わってきて、血管内が狭いと血圧は上がりますし、広いと血圧は下がります。
その他にも血液量や血液の濃さ(ドロドロしているかどうか)、血管の硬さなどでも血圧は決まっていきます。
もちろんですが、血圧は身体の中で基本的にはコントロールされています。
一つの調節方法としては体液性調節があります。
これは腎臓で水分量を調節して血圧を調節します。
また、神経性調節という調節方法もあります。
これは身体の中にある圧受容器が血圧の異常を感じると脳にそれを伝えて、脳の延髄(心臓血管中枢)が心臓に正常に戻すように指示をし、心臓が調節します。
このような感じで身体の中で血圧は基本的にコントロールされています。
しかし、血圧が高い状態、いわゆる高血圧の状態になると動脈硬化を引き起こし、脳卒中や狭心症、心筋梗塞といった病気を発症することもあるので、しっかりと正常値に保っておく必要があります。
ちなみに私はつい最近、健康診断に行ってきたのですが、少し血圧が高かったので私も気をつけないといけないなとすごく思っています(笑)
身体の中にある全ての血管の距離を合わせると、一人分で約10万kmあります。
だいたい地球2周半です。
それだけでもすごいんですけど、そこに関わることだからこそしっかりと気をつけていきたいですね!