【プログラム詳細・ショートステイ】短いようで、長い学び。(1/18〜3/9@1泊2日+オンライン)
こんにちは、Compathの安井(さき)と松尾(めいちゃん)です。季節が巡るのは、ほんっとに早くて、私たちが住む東川町は、紅葉が始まっています。
今日は、Compathがトライしている、オンラインの学びと、東川町での滞在をミックスさせた新しいコース@2025年冬のコース詳細をお届けします。
ざっくりこんなコースです
このコースのテーマは「つながり」です。
自分とのつながり。自分は何を感じていて、心はどんな方向に向いているんだろう?
他者とのつながり。「常時接続社会」と言われるけれど、本当の意味で、繋がっているのは、誰なんだろう。
社会とのつながり。社会が遠くの誰かが作ったものになってしまって、社会をつくっていく手触りがだんだん薄くなっていく。
自然とのつながり。人間は自然の一部のはずなのに、人工物に囲まれていると、恵みを自覚することも多様な種と共に生きていることもわかりづらくなってるのかもしれない。
これらのつながりを改めて捉え直し、心地よいつながり方を模索していく時間に。
学びのメイン舞台は、オンライン。1/18〜3/1まで、だいたい毎週1回ペースで、授業があります。視点を広げる、深めるきっかけになるインプットの時間と、仲間との対話やワークを通して、自分自身の考えをアウトプットする時間、どちらも半々ぐらい。3月初旬には、東川町での1泊2日のフィールドワークも予定しています。
こんな人におすすめ
このコースをオープンするにあたって、実は夏から、いろんな方とお話をして、どんな方にどんな学びが必要なのか、探究を続けてきました。どんな方にもひらかれたコースですが、こんな方にぴったりかなと思っています。
社会のために何かできたらとは思いながら、仕事や学業が忙しい日々。どこから始めたらいいかな、と考えている方
知的好奇心旺盛で、日々YouTubeやPodcast、本を通して、知識を学ぶのが好き。そろそろアウトプットや、学んだことを活かして行動してみたいな、という方
いまの生活や仕事が嫌なわけではないけれど、このままでいいのかな、と思う自分もいる。いつもとは違う環境に身を置いて、これからの自分と社会とのつながりを考え直したい方
実際にどんな学び、プログラムがあるの?
学び合う、やってみることから始まる学び
私たちは「学び合う」ことを大切にします。一方的に講師からインプットを受ける学びではなく、参加するみなさんの声やアクションが、その場にいる講師や運営メンバーを含めた、全員の学びになるのです。授業の大枠は、私たちが決めていますが、みなさんの声を聴きながら、その場に集まるみなさんにぴったりの学びの場になるように、授業の内容や形を柔軟に変更していけたらと思っています。
また、コース中に講師からお届けするインプットは、あくまで、学びの触媒。知識を吸収するだけに留まらず、そこから自分や他者との対話を通して、自分の日常に繋げ、実際にそのインプットを受けたアクションを、みんなで起こしていきたいと思っています。実際に「やってみる」ことから始まる学びもありますし、その方がきっと、この場の学びが、みなさんの血肉となり、日常を変えていくものになると考えています。
具体的なプログラム
DAY 1(1/18 土 10:00-18:00)わたしの物語とつながる、聴き合う土壌をつくる
この日は、まるっと一日をかけて、自分自身の学び、仲間と一緒に対話したり共同作業をしたりする土壌づくりをします。
Compathでは、みなさんの声、アクションが、他の仲間たちやCompathの学びになります。だから、誰もが安心して、声を上げたり、アクションを起こせる空間をつくるのが、とっても大事。
ひとりの人間として、どんな人なのか、どんな凸凹を持っているのか、どんなストーリーがあって、ここに参加しているのか、そんなひとりひとりの物語をシェアしあうところから始めたいと思っています。
この物語は、お互いがどんな人なのか分かって、全員の安心につながるだけではなく、これから学びを進めるみなさん自身のお守りにもなるかも。自分で自分のことを再認識することで、より心地よい方法で、他者や社会とつながることができると思うのです。
DAY 2-3(1/23 木 & 1/30 木 20:00-22:00) 民主主義と「わたし」とのつながりを考える
Compathのモデルとするフォルケホイスコーレは、民主主義の学校とも言われます。民主主義は、選挙や多数決などを代表とする政治体制として認識されがちですが、私たちは、ひとりひとりが声を上げ、その声をもとに、みんなにとっての最善を選んでいくこと、ひとりひとりがよりよい社会をつくり続けていくことだと思っています。
DAY 2では、この民主主義が、暮らしに根付くデンマークからゲストを読んで、彼らの暮らしと民主主義、その関係性に注目してみたいと思います。
DAY 3は、DAY 2を受けて、みんなでの対話時間。私たちにとっての民主主義とは?自分とみんなが生きやすい社会をつくるためには?など、DAY 2を受けて浮かんだ問いを、みんなと考えていきたいと思います。
DAY 4-5(2/6 木 & 2/13 木 20:00-22:00) 過去と未来とつながる「わたしたちが未来に遺したいものって?」
