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#16 LFCコンポストとの出会い

前回、LFCコンポストについて書きましたが、このコンポストが登場したのは、ちょうど私がコンポストについて興味を持ち始めた頃で、ネットで「トートバッグ型のコンポストが登場」という記事を見て、「うわ~これは画期的。見たことのない形で面白い!」と思ったことを覚えています。
 
そして、コロナ禍でステイホームが始まったのを機に、コンポストを始めたのですが、実は、最初は、昔からあるバケツ型のコンポスト(ぼかしコンポスト)から始めました。
 
というのは、このタイプは、家庭での生ごみ処理としては日本ではスタンダードなものなので、まずはそこからやってみようと思ったからです。
 
それに、30年ほど前にテレビ番組の取材(当時、テレビディレクターの仕事をしていた)ので、バケツ型を使っているお宅に伺い、使用中の様子を拝見させていただいたことがあったのです。 
記憶の中では、その方はとても上手に発酵(ぬか漬けのような感じの好ましい匂いだった・・・)させていらっしゃいました。「きっとあんな風にできるに違いない」と思って、バケツ型を購入してみたのです。
 
しかし、自分でやってみると、このタイプは、相当に手間がかかることがわかりました。
 
【バケツ型コンポスト(ぼかしコンポスト)のやり方】

 ●毎日、生ごみをバケツに詰めこんで密閉。時々、発酵促進剤もいれる。
 ●バケツの底に液肥がたまったら、下についている蛇口から出して、薄めて肥料として蒔く。(かなり強い発酵臭がします。)
 ●バケツがいっぱいになったら1~2週間熟成。(よってバケツが2個必要)
 ●その後、バケツの中身を庭に埋めてさらに熟成させる。
 
ということで、ずぼらな私としてはかなり格闘した結果、3か月ほどで継続を断念・・・
そこで、満を持して、LFCコンポストを取り寄せて始めてみたのです。
2020年11月、今から3年前のことでした。
 
やってみると、まず、においがあまりない(土のようなにおいがするだけ)のに驚き、かき混ぜるときもさくさくとしてストレスなく使えるので、生ごみ分解がとても快適であることに気づきました。(いや~それまでの苦労は何だったのか・・・)
 
生ごみを減らすという思いは同じなのですが、そのツールは確実に進化しているのですね。
 
さて、このLFCコンポストですが、今年で誕生4周年を迎えられたそうです。
公式HPによれば、これまでLFCユーザーが減らした生ごみの総量は約2977トン。
そのうち、今年の1~8月分が745トン、CO2削減量は366トンとのこと。
ひとりずつのアクションは小さくとも、集まると大きな力になっていきますね。
 
そして、LFCコンポストでは、他の様々なコンポストと協力することで、2030年には日本の1450万世帯がコンポストに取り組むことを目指しているとのこと。
 
大きな目標ですが、このくらいの数の人が取り組むようになると、日本のゴミの有りようが相当変わるはずです。ごみの焼却や収集の量が減り、焼却場の数も将来はもっと減らしていけるはず・・・
そうなれば、廃棄物処理にかけている税金を減らして他のことに使えるようになります。

そんな未来が来てほしいですね。
私も微力ながら情報発信していきたいと思っております~。
 
 
 
 
 

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