デザイン思考って?

だいぶ浸透してきいると思いますが、
念のため。

デザイン思考→design thinking

ここでいうデザインは、
大きく二つの意味があります。

ひとつは、
「かたち」を生み出すデザイン。
広告等のグラフィックデザイン
建築デザイン
製品のかたちをつくるプロダクトデザイン
などです。

もうひとつは、
問題提起を導き出すデザイン。
自分自身の感性を活かして、
ものごとを、広くみたり、
自分ごととしてみたりする中から、
根本的な「なぜ?」を見つけて、
そこから
新しい問題提起となるような
方向性を導き出すプロセスと
考えています。

どちらかというと、
デザインというより
アートの考え方の方が
近いのかなと思います。

そして、基本的な5つのステップによって、
商品やサービス、組織や部門に
イノベーションをおこす考え方です。

商品開発やサービス開発だけでなく、
組織や部門などあらゆる場面で
活用できますが、
幅を広げるとわかりにくくなって
しまうので、ここでは、
商品開発やサービス開発に絞って
お話しします。

デザイン思考には下記の
5つのステップがあります。

共感→問題提起→創造→プロトタイプ→ テスト

これらによって、
革新的な商品やサービスを
生み出す考え方です。

ここでひとつ
「手法」と「思考」の違いについて
お話ししますね。

「手法」は、
例えば、コスト削減や品質向上のための
標準的なプロセスがあって、
そのプロセスに沿って作業をすれば、
おおよそ誰でも成果が出せるものです。

「思考」は、
考え方なので、
デザイン思考という基本的な考え方を
自分たちのプロセスの中に
応用しながら組み込んだり、
さらに洗練させて自分たちのオリジナル
としてつくりあげたりするもの
だと考えます。

なので、
手法は、セミナー等で習得すれば、
おおよそ誰でも使えるようになりますが、

デザイン思考は、基本的な考え方は
理解できるようになりますが、
いい成果が出せるようになるには、
訓練や経験が必要と思っています。

逆に、全てのプロセスを把握しなければ
使えないか。。というとそうではなく、
部分的にも活用できるので、
自分たちのシステムやプロセスに
部分的に組み込んでオリジナル化
することができると思っています。

商品やサービスを開発する現場には、
0→1を生み出すようなこともあれば、
1→10という改良的な場面もあります。

また、
デザイン思考を人間中心デザインと
言うこともあって、
定量的なデータを参考にする場合もあれば
自分ごとととして考ることもあります。

全てのことにデザイン思考が当てはまるとは
限らず、臨機応変に活用するという方が
よいかもしれません。

今回は、デザイン思考とは?
について、前提をお話ししました。
次回以降で、デザイン思考5つのステップ
について、お話ししたいと思います。

では、楽しい未来をつくってくださいね!

弊社サイトでも、デザイン思考のプログラムをご案内しています。
https://www.interplanning.co.jp/designthinking.html


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