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#7 りんご箱でキエーロコンポストを自作した話といくつかのポイント

黒土で生ごみを分解する便利なコンポスト「キエーロ」(#5#6でキエーロについて解説)ですが、手軽に小さく始めるには、「りんご箱」を使うのもアリです。
 
りんご箱・・・なんともレトロな懐かしい響きです。
昭和の頃は、「りんご箱で作った本棚」などが、割と普通の存在としてあったように思います。
 
今ではりんご箱を目にすることはめっきり減ってしまいましたが、実は、今もりんごの輸送にはさかんに使われているそうです。
一つのりんご箱は生産されてから、畑の収穫作業、市場出荷、出荷を繰り返し、なんと30年以上も使用されるとのこと。
ずいぶん、長持ちするものですね。
 
そして、役目を終えたUsedのりんご箱が、実はネットで販売されているんです。
 
私の最初のキエーロも、中古りんご箱をネットで購入(たしか1500円くらい)して、作ったものでした。

ふたが今にもとれそうな出来栄え(^^;


ふたは、細い木材に百均で買った金属製の網(奇跡的にサイズがりんご箱にぴったり)をとめつけて作り、そこに家にあった大きなビニールを貼り付けるというなんともお粗末なものでしたが、DIY経験もないため、これでも考えに考えて、四苦八苦しながら作りました。
ただ、自分としては、りんご箱をアップサイクルできて、大満足な出来栄えでした。(後日譚:1年ほどでビニールが劣化してぼろぼろになりました。)
 
りんご箱でキエーロを作っている方は、ネットで調べていると他にもたくさんいらっしゃいますね。長年りんごをいれてきた箱でできたコンポストは、かわいらしく、また風格もあって素敵だなと思います。
 
これからやってみようという方もいるかと思いますので、いくつかポイントです。
 
① 箱に下に、レンガや木材などをいれ、下の床面や土から浮かせたほうが良い。
② キエーロとしては、少し深さが足りず、中にはいる土が少ないので、生ごみ多めのご家庭では、一つで全部処理するのはちょっと難しい。分解が間に合わない場合は、ちょっと投入を休む。(我が家も4人家族で生ごみ量が多く、途中で生ごみがさばききれなくなりました。できれば、2個あると交互に使えて安心ですね。)
③ 塗装すると長持ちする。
 

中古りんご箱は、長年、市場や出荷に使われているので、箱にチョークで数字が書かれていたり、板がところどころ黒ずんででこぼこしていたりと、独特な味わいがあります。
工作するにはとても楽しい素材ですよ。

さて、私の場合、このりんご箱キエーロを入口にキエーロ熱はさらに高まっていったのでした。その話はまた後日!


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