マジシャン・コンプレッサー

プロマジシャンとして14年目。富山を拠点に全国で活動、ラジオパーソナリティーという顔も。4コマ漫画とエッセイに挑戦したくって毎月「コンプレッサー通信」を発行しています!コロナで映像出演・制作もお仕事になり楽しんでいます。趣味は食べる事、飲むこと、風景写真。

マジシャン・コンプレッサー

プロマジシャンとして14年目。富山を拠点に全国で活動、ラジオパーソナリティーという顔も。4コマ漫画とエッセイに挑戦したくって毎月「コンプレッサー通信」を発行しています!コロナで映像出演・制作もお仕事になり楽しんでいます。趣味は食べる事、飲むこと、風景写真。

マガジン

  • コンプさんの4コマ漫画

    マジシャンコンプレッサーの4コマ漫画。毎月発行しているコンプレッサー通信と、富山県氷見地域で発行されているミニコミ誌で連載しています。

  • コンプさんのエッセイ

    マジシャンコンプレッサーのエッセイ。活動を通じて感じたことを書いています。毎月発行している「コンプレッサー通信」で連載しています。

最近の記事

  • 固定された記事

毎月作っている文章や漫画をnoteで整理していくのもありかなぁと。

昨日ウォーキング中にYouTubeで「エッセイの書き方」と検索したら、 noteの人気クリエイターに聞く「#心に響くエッセイの書き方」という動画にヒット、聞きながら1時間半歩きました。 https://www.youtube.com/watch?v=F9vh9DcDnUU&t=3122s で、noteって面白そうだなぁと思い、登録してみることに。 先日亡くなられたマジシャン、ナポレオンズの小石さんの文章が好きで、同じマジシャンとしてすごく憧れ「あんな文章が書けるようにな

    • 4コマ漫画「たくさんのコインが出現!」

      • 人生初のマジックライブで学んだこと

        十年以上前、人生初の「単独自主ライブ」を開催、活動を飛躍させる大きな節目となった。 マジシャンになったばかりのあの頃、ステージの無い路上、泥酔の観客しかいないパーティーなど環境が整っていないところでの出演が多かった。 プロとしての現場力を磨くありがたい場ではあったけれど、ウケない理由を環境や観客のせいにしてストレスを感じることが多かった。 「場は自分でつくるもの」 落語家師匠のお言葉をきっかけに、自由に演出ができる、言い訳ができない環境で行う自主ライブの定期開催を決め

        • 4コマ漫画「カードマジック」

        • 固定された記事

        毎月作っている文章や漫画をnoteで整理していくのもありかなぁと。

        マガジン

        • コンプさんの4コマ漫画
          16本
        • コンプさんのエッセイ
          31本

        記事

          4コマ漫画「満席にするマジック」

          4コマ漫画「満席にするマジック」

          4コマ漫画「消えます」

          4コマ漫画「消えます」

          本物と偽物

          vol.71/コンプレサー通信2022年8月号掲載 一ドル銀貨を大量に使うマジックを演じたくってマジックショップにアクセス。 本物を買えば一枚九千円ほどの銀貨も手品用の偽物コインならば一枚六百円。 本物かどうかは関係のないマジックだからレプリカを注文してみる。 届いたコインを見てびっくり、本物を知らない人がみたら偽物だとは気づかないのではないかと思う仕上がり。 ずっと使っている本物の銀貨と見比べてみたら真新しい偽物のほうがキレイだと感じてしまい、九千円と六百円の価格

          4コマ漫画「マジックの楽しみ方」

          4コマ漫画「マジックの楽しみ方」

          本名あっての芸名

          vol.70/コンプレサー通信2022年7月号掲載 私の芸名はコンプレッサー。 活動してまもない頃、控室にコンデンサー様とかコンプレッシャー様などと間違えて書かれていた時は笑っちゃったな。 コンプレッサー本来の意味は圧縮機だけど、富山を拠点に長く活動を続けてきたから「コンプレッサー=マジシャン」と認知している人も多くなったなと思う。 それでも、芸名の由来を聞かれることは今でも多い。 〈芸名の由来〉 まだサラリーマンだった頃、同僚とコンビを組んでお笑いイベントに参加す

          マジシャンはアスリート?ウォーキング中に思ったこと。

          vol.42/コンプレサー通信2019年4月号掲載 マジックで使う銀貨を数枚持って、ウオーキングスタート。 コインマジックの稽古をしながら歩くのだ。 手をあっちこっちに動かしながら歩く姿はちょっと怪しいだろうなと思う。 「おい、俺の指!ちゃんと動いてくれ!」 と叫びたくなる。 新しいテクニックをマスターするにはその動きを繰り返し練習して、手や指の必要な筋肉や神経を鍛えるしかないのだ。 地道なトレーニングをしていると、マジシャンはアスリートみたいだなぁと思う。

