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写真で導く旅の記憶(2)クライストチャーチ, NZ(2004年)

2度目のニュージーランド(以下「NZ」)訪問は2004年、転職前に時間を作ってクライストチャーチにある語学学校のTOEIC講座に参加したときです。

1999年から2000年にかけて1年の滞在を終えNZから帰国するときは、何の未練も後悔も無いと思ったものですが、日本に帰国して何年か過ごしていると、NZでのゆったりとした・・・今でこそ日本でも「ライフワークバランス」という言葉がありますが・・・「生活も楽しむ」といったNZの生活がとても懐かしく感じました。暮らしているときは、パソコンの修理も思うようにできない”田舎”にうんざりしていたはずなのですが、不思議なものです。

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今回の1枚は、クライストチャーチのシンボルクライストチャーチ大聖堂です。あまり大きくはありませんが、石造りの美しくも可愛らしい建物です。完成したのは1904年なので、言うほど歴史のある建築物ではありません。

大聖堂の見学はしているのですが、当時は「どうせ住むのだからまた機会がある」と尖塔に登ることはしませんでした。そして2011年。残念ながら地震で大きな被害を受け、修復には多大な費用が掛かるため取り壊しが決定したのです。尖塔が崩れ落ちた映像を見たときに、「なぜ私は登ってみなかったのだろう」と、とても後悔しました。

2013年には日本人建築士により代替えとなる教会が徒歩5分ほどの場所に建築されましたが、なんとその教会は紙素材で作らているそうです。NZと同じく地震の多い日本は木造建築が多いのですが、このクライストチャーチ大聖堂は建設中に3回の地震により建築を阻まれているのに、それでも建てるという・・・Kiwi(キウィ=ニュージーランダー)は日本人よりも頑固なのかもしれませんね。

次にクライストチャーチを訪問するとき、どのような大聖堂を見ることができるのか、とても楽しみです。

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タイトル画像に使用したこちらの写真は、私が下宿していた家からも近いハグレーパーク(Hagley Park)の桜並木を写したものです。確か公園の北側にある道路沿いにソメイヨシノに似た品種がかなり長い距離で並んでいたと記憶しています。

NZは日本同様、四季を感じることができる国ですが、夏と冬が逆転しているため、この写真を撮影したのは9月下旬と思われます。プリントした写真、この色合いからして・・・2004年も私は、フィルムカメラ(EOS100)を使っていたんですね。

NZは、私が「永住したい」と心から思った国の一つです。

次は、ミルフォードサウンドトラックを歩く、ホビット村を訪問する、キャンプをする・・・を目標にしたいな。

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