私たちは、先祖代々継承されてきたものたちの上に生き、さらに私たちが、いまこの瞬間も未来をつくっています。
DAY 4-5では「つながり」の時間軸を、過去から未来まで広げます。DAY 4では、講師には、北海道の暮らしからは切っても切り離せない、アイヌの文化を継承している方を招き、DAY 5では、DAY 4のインプットから、過去とのつながり、そして私たちが継承しているものを、未来にどう遺していくか?という問いに向き合います。
北海道で暮らしていない方々であっても、自然と共生するアイヌの人々の暮らし方を学ぶことは、私たちが自然との関係性をどう紡ぐかを考えるきっかけになるかもしれませんし、アイヌの文化に限らず、私たちひとりひとりが継承している過去、異なる文化を持つ人々とどのように繋がるかを考えることにもなると思っています。
DAY 6-7 (2/6 木 & 2/13 木 20:00-22:00)動物や自然とつながる「わたしたちの範囲はどこからどこまで?」
私たちの社会は、私たち人間だけではできていません。私たちは自然の一部であり、他の動物たちや植物たちのおかげで、いま生きることができています。
便利な生活では、このつながりが見えなくなってしまいがち。DAY 6では、常に自然とつながりながら、私たち人間と自然の橋渡しをしているような講師の方を迎えて、改めて、自分たちと自然、動物との関係性を紡ぎなおしていけたらと思います。
DAY 7の問いは「自分たちの範囲は、どこからどこまで?」さまざまな動物や植物とこの地球をシェアしている私たち、どこからどこまでが、私たちのスペースと言えるのでしょうか。そんな問いに向き合っていけたらと思っています。
DAY 8 (3/1 土 & 13:00-18:00)リフレクション&ビジョニング
ここまでの学びを終えて、講師や仲間、自分との対話を続けてみて、みなさんの考え方、日々の暮らしに何か変化はあったでしょうか。改めて、自分の考えてきたことを確信した、という変化もあるかもしれませんね。
この日は、1ヶ月半に渡っての学びをじっくり振り返り、ここでの学びとこれからの日常を繋いでいきます。
3/8-9(土日) 東川町でのフィールドワーク
3/8-9(土日)の週末には、東川町でのフィールドワークを予定しています。
ここでは、さまざまな社会とのつながりを持ち、自分と社会がより良い状態になることを目指して、日々活動する実践者の方々を講師に迎えます(講師は決まり次第、順次みなさんにお知らせします)。
講師たちの生き方や活動は、みなさんがどうやって社会とつながりたいのか、どんなアクションを日常で起こしていきたいのかを考えさせてくれるはず。これまで学びを深めてきた仲間と対面で会って、行う対話もきっと刺激的。
コースの概要
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。もしテーマや内容にピン、と来た方がいたら、ぜひ一緒に学びましょう。
日程:
(@オンライン)
1. 1/18(土) 10:00-18:00 わたしの物語とつながる、聴き合う土壌をつくる
2. 1/22(水) 20:00-22:00 民主主義と「わたし」とのつながりについて考える
3. 1/30(木) 20:00-22:00 対話の日
4. 2/7(金) 20:00-22:00 過去と未来とつながる「わたしたちが未来に遺したいものって?」
5. 2/13(木) 20:00-22:00 対話の日
6. 2/20(木) 20:00-22:00 動物や自然とつながる「わたしたちの範囲は、どこからどこまで?」
7. 2/27(木) 20:00-22:00 対話の日
8. 3/1(土) 13:00-18:00 リフレクション&ビジョニング
(@東川町)
3/8-9(土日) フィールドワーク
*3/8(土)9:30 / 3/9(日)13:30頃 旭川空港 or 東川町中心部にて集合、解散を予定しています
参加費(税込):
・通常価格:117,000円
・奨学生価格:77,000円(40,000円補助)
[東川町でのフィールドワークに参加しない場合]
・通常価格:110,000円
・奨学生価格:70,000円(40,000円補助)
参加申込方法
コース参加ご希望の方は、こちらのフォールから登録をお願いします。
▼ 奨学生制度について
北欧のフォルケホイスコーレは、国の経済援助が入ることで「多くの人が学びたい時に学べる」状況が整えられています。この仕組みに倣って、私たちは東川町からサポートいただき、奨学生制度を整えました。費用を理由に参加を躊躇してしまう方に、ぜひ使ってもらえたらと思います。
コースのこと、Compathやフォルケホイスコーレのことがもっと詳しく知りたい、どのコースに参加しようか迷っている、という方向けにオンライン説明会(気軽に参加できる場であってほしいので「おしゃべり会」と呼んでいます)を定期的に開催しています。個別相談も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
この学びが必要な方に届きますように。みなさんと一緒に学べる日を、楽しみにしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?