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"2021年を綴じて、紡ぐ" 北海道東川町で暮らすように過ごす、冬のワーケーション

こんにちは。School for Life Compathのめいこ(松尾)です。

いまの気温は -7度。北海道東川町の中心にある「せんとぴゅあ」で、雪景色をたのしみながら、このnoteを書き始めました。

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町全体が、まっしろな雪に覆われています

はじめましてのかたもいると思うので、少しだけ自己紹介をすると、私たちCompathは、北海道東川町にあるデンマークのフォルケホイスコーレ*をモデルにした人生の学校。自然も人も豊かな東川町で、自分と社会への関わり方を見つめ直すような学びのプログラムを開催しています。

フォルケホイスコーレとは?(ライフジャーナル・マガジン「雛形」さんより)

このnoteは、2021年12月に開校した、冬のワーケーションコースについてレポート。コースの内容をお届けするのはもちろん、コースを終えて感じる、Compathで、東川町で1年を綴じる意味についても、お話します。

【きほん情報】ワーケーションコース "2021年を綴じて、紡ぐ"

ワーケーションコース開催概要

期間: 2021年12月5日(日)〜12月12日(日) 7泊8日間
参加人数: 14名(20代〜40代)
開催場所: 北海道東川町
参加費用: プログラム費88,000円 +宿泊費21,000円
プログラムテーマ: "2021年を綴じて、紡ぐ"

期間中のタイムライン

202212WKタイムテーブル_アートボード 1

全員参加のプログラムは、週末のみ。平日は、自由時間(一部、任意参加の選択授業も開催)。リモートワークをするかた、お休みを1週間満喫するかた、お仕事とお休みをMIXするかた、各々のペースで過ごすプログラムです。

お仕事など日常を続けながらも、暮らす場所・一緒に過ごす人を変えることで、毎日の生活に「余白」をつくりだすことを目指して、設計しています。

コースハイライト

お届けしたい内容が盛りだくさん… がんばって、絞ってお伝えします。

Day1: 仲間と "フラット" に出会う時間

Compathでは、プログラムに参加する全員が、普段の肩書き・立場を傍に置いて、ひとりの人として関わり合うことを大切にしています。

なので、プログラムに入ってすぐの " 自己紹介 " の時間も、一風変えて。調味料を使った、その名も「味覚のMEISHI」

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数十種類の調味料を好きなだけ、好きな形にプレートに載せて、自分を表現。

出来上がったら、それぞれのMEISHIを好きな場所に置いて(雪の上が人気)自己紹介。どんなことを思って出来上がったMEISHIなのか、ストーリーも聴きながら、お互いを理解していく時間でした。

午後は8日間のビジョンづくり。画用紙、毛糸、モール、マスキングテープ… いろんな材料を使って「ワーケーションコースがこんな時間になったらいいな」を表現。

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画用紙ひとつとっても、使いかたがこんなにあるのか!とそれぞれのクリエイティビティーに驚き。。

表現の奥には、このワーケーションコースに参加するまでの其々のプロセス、想いがあり、あらためて14名が集まれた奇跡を感じました。

Day3: 自分史・糸掛け曼荼羅の授業(選択授業)

平日は、自由参加の選択授業を3つ開催。

1つ目は、鳥羽明日香さんを講師にお招きした、糸掛け曼荼羅づくり。

自分の人生を振り返り、年齢ごとに糸の色を決めて、それぞれの人生を表現した糸かけ曼荼羅を作りました。

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土台となる釘の打ちかた、糸の色の決めかた、作業の進めかた… 作る工程まで、その人らしさに溢れた、糸かけ曼荼羅づくりでした。

Day5: 草木染めの授業(選択授業)

2つ目の選択授業は、草木染め。講師に、石川ちひろさんをお迎え。普段は捨ててしまう、コーヒーの出し殻・玉ねぎの皮を使って、手ぬぐい染めに挑戦しました。

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まずは模様づくり。
白く残したいところに輪ゴムを巻きつけます
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 玉ねぎで染めた手拭いは、
こんなに鮮やかな黄色に

Day6: 雪の森をナイトハイク(選択授業)

