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Marginaliaを聞いて/高木正勝さん

みなさんは高木正勝さんをご存知でしょうか。
おおかみこどもの雨と雪の楽曲を作っている方です。
是非Marginaliaを聞いてみてください。以下は私が音を聞いてイメージできる光景を記しています。
もし聞いた方がいれば、コメントください:)お話ししましょう!

Marginalia#1
何かが始まりそうな感覚。これから先に起きることが不安だけれど、立ち向かうしかない。小さな体で精いっぱい背伸びをしている音楽だ。たまに大人っぽい音色が響いて子供だと思っていた対象とのギャップに驚かされる。よちよち歩きをしていたと思ったらいつの間にかスキップになっているような。少しずつ変わる音楽の表情に耳が離せない。
Marginalia#2
耳を澄まさなければ聞こえない自然の声。雨が降ったり風が吹いたり太陽に照らされたり、同じ場所にずっといるけれど景色はすさまじい勢いで変わっている。私から見たら、穏やかなように見えるけど、当の本人はこの状況の流れをどっしりと構えている。静かだけど、内に秘めているものは燃えている。そしてこの魂は決して消えない。
Marginalia#3
朝の挨拶の時間。一日が始まるわけだけど、まったりしている。朝起きて伸びをして、その延長のまま朝の支度をしている。まだまだ眠気はあるけど、太陽の光に心地よく目を覚ましてもらった感覚。今日一日、何が待っているのか少し期待している自分がいた。
Marginalia#8
この曲を聴いて夕方の真っ赤に染まる草原を歩きたい。朝のような小鳥のさえずりが聞こえるけれど、景色はもう夜の準備ができていて少し戸惑っている。このまま、あいまいな時間が続けばいいのにって思いながら、目の前に広がる瞬間を写真に撮りたい。嫌なことは全部、部屋に置いてきてカメラだけを持っている。この世界で誰よりも私が身軽に思えてきて少し笑みがこぼれる。