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No.6 エフィカシーとスコトーマ

この記事では"エフィカシー""スコトーマ"の関係性について書かせていただきます。

エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」のことを言います。「自分がゴールを達成できる可能性はどのくらいあるかを測る度合い」のようなものです。ゴールの達成を確信していれば"エフィカシーが高い"ということになりますし、ゴールの達成は難しいと考えていれば"エフィカシーは低い"ということになります。

エフィカシーに関するより詳しい説明は以下の記事をご覧ください。↓
cf.時給5万円のエフィカシー〜自分の時給は自分で決める〜
cf.真のエフィカシー〜無限に湧き出る承認欲求から解放される方法〜


そして、スコトーマとは「情報の盲点」のことを言います。元々は医学用語の「盲点」が、認知心理学などの分野で使われ始め、コーチング用語として定着しました。


目の前に情報があるのに、認識に上がっていない状態のことを「スコトーマがかかっている」と言ったりします。例えば成功の法則が無料でどこにでも転がっているのに、「無料でそんな情報があるわけがない」と思い込んでいた場合は、目の前にその情報を提示されても認識に上がらないのです。


スコトーマのかかり具合が薄ければ、認識には上がります。ただし、スコトーマが少しでもかかっている限りは、その情報を真に受け入れることはありません。情報が頭の中で認知されてもその情報の重要度が低ければただのノイズとして処理されます。


スコトーマは自分自身で外そうとしてもなかなか外れるものではありません。


なぜなら、自分自身では「そもそも何がスコトーマになっているか」を確認する術がないからです。


「あなたが今見えていないものはどんなものですか?」と聞かれても答えようが有りません。スコトーマは第三者の視点がなければ見つけようがないのです。


では、セルフコーチングではスコトーマを外すことができないのか?といったらそうではありません。


第三者の視点が必要なら、自分が第三者へと変わってしまえば良いだけです。


どういうことかと言うと、セルフイメージ(ブリーフシステム)を書き換えれば良いと言うことです。

cf.No.4 ブリーフシステムとセルフイメージ


過去を振り返って「今の自分だったらあんな失敗はしないのに…」と思ったことが誰でもあるかと思います。そう思えるのは、セルフイメージが書き換わってスコトーマが外れているからです。


当時は気付くことができなかったスコトーマの存在を今の自分は気づくことができます。逆も然りで、当時気づけたことが今の自分だとスコトーマになって見えなくなっているということもあります。


セルフイメージは日々自然と書き換わるものですが、それを意図的に書き換えることでスコトーマを外したりスコトーマを作ったりしていくことができるのです。


スコトーマはゴールそのものすら見えなくする力があります。例えばエフィカシーが低いと絶対に大きなゴールは設定できません。どんなに素敵なゴールでも「そんなゴールを自分が達成できるわけがない」と思っていたなら、それはただの"妄想"として認知され、"ゴール"としては扱われないのです。


「ゴールそのものが見えなくなる」という観点はスコトーマという概念を理解するにあたって最も重要なポイントになります。


ゴールは今現在の行動・選択を決める"指針"です。もし、その指針が間違った方向を指していたとしたら、人生は良くない方向へと向かって行きます。


ゴールを達成した後に、「こんなことのために今まで多くの時間を使ってきたのか」と後悔する人がいます。たとえ心から望んでいたゴールを達成したとしても、それを幸せに感じられるとは限りません。


特に少ない選択肢から無理矢理選んだゴールを達成するとそういう結果に陥りやすいです。


人の可能性はあなたが思っている以上に無限大です。あなたが思っている"無限"よりも"もっと大きな無限"があるのです。


自分の中の"無限"を拡張するともっと沢山の多種多様なゴールを選択できることに気づけます。"無限"を拡張する方法は簡単です。答えは"エフィカシーを上げるだけ"です。


自分という枠を取っ払って、自分自身を一人の人間として捉えてみて下さい。世の中には色んな種類の生き方をしている人間がいます。見た目が少し違うだけで皆一様に同じ仕組みの"脳"を持っています。マインドを使いこなせれば、どんな生き方も可能です。物理的な制約があるのでもちろん全く同じ生き方というのはあり得ませんが、"本質的な部分で同じ生き方をする"ということは出来ます。なぜなら心(マインド)は如何様にも自在に変容できる自由な存在だからです。


我々は物理的なものに執着するあまり、本来自由である"心"まで多くの制約を設けて縛り付けてしまっています。鎖に繋がれた像と同じです。我々人間も同様に、大人になった今でも子供の頃に外すことができなかった鎖によって心が拘束されています。大人になった今なら簡単に外すことができるのに、外そうとすら思わずに拘束されている状態を受け入れてしまっているのです。

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エフィカシーを上げてください。別に「自惚れて調子に乗れ」と言っている訳ではありません。「本来持っている自分の力を正当に評価して上げましょう」ということです。


不当にエフィカシーが下がっている状態から元の状態に戻しましょう。そしてもっともっと素敵な未来を期待しましょう。あなたが思っている以上に、あなたは沢山の可能性を秘めているのです。


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