選択授業3つ目は、雪の森へナイトハイク。夜の仕事終わりの時間ということもあり、全員参加◎ 

雪が降り積もる、真っ暗な森のなかを、ネイチャーガイドの鳥羽晃一さんとともハイキング。

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普段、常に頼っている視覚が無い怖さや、
無いからこそ感じる感覚を味わいました
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キャンドルを灯し
しばらく静かな時間を過ごしました


ハイキング中飲んだ、温かいコーヒーやココアの美味しさたるや。。

雪の中を、子どものように全力で走ったのも、とても印象的(雪が深く、ゆっくり歩くと足が持っていかれて、すごく疲れるのです)な時間でした。

Day7-8 1年を綴じて、紡ぐ

コースのクライマックス(Day7)には、風間天心さんを講師にお迎えし、アートの授業

現代アート作家でありながら、曹洞宗僧侶でもある、天心さん。アートと宗教を掛け合わせた表現をする現在に至るまでの話、仏教に対する向き合いかたのインプットから、授業がスタートしました。

そして、その後はアート制作!まずは、2021年を表現する、ミニ大仏づくり

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大仏づくりの後は「2021年を綴じて、紡ぐ儀式づくり」

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火・水・木・土・空気、自然界を表現するグッズを
用意してくれました
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2021年にあったことを
昇華(紙に書いて、火で燃やす)する儀式


大仏、儀式づくりを通して、改めて丁寧に2021年の自分に向き合い、2022年に向かう心の準備をするような時間でした。

そして、ついに… プログラム最後のDay8。

書く瞑想とも言われるジャーナリングからスタートし、まずは今の自分の気持ちを静かに見つめました。

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最後は、全員で円を作り、8日間を終える今の気持ちをシェア。

しんどかったり、楽しかったり、感情はいろいろあれど、1年間頑張ってきた自分を肯定できたメンバー。ここから前に進んでいく勇気を得たメンバー。自分の事業にとって大切な指針を見つけることができたメンバー。

同じ時間を過ごしても、シェアの内容は、本当にそれぞれ。でも全員にとって、この1週間が意味のある時間だったのだと感じられ、胸が熱くなる時間でした。

プログラム外にも… いろんな出来事が

まだまだ、終わりません(笑)プログラム外こそが、一番のハイライトなのではないか?と思うほど、豊かな時間がたくさんありました。

朝晩のプチワークショップ

平日は基本自由時間ですが、朝晩30分〜1時間、自分を見つめたり、仲間と対話する時間を設けていました。短い時間でも、大切な気づきがいっぱい。

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仲間の「天才」なところをを付箋に書いて
渡し合う幸せな「天才ワーク」

仲間と囲む食卓、だんらん

ごはんを自炊したり、ちょっとした飲み会を開いて、、ささいなことから、生き方のことまで… たくさんシェアし合いました。

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もちろん観光も

自由時間には、メンバー同士誘い合って、周辺の観光スポットにお出かけしていました。

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旭岳に、スノーシューハイキングに
出かけている1日も

冬の東川町、Compathで、1年を綴じる

コース終了から、約1ヶ月半が経った1/28。コースに参加した仲間たちとオンラインで再会し、コース終了からいままでを振り返る時間を設けました。

コースで得た気づきを胸に、改めてやりたいことへ歩みを進めているメンバーがいたり、安心して話せる大切な仲間が得られた1週間だったんだ、と改めて気づくメンバーがいたり。

やっぱり、ワーケーションプログラムによっての成果はそれぞれで(これはCompathのどのプログラムにも共通)これといったものはないけれど、それぞれの生活や人生にとって大切なものを得るきっかけになっている、と改めて感じさせてもらった時間でした。

Compathの時間と人生が重なる時間は、人それぞれかと思います。

ただ多くの人が、人生や生活を振り返りたくなる、大切なものを見返したくなる年末は、閑かな東川町・私たちCompathのプログラムを活用できる、ぴったりな時間なのかもしれません。

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またみんなに会いたいな〜

それぞれのメンバーにとってのワーケーションコースがどんなものだったのか、下記のnoteにも綴られています。よかったら、ぜひこちらも読んでみてくださいね。

▼ 愛おしく綴られた、参加メンバーのnoteたち

▼ Compathがある、人も自然も豊かな町「東川町」について

▼ 文中の素敵な写真たちは、畠田さんが撮ってくださっています
畠田さん Instagram 

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