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おしゃべり映画館 vol.1 〜人生フルーツ〜

昨年12月から始まった「おしゃべり映画館」。参加者からも好評&私たちも楽しかったので、今年も引き続き開催することに・・・♡

おしゃべり映画館のテーマは・・・

「私語厳禁?立ち歩き禁止?もっと自由に映画を楽しもう。おしゃべりしたくてうずうずするような映画を集めて、禁止をオッケーにしたら、なにが起こるだろう?あなたと映画とおしゃべりで、自分と世界がひろがる時間に」

今回私たちが選んだのは「人生フルーツ」という、ある老夫婦のゆったりとした暮らしぶりを静かに見つめたドキュメンタリー映画。

"人生はだんだん美しくなる"というキャッチフレーズ通り、素敵に歳を重ねて生きている2人。2人のゆったりとした暮らしぶりは「非日常」な部分が強い一方で、とても人間らしく生きていて、見ていてとても居心地がいい。
デンマークで過ごした時に感じた"豊かさ”、"人間らしら"のような要素が詰まった映画です。

当日は30名以上で集まり今回も満員御礼。(ありがとうございます!)
「映画を見る前に場を温めたらどうなるんだろう?」ということで簡単なワークをしてから映画をスタート。(なんとも不思議な空気でした)

場が温まった(?)段階で映画をスタート。あっという間に会場は修一さんと英子さん(主人公の夫婦)の2人の世界に。途中、涙を流す人もちらほら見受けられました。

映画の後は周りの人たちと”おしゃべり”。会場からは、パートナーシップ、豊かさ、生き方、都会と地方、非日常への憧れ、など様々なキーワードがあがってきました。人によってハイライトする箇所が全然違かったのが興味深かった。

映画の後は地元の知り合いの農家、世田谷やさいさんの畑へ。人生"フルーツ"から人生"やさい"へ。

ひたすら土に触れながら、春菊、小松菜、ネギを大量に頂きました..!!みんな無我夢中で採っていたので3.5kgぐらいに。笑
(高橋さん、ありがとうございました◎)

その後はまた別の会場に戻って、みんなでお料理。メニューは高橋さんの野菜たっぷりお鍋。

初めて会ったとは思えないほどのチームワーク。あっという間に完成...!!
みんなで美味しく映画のことをおしゃべりしながら頂きました。

ご飯のあとはゆったりと対話の時間。

今の暮らしをすぐに変えることは難しい。忙しい日々の暮らしの中でも、修一さんと英子さんの生き方から感じた「丁寧さ」、「豊かさ」、「温かさ」のようなものをどう大切にすることができるんだろう?ということを中心にゆったり対話していきました。

・ショートカット以外の選択肢を選んでみる。
・なんでも”自分”でやってみる(既製品などを買わずに。)
・マングローブの種を植えてみる(もらったけど時間がなくて放置中)
・質素で贅沢な暮らしをしてみる。
・たまには自炊をしてみる。ゆっくり歩いてみる。

対話を紡いでいく中で、ふと「効率よく動くこと」がいつの間にか正義になっていたかも…と気づく場面も。

ゆっくり歩く。自炊をする。ゆっくり相手の話を聞く。時間を"消費"するのではなく、時間を"ためる"生き方を改めてしたいな強く思えた1日でした。

料理で使わなかったお野菜たちは一人一人お土産として持ち帰り。等々力渓谷をゆったり歩きながら駅に向かい、最後はネギを片手にみなさん電車に乗って帰っていきました。笑

人生フルーツを見たことがない方は、おすすめの映画です。


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