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嫌い、嫌い、大好き…!

「この子、嫌だ!嫌いー!」

今朝、娘をスクールへ送って行ったら、初対面の子がいた。娘は対面をちょっと楽しみにしていたようなのだけど、どうやらとある誤解と第一印象で「嫌い!!」と感じたようである。

素直に感じたことを口に出すのが長所でも、短所でもある娘。好き、嫌いをハッキリ口に出せるのは本当に凄いことだと感じる。私はいつも憧れる。一方で、その鋭過ぎる言葉にドキドキしてしまう時もある。

でも、娘は自分で自分の狂暴性に気付いてもいるのだ。小学1年生の時、こんな話をしてくれた事がある。

そして、小学3年生の時には、「嫌だ」と思う相手と向き合う方法を考えていたこともあった。

私だって、強い言葉を使ってしまうことはあるし、自分ができないことを人にやれ!というのも難しい。。。だから、娘とはこんな話をしている。

「言いたいことを素直に言うのは大切だよね。それは娘ちゃんの良いところでもある。でも、言葉でも殴る蹴るでも、相手を傷付けようとする“攻撃”は良くない。ママもギャーってなると、強い言葉使っちゃったりするけど、優しい言葉を使えるように、一緒に練習しよっか。あとは、どうしても嫌だ!って思ったら、その場から逃げるのも手だよ。相手を攻撃する前に、相手から離れるの。」

時々、娘に伝えている言葉

とはいえ、子ども同士の会話にはあまり口は出したくない。ちょっとドキドキする言葉を使っていても、アニメのセリフを使ったごっこ遊びの延長で、じゃれあっているだけの時もある。そういえば、小さい頃、弟と姉弟喧嘩してると、ロボットとか飛んできたけど、それに比べたら物投げてないし可愛いものかも?

考えてみれば自分も小学校時代は男の子から、「死ね!」とか「オニババ!」とか言われて、「うるせー!!死ぬまで生きてやるわ!!」とか返していた気がする。そして、男の子たちとのそういう激しい言葉の応酬より、女子たちに気付かないうちに嫌われて、仲間ハズレにされる方がしんどかった。人気者の女の子と仲が良いって理由で私が嫌われて、その子と喧嘩する寸劇したりしたの、なんか覚えてる。今思うと、なんだよ、その謎の寸劇。。。って感じである。

まぁ、そんなこんなでヒヤヒヤしながら見守っている。だけど、やっぱり、傷つく人もいるから、心が痛くなる日もある。

“大丈夫だよー!うちの子と、娘ちゃんの初期の頃、覚えてる?めっちゃ喧嘩して、嫌い!嫌だ!って言い合ってたじゃん。なのに、今じゃすっかり仲良し◎こどもなんて、喧嘩してたって、タイミングが合えばケロリと仲良くなる時期がくるのよー。”

娘のお友達のお母さんである友人の宝物のような言葉

そんな心を痛めていたある日。私が娘の心配をしていたら、オルタナティブキッズ育成歴9年目?の友人が、あっけらかんと言ってくれた言葉がある。さすが中3のお兄ちゃんの時から、9年も子どもたち二人の成長に合わせて、居場所を変えてきた、母の視点は軽やかである。タイミングが合えばケロリと仲良くなる時期が来る!!大人でも、疎遠だった人といきなり仲良くなったり、仲良かった人と気付いたら疎遠になったり、タイミングに合わせて人間関係は変化している。

傷つく言葉も人によって違うし、同じ人の中でも変化したりする。「この言葉、傷付く。。。」と感じていた言葉が、ちゃんと向き合ってみたら、宝物のような言葉になることもある。なんなら、人間は逞しいので、傷付いても回復すると、前より強くなっていたりする(こともある)。

もちろん、意図的に相手を傷付ける言葉の暴力を自分が与えるのも、相手から喰らうのも、なるべく避けたいけどね!!“過剰に”心配する必要は、ないのかも知れないなぁ。なーんて、ごちゃごちゃ、考えていたら娘が帰ってきて言った。

「ママ、聞いてー?あの後、何が起きたと思う??あの子、ポケモンのこと好きでねー!ポケモンの話してたら、気付いたら、仲良くなってたんだよ!!」

もう仲良くなったんかーい!!タイミング早過ぎじゃね?笑 まぁ、でも、私も3日前にはしんどかった人間関係が今はハグしたいくらいの仲(たぶん!)になってたりするもんなぁ。やっぱり“過剰に”心配する必要はなかったみたい。ちゃんちゃん。

(この記事は娘の許可を得て、彼女の校正後に公開しています。)



3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