ふくや

【イケてる企業のC.I.(コーポレートアイデンティティ)を切る!】◆第11回:株式会社 ふくや

博多土産を創り上げた会社です。

第11回は、昭和23年に創業し、博多を代表する特産品"明太子を生み出したパイオニア”企業の福岡では知らない人はいない「株式会社 ふくや」です。

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ふくやは、「おいしいものは、必ず売れる」という想いを根底に、創業70年を迎え年商154億円を上げる「辛子明太子」を柱に、近年では大手外食チェーンとのコラボ企画、海外市場への進出など、積極的に新たな挑戦をしている会社です。
では、「ふくや」の「イケてるC.I.」の一部を紹介します。


【事業への想い/ふくやのこだわり】
「〇〇〇ひとすじ」の考え方
「おいしさ、味づくりの心、人の想い、お客様、博多」
【博多ひとすじ】*ひとすじの一部を紹介
「ずっと一緒に、もっと一緒に」

この街とあしたを見つめていたい。中洲に生まれ、博多に育てられたふくやだからこそ、博多への感謝の気持ちを忘れたくない。
そこでふくやは、博多と当社をつなぐさまざまな活動を展開しています。
創業者・川原俊夫が発案した「中洲まつり」をはじめ、「博多祇園山笠」や「博多どんたく」のほか多彩な文化・スポーツイベントをサポートしています。

【成長の理由分析】
まずは、創業者の"川原俊夫社長"の「1.モノの考え方=思想」と、その想いが詰まった「2.経営理念」と「3.企業姿勢=アイデンティティ」が素晴らしいです。

◆一つ目
初代 川原社長は、太平洋戦争で、沖縄戦(宮古島)に参加し、運よく生き残り福岡に戻って来られました。
そこで その助かった「命」をこれからは、人の為、社会の為に使うという想いから、明太子の生みの親でありながら、明太子の「商標登録」も「製法特許」を取らずに皆が参入できるようにして明太子(約1.400億市場)を博多を代表する特産品に育てた点です。
*この明太子の誕生秘話が、映画や舞台となり、企業ブランド効果は絶大だと思います。
*また 川原俊夫社長は、個人納税で過去 福岡県一位になられて亡くなられました。

◆2つ目
経営理念「強い会社、いい会社」が素敵です。
「強い会社」とは、企業が健全で確実に利益を上げ発展するパワーを備えた会社という意味です。
「いい会社」とは、お客さんや社員を含めた全てのステークホルダーを大切にし社会貢献する会社という意味です。
*中でも ふくやは、社員を大切にしている点です。会社に集う一人ひとりが、どんなステージに立った時でも自らの力で輝ける人間であってほしいという想いです。
*福岡では「あの会社(ふくや)は、いい会社やもんね!」と良く聞きます。

◆3つ目
「企業姿勢=アイデンティティ」が素敵です。
それは社内での"合言葉"に現れています。
「ふくやの合言葉ABC」
◎A:当たり前のことを
◎B:バカみたいに
◎C:ちゃんとやる
「新合言葉ABC」
◎A.新しいことに
◎B.ビビらず
◎C.チャレンジする
*この合言葉は「老舗ブランド」の伝統を守りながら、新商品(tubu tube/めんたいツナかんかん等)や新業態(明太子の卸/ふくのや)も積極的に開発している点に現れています。

◎しかし、昨今の介党鱈(スケトウダラ)の漁獲量の激減や、日本に於ける お中元・お歳暮の習慣が薄れ、市場が縮小していることから、企業としての新業態の開発推進が急務だと考えます。(*勿論 推進されてる事も理解した上で…)
◎また C.I.について一言いわせて頂くと、WEBサイト内にC.I.の記載が少ないので、新業態の整備のタイミングでC.I.の全面的な打ち出しをお勧めします。
世界に向けて「Made in HAKATA」ブランドを創り上げて下さい。

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