コンサートの曲について

こんにちは。
藍宙(あおぞら)作曲作品展「弦と詩(げんとうた)」や試験などのイベントが終わり、ちょっと腑抜けている近藤です。

今回は藍宙作曲作品展「弦と詩」で演奏された曲について触れていきたいと思います。

その前に藍宙がなにか説明していませんでしたね

藍宙（あおぞら）とは？

藍宙とは、近藤碧と後藤優典による作曲コンビです。
今回の作品展開催のために結成しました。
……まぁぶっちゃけるとこのくらいしかありません。これから形を変えてまた現れるかもしれません。

コンサートで演奏した曲の一覧

コンサートで演奏した曲の一覧です

前半
・四季の巡り（作曲：近藤碧）（再演）（ピアノソロ）
・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番（作曲：近藤碧）（改訂した上での再演）（ヴァイオリンとピアノの二重奏）
・From Rain〜For violin and piano〜（作曲：近藤碧）（編成を変えた上での再演（このバージョンの演奏は初））（ヴァイオリンとピアノの二重奏）

後半
・無言歌〜ソプラノとピアノのための〜（作曲：近藤碧）（初演）（ソプラノとピアノ）
・歌曲「花と月光」（作詞：後藤優典　作曲：近藤碧）（再演）（バリトンとピアノ）
・花と月光（作詞作曲：後藤優典）（再演）（混成四部合唱とピアノ）

ここから各曲について触れていきます！

四季の巡り/作曲：近藤碧

まぁ言わずとしれた(？)近藤碧の代表作です。
改めて解説しますかね
構成は4楽章、各楽章はかなり短く、自由な構成になっています。
春夏秋冬ではなく、冬春夏秋となっています。
雪がしんしんと降る様子を描いた第1楽章「雪の静けさ」
悠然と舞う桜、ゆったりと流れる川を描く第2楽章「夜桜と川」
ひぐらしの鳴き声から始まる第3楽章「夕立の声」
風が吹く海辺を想像させる第4楽章「海辺の風」
個人的には第4楽章が気に入っています。

ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番/作曲：近藤碧

この曲は、ヴァイオリン製作科講師の安冨先生からのリクエストもあって再演となりました。
再演にあたって少し改訂をしましたが、この曲自体習作的なものなのでそこまでパッとしなかったかな、なんて思います。
単一楽章ですが、もしかしたら加筆版として第2第3楽章などを足すかもしれません。（まだ検討中なので気が向いたらって感じです）

From Rain〜For violin and piano〜/作曲：近藤碧

出ました。今回の自信作。
未来の作曲家コンサートin東北2020にて選出されたホルンとピアノのための曲を、ヴァイオリンとピアノのために編曲しました。
当初の計画では、ピアノ五重奏のバージョンを出す予定でしたが、演奏者が揃わないという致命的な問題があったのであえなく断念。そこでヴァイオリンとピアノという編成になりました。
この曲、表現がかなり難しく、さらにはリズムも変則的なのでうまく噛み合わないということが起きてました。
まじで難しいんだね。というか初演時の奏者がいかにやばいかよくわかりました。

無言歌〜ソプラノとピアノのための〜/作曲：近藤碧

今回唯一の初演作です。
本当はもう少し初演作品を多くしたかったのですが、色々あってこうなりました。
歌詞がない、というのが大きな特徴で、さらに和声面もこだわりました。
演奏者の音域に合わせて書いたので、歌曲の中でも音域が高めかと思います。あとついでにいうとヴァイオリンのファーストポジションでも弾けるはずです（ちょっと移弦がめんどくさいところくらいはあるかも）

歌曲「花と月光」/作詞：後藤優典 作曲：近藤碧

ウィンターコンサートで初演したばかりではありましたが、再演していただけました。
実は初演時に出だしで大きなミスがあり、本人も気にしていました。
しかし、今回は大成功！良い演奏でした。
この曲は、同じ歌詞の合唱曲「花と月光」と合わせて初演されました。
そして今回に関しては連続して演奏。歌っていただいた方がよく混乱しなかったなとなりました。

花と月光/作詞作曲：後藤優典

今回のコンサートで唯一後藤が作曲した作品です。
もう1作2作くらい出せたら良かったなと本人も言っていました。
とはいえ、この作品も素晴らしいです。独学の割にはしっかりと掛け合いなんか入れたり、さらには転調もこだわっていました。（まぁ近藤が教えたのはありますが）
実を言うともう1作品合唱曲があるので、それの音源も出せたらいいかもな、なんて思いました。

終わりに

まずはここまで読んでいただきありがとうございました。
長かったですよね……てへ
ここまで読んで、ここってどうなのとかありましたらご連絡を
最後になりますが、このコンサートを開催できたのは国立音楽院宮城キャンパスの講師や学生、さらには地域の方々の助けもあったからです。
本当にありがとうございました。