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楽しい仕事探し

毎月1日更新の本コラムですが、年末年始に差し掛かるので一足早く1月分をupします。
2023年、皆様ありがとうございました。

身近な人はもちろん、このnoteで繋がるあなたも、見ず知らずのすれ違う人も、これから出会うかもしれないまだ知らない人も、みんな私の認識の有無を問わず”繋がっている”ことを頻繁に意識したのがこの1年でした。

なので世界中の皆さまへ向けて、心から”今年もお世話になりました”と思っています。

2024年も皆様どうぞよろしくお願い致します。

今回のコラムのテーマは「楽しい仕事探し」です。
働くあなたにとって仕事は楽しいでしょうか。
これから就活をするあなたは、「楽しい仕事」に巡り会えるでしょうか。
そもそも「楽しい仕事」って何でしょうか。


仕事は楽しい?

社会人生活は、仕事に時間を多く奪われています。
だからこそ「仕事は楽しく」とか「自分の得意や好きを仕事に」という考え方が最近は多く言われるようになりました。
たしかにポジティブは気持ちで「働くこと」は大事だなと思います。

私自身もそんな考えに共感して、仕事を楽しいと思える角度を探してみようと思いました。
が、なかなか実際の所、仕事が楽しいとは思えません。
日々雑務に追われていて、やっかいな問題に直面したりして、次の休みを心待ちにしているのが正直な気持ちです。

そもそも私自身、仕事に対して”楽しい”という言葉自体違和感を持ってしまいます。
正直な所、8割くらいが煩わしいことや面倒なことだと思っているし、残りの2割くらいの中に仕事に対するポジティブな意識があるかもしれないというくらいの感覚で、それを楽しいという言葉では表現できません。
言うなれば、意欲的になれる仕事が少しあるといった感じでしょうか。

だからといって「仕事は楽しくない」と断言する訳でもなく、仕事が自分の人生を豊かにしていることは確かであるとは思っています。

仕事を楽しくできない自分

かつて仕事を”楽しく”できるようになりたいと私は思っていました。

「仕事を楽しむことって大事だよね」と、職場の人達にモチベーションをあげるよう働きかけてみたり、自分自身の仕事の取り組み方や考え方自体を見直そうと頑張ってみたり、自分の思いつくことは色々試してみました。

けれど現実は周りの人に変化はなく、自分の考え方もそう簡単には変えられないので、”仕事が楽しいわけないよね”という空気のまま。
なんだか自分だけが空回りしているようでした。
それを周りのせいにして転職しなきゃダメかもしれないとさえ考えました。

そもそも私にとって「楽しい仕事」って何なのか。
よく考えたら「楽しい仕事」に対して私は漠然としたイメージでしか捉えていなかったのです。

自分が働いていない時にネットやメディアを通して、仕事を楽しんでいるように見える人が沢山います。
そんな風に私もなれたらいいのにと漠然と思っているだけなのです。
でも現実は私の仕事の現場は全くの別世界にあって、日々の業務や課題に追われていて、憧れる「仕事を楽しんでいる人」とはかけ離れすぎていました。

私にとっての現実の仕事は、楽しいという概念に結びつかないという認識は簡単には変えられないのです。
きっと私は仕事を一生”楽しい”と言うことはないのかもしれないと最近は思うようになってきました。

それは決してネガティブな意味ではありません。
私にとって仕事は、本気で熱意をもって真摯に取り組むものというイメージ。
それに対して”楽しい”という言葉には、ゆとりや余裕のイメージがあるので、仕事に対して使う表現ではないだけのことです。
私は仕事に対して本気で熱意をもって夢中になれる時、私は仕事がとても自分にとって価値があるものだと感じます。
あえて言うなら、それが私にとって「楽しい仕事」と言えるのかもしれません。

仕事が楽しい人を探す

私の周りにいる人達は仕事を楽しいと思っているのか、少し気になりヒアリングをしてみました。

「楽しいですね」と即答する人は私の周りにはいませんでしたが、聞いた人は皆、興味深い話を聞かせてくれました。
質問した方は皆、それぞれご自身の仕事観を私に語ってくれたのです。

当たり前ですが、同じ現場にいたとしても、それぞれ役割も立場も、担う仕事も同じ人はいません。
仕事が星の数ほどあるように、その仕事を担う人の仕事に対する気持ちはみんな異なっていました。
みんなそれぞれの経験から色んな語りをくれましたが、みんな苦笑いしながら、素敵な笑顔で仕事について話してくれていたのが印象的でした。

振り返れば楽しかったと言えるけれど、当時はがむしゃらに働いていただけだったかもというような、そんなお話をくださる方もいました。

楽しいことを探す理由

仕事の価値観は人それぞれなので、楽しいと感じる人がいても、楽しいわけがないと思う人がいても良いでしょう。
楽しくなければいけないわけでもないし、楽しく感じてはいけないわけでもありません。
仕事は千差万別ですし、人の価値観もそれぞれなのだから。

楽しいことを探してしまう心理の奥底には、自分の人生を豊かにしたい気持ちの表れなんだと思いました。

「仕事」は自分の人生を豊かにできる手段の1つです。
ただ一方で、お金を稼ぐためだけの手段と考える人も多くいて、それはとても勿体ないことのように感じます。

人生を楽しく

働く時間はそこそこに、自分の時間を大事にしたいと考える人も多くいます。自分の人生の立場やステージによっても、自分が大事にしたいものや考え方は変化していきます。
きっと社会の変化や環境も自分の考え方に変化をもたらしていることもあるでしょう。

仕事以外にももちろん、自分を豊かにしてくれるものはたくさんあります。
何を選んでも間違いではありません。
あなた自身が何を大事にしたいかが重要なのです。
楽しいと思うことだって人それぞれ違うのだから。
色んなことを言う人はいると思いますが、自分で自分の正解は決めればいいのです。

自分を豊かにしてくれるものが思いつかないという人、「何か楽しいことないかな」と思う人は、まず仕事に向き合ってみることをお勧めします。
仕事は誰にとっても人生を豊かにできるツールなのです。
だから「仕事を楽しく」しようという人が沢山世の中にいるんだと思います。

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