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野菜との同居生活に寂しさを知る【#心の柔軟体操】

(今日はさくっと)

夏休みを目前に、冷蔵庫の中身を減らす作業をしている。扉を開けると、お野菜がつやつやと鎮座していた。安くてうっかり連れて帰って来てしまった方々だ。

茄子とししとうは、美味しく煮浸しにしよう。白菜、明日あたりに何とかするから、もう少し待ってて。大葉、君がいたのを忘れていたよ…。

野菜との無言の会話。それなりに良くなった手際で料理っぽくしていく。華やかではなくても、なんか旬っぽさを大切にしている。働き出すと、季節を味わう余裕もなくなる。

学生の頃は、社会人になる自信がこれっぽっちもなくて、漠然と不安だった。ちゃんとやらないと大人じゃないと、どこかで思っていて、自分の面倒を見れる気がしなかった(きっかけは明確にあるけど)。

いそいそと食べはじめた。みょうがに夏を感じる。茄子はいつ食べても美味しい。豆腐とザーサイと辣油は合う。

すっぽり胃に収まった。

料理って、量が減っても増えても、多少の差なら労力はほぼ変わらない。そうなると、一度にある程度のボリュームを作りたくなる。

一人暮らしって、その一度つくった料理を消費していくゲームみたいなものだな。なんて思った。一人を鮮烈に感じる瞬間でもある。

一人と、野菜たちとの暮らし。

みょうがと胡瓜とささみの和え物、明日で三日目だ。美味しいからいいんだけど。ずっと同じ人に食べられつづける料理の心境はいかに?

たまに友達を呼んでは、消費に付き合ってもらうけど、作る人と食べる人両方の立場からいって最高なので、また誰か遊びに来てほしいな。

日付:2019年9月4日(水)、執筆時間:約20分、場所:自宅、音楽:なし

振り返り:今日は心揺さぶられることと向き合うにはちょっと時間が足りなかったので、軽めのことをまとめてみた。

毎日、仕事の休憩時間にエッセイ?を書き続けている方をとてもリスペクトしており、毎日ではなくとも書いてみようと思い立ってみた。#心の柔軟体操 と名付けてみた。本当は心の筋トレにしたかったけど、既出だったので。出勤か退勤時に書ければいいな。

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