見出し画像

#15 トートバッグ型コンポストは面白い

コンポスト沼にはまって以来、日々、いろんなコンポストで生ごみ分解を楽しんでおります。
 
最近、人気なのが、このようなバッグ型のコンポスト。
数種類出てきていますが、こちらのLFCコンポストは細部までこだわった作りでとても使いやすいバッグです。
 
コンポストをトートバッグ型にするって、コンポスト史の中でも大きな進化ではないかと思います! 
狭いところにも置けて、簡単に持ち運びができるコンポストなんて、たぶん、世界でもあまりないのでは?
片手で持てるくらいのサイズなのに、1日400gの生ごみを1.5か月~2か月(ということは、18~45kgの生ごみ!)をいれられます。
 
中には、独自配合の基材がはいっていて、この中に生ごみを混ぜ込んでいきます。
すると、微生物たちが生ごみを分解しはじめ、その熱でバッグ全体がほかほか温まってきます。(冬はバッグにさわると手があったまります~)
その過程で、生ごみの大半を占めていた水分が蒸発していきます。
そして、生ごみは多様な微生物がリレーのように分解していくため、容積がどんどん減っていきます。
 
使ってみると、大きくはないバッグに本当に1か月以上の生ごみがはいってしまいます。
微生物たちは驚くほどの消化能力でもりもり食べてくれるんです。
 
気をつけることとしては、生ごみのサイズと水分量のふたつです。
 
生ごみが大きすぎると分解に時間がかかるので、「一口大」にするとよいです。(LFCコンポストの講座では「OK」の時の、親指と人差し指の丸くらい!と説明してくれました。)
私は大きい生ごみ(キャベツの外葉やブロッコリーの芯の硬いところなど)は、まな板の上でざくざく刻むようにしています。
慣れれば、ささっと簡単にできます。
 
水分量も大事。微生物の活動には水が必要です。
バッグの中が乾いてると、臭いもしないし、良いように思ってしまいますが、分解が進まず、生ごみが原型のままで保存されてるような状態になってしまいます。
(乾燥野菜が腐りにくいのと同じですね。)
生ごみの水分をあまり絞らず、水分を含んだままでいれると良い感じです。(ただし、下から水分がしみだしてくるのは多すぎですので、ご注意を!)
 
さて、LFCコンポストと、キエーロ型コンポスト(キエーロについてはこちら)との大きな違いは、分解後に堆肥ができるかどうかという点です。
LFCコンポストは、1か月~1か月半くらい生ごみを入れ続けると、基材が全体的に黒っぽくなってきて分解が進まなくなります。
その後、バッグ内で3週間熟成させると「堆肥」となり、野菜の栽培やガーデニングに使うことができます。
 
生ごみ堆肥は栄養たっぷりで、野菜の栽培にとても向いています。
庭の土の上に置いておくだけでも、土の中の微生物が増えてふかふかの土になっていきますよ~。
 
畑(ベランダ菜園も)好き、庭好きの方、集合住宅にお住まいの方には、とてもおススメのコンポストです。


 
 

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?