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個人情報保護委員会、生成AIサービスの利用に注意喚起


▼News

個人情報保護委員会、生成AIサービスの利用に注意喚起

2023年8月21日、個人情報保護委員会は生成AIサービスの利用に関する注意点をまとめたパンフレットを公開した。

生成AIサービスは、利用者が入力した情報がAIの学習データとして利用される場合には、サービス提供者への当該情報の第三者提供ということになり、気付かないうちに個人情報保護法に違反してしまう可能性がある。そのため、個人情報取扱事業者があらかじめ本人の同意を得ることなく、生成AI サービスに個人データを含むプロンプトの入力を行う場合には、生成 AI サービス提供事業者が当該個人データを機械学習に利用しないこと等を十分に確認する必要がある。
なお、このパンフレットに先立って、同委員会は2023年6月2日に、この問題についてより詳細に注意点をまとめた「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」を公表している。



▼Keyword

生成AIサービス

質問・作業指示(プロンプト入力)等に応えて文章・画像等を生成する人工知能(AI)を利用したサービス。

対話形式で自然言語による文章を生み出す「ChatGPT」「Bard」、テキストやデータなどの入力情報を基に画像を生成する「DALL・E2」「Midjourney」「Stable Diffusion」などがある。生成AIサービスは、様々な分野で活用が期待される一方で、著作権や個人情報の適正な取扱い、プライバシー保護の観点からの考慮が重要である。


※コンテンツは弁護士が監修しています

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