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コンディショニングについて

身体は基本的には良い方向へ、
快方に向かって働いてくれていると考えています。

ケガをしてむくむのも、炎症を抑える(冷やす)ため

出血してかさぶたができるもの、キズを塞ぐため

体調が悪いときにお腹が空かないのも、自己免疫力を働かせるため

それでも治りが遅い、完治せずとも長く違和感が残るは、不調後のケアの仕方に要因があると考えられます。

前述したように、体調が優れないときこそ栄養を!と無理に食べ過ぎて、
栄養過多で内臓に負担をかければ、快方に向かわないのは当然のことです。

痛みについても同じことが言えると思います。

私はコンディショニングトレーナーと12年目を迎えました。
これまでにヒザや腰、肩などの関節や筋肉のハリやコリ、喉の違和感などの不定愁訴まで様々な悩みを抱えたクライアントと向き合ってきましたが、

はじめての方の多くは、
どうしても痛みをなんとか解消したいと、
患部をグリグリ押してしまったり、
無理矢理に引っ張ったり(ストレッチング)してしまう方が多く見受けられます。

確かに即効性があり一時的に緩和できます。
でも、それはやはり一時的です。
痛みに対して、異なる強い刺激を加えた荒療治とも言えます。

私がコンディショニングを行うときに意識しているのは、痛みをなくそう!消そう!というものではありません。

その日、その時、その人の身体と向き合い、

動いていない筋肉や関節、逆に動き過ぎて代償している(トリックモーション)部位を修正しながら、身体を正しく動かしていきます。

身体には元来、「動く」「動かす」=運動で、
身体を調整する機能が各組織に備わっています。
筋肉しかり、関節(骨)、皮ふなどにもです。

当然闇雲に、無理無茶無駄に動かしても意味がありません。

適切に適度な運動=刺激、を加えることが肝心です。

運動に関してはまた別の記事で整理させていただきますが、

まとめると、

コンディショニングは身体元来の機能に働きかけ、その結果、痛みや違和感が解消されていく道筋を立てて実施していくものです。


では身体の機能を取り戻す、
適切で適度な「運動」とは・・・

次号に続きます

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