いざという時に立ち往生しないために

画像1

さて、改めて大事だなと思い

今年も年始早々、相続手続きのご相談がありました。
私自身祖母がなくなって、法律上の問題はさておき、手続きやお金の支払いなどで非常に煩わしいことが多く、手間取ったことがありました。
それまでは私自身が当事者になったことがなかったのでわからなかったことなのですが、成人してからの身内の葬儀などは初めてで、法的な観点以外に、実際家族がやらなければならないことは多くありました。

これを踏まえて、いざという時に困らないためにやっておくべきこと、というか実感として絶対おすすめのことを、今回受けた相談の中で聞かれたことも含め、もしかしたら皆さんも知らないことがあるかもしれないと思いそれについて書きました。

① 相続税について
相続税については、おおよそイメージとしては、持ち家を持っているのと預金や証券が1000万円以上ある場合には少し気を付けたほうが良いかなあというのか一つのラインです。
というのも、土地建物の財産的価値は、実際売れる金額とは違う基準で評価されるので、多くの方が気にされる相続税は一割以下の方にしかかかわってこないというのが実情ではないかともいます。
ですのでこれについてはそれほど心配されることはないかと思います。
税に関しては弊社所属税理士と対応します。

② 相続権、分配について
相続の分配は決まっているから大丈夫??
確かにそうなのですが、法定相続分というのがありますので、基本的には何も取り決めがない場合その法定相続分に従って分配をします。
ただ、私自身今回身内の相続を処理するにあたり、法律的権利的な問題と、実際現場で起きている問題が全く違うということが多くの人を疲弊させる原因であることを身をもって感じました。
「終活」が良いとも思いませんが、やはりとても大事だと思います。

③ 解決策
遺言が良いです。
が、やはり公正証書遺言が最高です。
ほんと最高です。

手続き面でやはり圧倒的に楽。
すぐに銀行手続きや土地の名義変更に移れますので、煩雑なことはごくわずかで済みます。
また、私もやっていますが、相続手続きについて、遺言執行者という手続きを行う代理人を定められるので、その方にいろいろと手続きをしてもらうこともできます。

ただし、公証役場での本人確認やその遺言の内容についての確認を丁寧にやるので、もちろん認知症の状態になってしまっている場合はできませんが、それ以外の場合は一度やるだけですのですごく楽です。
非常にお勧め。
今年は改正があり、自筆遺言もかなり簡易に作成できるようにはなりました。

④ 番外編
また、親と話すタイミングはどうしたらいいのか測りかねる。
というものも相談としてありますが、いつでも良いと思います。
まさに思い立ったが吉日、そんなの作るの嫌だ、といわれるかもしれませんが、やっておいたほうが良いことではあると思います。
まだ考えたことがないというのであれば考えるきっかけにして、生前贈与したほうが良いものをその手続きをするなど対応をしていければと思います。
今年も、個人向けにはそれぞれのライフステージに合わせたライフプランの提案をしていきます。
各種ご相談はこちらまで

今日も最高の1日を、
Goodluck!

CCMOコンサルティング
Creed会計事務所
徳川綜合法務事務所
ISKMA llc

石川裕也

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?