          マジシャンはアスリート?ウォーキング中に思ったこと。

          「パックスモール・プレイビッグ」小さな道具で最大の効果を

          vol.43/コンプレサー通信2019年5月号掲載 山の中にある桜の名所でのマジックショーへ。 あいにくの空模様。 雨が降ったりやんだりの微妙な天気。 あぁ、困ったなぁ。 屋根のない野外のビッグステージ、道具を濡らすわけにはいかないからね。 「傘のイリュージョンはピッタリだね!」 アシスタントのともやんが言った。 小さなダンボール箱にともやんが入って傘を数十本刺すというお得意のイリュージョンだ。 ホームセンターで手軽に材料が揃う使い捨てマジックだから濡れても

          「パックスモール・プレイビッグ」小さな道具で最大の効果を

          失敗を笑い飛ばせ!納車一週間で車をぶつけ、心も凹んだときの話。

          vol.44/コンプレサー通信2019年6月号掲載 車を縁石にガツンと乗り上げてしまった。 頭が真っ白、新車のハイエースが納車されてまだ一週間しかたっていないのに。 「私は動揺なんてしていませんよ」 というフリをしながら運転席を降りる自分がおかしい。 確認すると助手席側の下のほうに凹みが。 泣きそうになるコンプさん。 新車を凹ませたという妙な恥ずかしさと後悔で心の中にモヤモヤが広がっていく。 修理までの間、そのまま過ごすことに。 意識しないと誰も気が付かない

          失敗を笑い飛ばせ!納車一週間で車をぶつけ、心も凹んだときの話。

          ドタバタなステージで「環境のせいにしちゃいけないな」と思った話。

          vol.45/コンプレサー通信2019年7月号掲載 公民館祭りでのマジックショー、司会役の女性がコンプさんを紹介している途中にマイクが切れた。 何かトラブルがあったらしい。 そんな中、登場曲が流れたのでステージへ。 一礼して、しゃべろうとしたら司会の女性が再びしゃべりはじめてズッコケた。 このようなイベントでは、環境が整っていないから仕方がないのだ。 マジックショーが始まり、客席の集中力が高まっていくのを感じながら大好きなロープマジックを進める。 一番の見せ所で

          ドタバタなステージで「環境のせいにしちゃいけないな」と思った話。

          生まれ変わるきっかけは…壊れていたチャイニーズステッキに学ぶ

          vol.46/コンプレサー通信2019年8月号掲載 マジックショーがスタート、少し冒険してみることに。 何度演じても盛り上がらず、納得がいかない『チャイニーズステッキ』を取り出した。 『チャイニーズステッキ』は2本のステッキと糸が織りなす古典マジック。 シンプルなだけに演じ方が難しく、何度も挑戦とお蔵入りを繰り返しているのです。 ちなみに、コンプさんが使っているのは、現在入手困難な日本製で、数年前に運よく手に入れることができたお気に入りのもの。 「古い、パズルのよ

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          「不安」は怖くない!? 娘がおびえたゾンビの正体

          vol.47/コンプレサー通信2019年9月号掲載 「ゾンビが来たらどうしよう」 夏休みのある日、一人でお留守番をすることになった小学二年の娘が不安そうな顔をしている。 ママが帰ってくるまでの、ほんの三十分ほどなんだけどね。 昨夜観たゾンビ映画を思い出したらしい。 「ゾンビなんていないから安心して!あれは映画の中の話だからね」 と、まだ現実と空想の区別が曖昧な娘をなだめるコンプさん。 「冷蔵庫のケーキ食べていいよ、食べ終わるのに十分くらいかかるかな?ユーチューブ

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          開演時間を間違えてマジックショーをスタートした話。

          vol.48/コンプレサー通信2019年10月号掲載 ショッピングセンターでのマジックショーがスタート、三十分間の公演だ。 司会者も不在、すべておまかせという気軽な現場だけど、観客が少なくちょっとさびしい感じ。 そのお客様たちも、なぜか微妙な表情でこちらを見ている。 「今日は少なめのお客様ですね、途中で帰ると目立ちますよ」 軽く笑いをとりながらマジックショーを始めると、どんどん人が集まってきた。 ショーの終盤、会場に並べられた椅子がすべて埋まり立ち見客もでてきた頃

          開演時間を間違えてマジックショーをスタートした話。