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マガジン「ゼロから始めるセルフコーチング」の最後の記事になりました。

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このマガジンでは"セルフコーチングとは何か?"というのを理解してもらうとともに、一貫して"自由に生きることの大切さ"を主張してきたつもりです。


この記事では、コーチングの視点から"自由な生き方とは何か?"を探っていきます。自由な生き方を求める方にとってヒントとなる視点を提供できるかと思います。


"自由な生き方"を実行するには段階があります。どういう段階があるか見ながら、"自由に生きる方法"を探っていきましょう。


<1."freedom"の自由を得る>

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まず、"freedom"の自由を得ることです。"freedom"とは、「最初からある自由」を意味しています。


"freedom"は固定観念や価値観から解放されることで得られる自由です。例えば「自分はどんな生き方をしてもいいんだ!」と気づくことで得られるような自由です。


「どんな生き方をしても良い」なんて、当たり前な話ですが、「自分はこういう生き方をしなければいけない」と思い込んでいる人も多いのが現実です。まずは"freedom"な自由を得ること。それが"自由な生き方"を始めるスタートラインになります。


<2."liberty"の自由を得る>

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次に、"liberty"の自由を得ることです。"liberty"とは「不自由な状態からの自由」を意味しています。


アメリカ合衆国独立の象徴である"自由の女神"は、英語で"The Statue of Liberty"と言います。"freedom"と違って既にある自由ではなく、今持ち合わせていない自由が"liberty"です。


既にある自由("freedom")を得た後は、まだ持ち合わせていない自由("liberty")を能動的に獲得していくことになります。


人によって自分のどの部分が不自由なのかは違うかと思います。"liberty"を得るにはまず「今自分のどこが縛られているか」を理解する必要があります。縛り付けられている箇所がわかったのなら、それを外す方法を考え、能動的に自由を得ましょう。


例えば、労働によって自由な時間を奪われているのなら、労働しなくても良い状態を作ることです。外国人に自由に自分の意思を伝えられないのなら、その相手に通じる言語を学びましょう。自由に意思を伝えられるようになるには、そのための手段が必要です。


"liberty"の自由は後天的に得られます。自分が望む自由を能動的に選択して"liberty"を得てください。


<人生を楽しむために不自由を手に入れる>

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"freedom"と"liberty"の自由を手に入れた後は"どう生きるか?"を能動的に選択することになります。


人間とは不思議なもので、人生を楽しむためには敢えて"不自由"を獲得しなければいけません。自由を得た瞬間は喜びを感じたとしても、すぐに自由な状態に飽きてしまうのです。


例えば、自由に思ったことがすぐ実現してしまうゲームに面白味を感じるでしょうか?私たち人間は障害や問題を解決することに快楽を感じられるようにできています。ゲームはルールという制約があるから面白いのです。制約のない世界で自由に生きることができても、虚しくなるだけで面白味は感じられません。だから自由を得たとしても結局なんらかの制約のある世界に戻ることになります。


この時「もっと自由になれば幸せになれるはずだ!」と更なる自由を求める人もいますが、この人が感じてる"渇き"は更なる自由で潤されるものではありません。


人は誰しも"自由"という欲望を持っています。しかしながらその欲望は求め続けている限り満たされることはありません。悟ろうとすれば悟れないのと同じで、自由を求めているうちは自由という"渇き"から自由になれないのです。


"渇き"から解放されるには"自由"という欲望を捨てる必要があります。


言い換えると、「更なる自由を求めるのを止め、さらに一度得た自由を捨てて"不自由"を得る」ということです。自由を得た後は、「これから自分は何に縛られて生きるか」を能動的に選択することになります。


"freedom"と"liberty"の自由を得た上で、敢えて得た自由の一部を捨てて自分好みの制約を設けて人生を生きる。自由という欲望から解放された上で、敢えて制約のある物理現実を前向きに捉えて生きることを私は"自由な生き方"と呼んでいます。


<マガジン全体のまとめ>

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世の中には様々な思想・宗教・主義があります。セルフコーチング(コーチング)もそれらに含まれます。


セルフコーチング的思想、セルフコーチング教、セルフコーチング主義などとでも言いましょうか。


思想・宗教・主義は、必ずなんらかの"正義"を持ち合わせています。


ヒューマニズム思想であれば、人間が幸福になる選択が"正義"となります。
キリスト教であれば、聖書や神の言葉が"正義"です。
資本主義であれば、自由な経済活動が"正義"となるでしょう。


では、セルフコーチングにおける"正義"とは何でしょうか?


セルフコーチングにおける"正義"とは「自由に生きること」です。


そして自由に生きるための"手段"として、マインドの仕組み理解し、上手な使い方を身につけ、ホメオスタシスの力を活用して自らが設定したゴールを達成します。


セルフコーチングはあらゆる思想・宗教・主義を包摂しています。


セルフコーチングの立場では、その人が自分の生き方として自主的に選んだことであればどんな思想・宗教・主義を持っていても認めるというスタンスです。


ただし例外として、他人が自分たちの利益のために植え付けた思想・宗教・主義に対しては、自由な生き方を侵害しているため容認できないと考えます。


セルフコーチングの存在意義はそこにあります。


世界には沢山の素敵な思想・宗教・主義があると同時に、他人を搾取するために作られた思想・宗教・主義もあります。


そういった思想・宗教・主義によって"搾取されている人"、また、何らかの理由で"搾取してしまっている人"救済する手段として、セルフコーチングは大変有効なのです。


私はセルフコーチング(及びコーチング)を単なる"目標達成技術"であるとは思っていません。また、コーチという仕事を単なる"ビジネス"だとも思っていません。


過去の人類が作り出した搾取構造は、近い将来、未来の人類が解体し絶滅させるでしょう。というよりは、勝手に衰退し自然淘汰されます。搾取構造の枠組みの中にい続けてはいけません。人類の価値観は猛スピードで変化していっています。搾取によって作り上げられた人類のヒエラルキーは消え、より公平な社会が訪れるはずです。


その時多くの人が、思想・宗教・主義の基盤を失いますが、新たな価値観を求めて彷徨う必要はありません。新たな価値観は自分自身で自由に作って良いのです。ゴール設定とは価値観の創造そのものです。


社会が変わるのを待っていなくても大丈夫です。今この瞬間からセルフコーチングは始められます。いずれ社会が追いつくのを待っていれば良いだけです。


誰もが好きな人生を送ることができます。もし、今そういう状況にないのなら、搾取構造の枠組みの中で生きているからです。その構造はいずれ崩壊します。できるだけ早く抜け出して公平な社会で生きましょう。


搾取構造の中にいることに、居心地の良さを感じてはいけません。コンフォートゾーンをズラして、向かうべきゴールを見つけてください。既存の思想・宗教・主義にとらわれる必要はありません。自由な発想で一度きりの人生を楽しみましょう。その方法は全てこのマガジンに記載済みです。


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