マガジンのカバー画像

星々の花 星に願いを星の願いを

14
「星々の花 ー 星に願いを 星の願いを」  花立てとは占いの一種ではなかったか     花を立て 時間を立て直す   新たな芯が生まれ 世界がまた回りはじめる   「ユーヤナウ…
運営しているクリエイター

#節供

星々の花 星に願いを星の願いを その9

ヒペリカム 姫ライデン 萱草(鬱金萱草?)(活けた順)
 
 花留めなしの抛げ入れ。ゆらゆらとしながら収まりどころを見つけていきます。イメージが微妙にズレながら、着地点をお互いに見つけていく感じが僕には楽しいです。

 活け終わったところはひとまずの収まりどころ。ユリ科で「忘れ草」とも呼ばれる萱草は漢方でもよく知られていますが、思い悩むことを忘れさせてくれるという花です。

 花器はHenry D
もっとみる

星々の花 星に願いを星の願いを その8

花を活ける時 ほんの少し先の未来を幻視している。
妙️/花/面白 
生命のシステム 
花はそこへ持ってきて自分を素裸にする。

星々の花 星に願いを星の願いを その7

「星々の花 星に願いを 星の願いを」その7です。地球で生まれた二つの生き物(植物と人)がこの星で出会って、その地球の命の願いを星へ。花水木の小さな枝をたっぷりしたエケベリアで抑えて、和芍薬を間に差し入れています。エケベリアの重さが手に残り、指先に和芍薬の葉の質感が残り、花水木の苞の色彩も残影します。他の人がこうして触知する身体感覚に同期してみるお稽古は結構大事なのではないかと思っています。

星々の花 星に願いを星の願いを その6

「星々の花 〜 星に願いを 星の願いを」 その6です。
若干眉間に皺が寄っていますが本当は嬉々としていけています。
技術よりも、できるだけたくさん身体を通していくと 人と花、細胞同士で挨拶するような感じになり、一瞬の邂逅が懐かしく嬉しいものです。
今回のは03、04の続きで友人のバルコニーで剪定させていただいたアカシアの連作です。

星々の花 星に願いを星の願いを その5

花という原郷へ。花は影見(鏡)。

デザインさせていただくお庭にもたまに植えているストエカス・ラベンダー。たくさん花がついたので少し風通しよくするのに間引いたものです。
ふわっとしたブーケのような花活けですが、枝葉の細くて硬いグレビレアを合わせるとちょっとメリハリが出ます。
器はリトアニアの作家さんの普段使いの陶器。
原産地の異なる地上の星々(=花)が集まってきて調和します。
調和したらどこかで何
もっとみる

星々の花 星に願いを星の願いを その4

今日も光がきれいだから 花活けしよう 
集めて 編む のだから 花活けも編集 
一つが決まると 次の間が見えて 二つ目もキマると 次の関係が生まれてまたキマる 次々と余白の顕れ(開き)と結びを楽しんで
花が喜ぶように 素直な身体の反応を楽しむ
友人のお庭の手入れでたくさん剪定したアカシア・ブルーブッシュと 活け込みで落としたカルミアの枝に 思ったより開花が進んでいて入れられなかった芍薬 二番花の花
もっとみる

星々の花 星に願いを星の願いを その3

Stay Home
Homeは原郷 
そう思えばもっと広く深く 遠くまで 心は自由になる 
今日も光がきれいだから 花活けしよう 
集めて 編む のだから 花活けも編集 
花が喜ぶように 素直な身体の反応を楽しむ
友人のお庭の手入れでたくさん剪定したアカシア・ブルーブッシュと活け込みで落としたカルミアの枝に 思ったより開花が進んでいて入れられなかった芍薬 二番花の花しょうぶなど
お気に入りの器がい
もっとみる

星々の花 星に願いを星の願いを その2

三歩歩けば海だった そんな本州の東の果ての突端で育った方が 小さい頃は日の出の音が聞こえたといいます 一体どんな音なのでしょう でも確かに聞こえるのかもしれない 日の出という名のついた艶やかな紫のハナショウブを活けました 日の出の他に初霜と竜田 初夏に なんとも季節の彩り豊かな花で 虫食われの世の中に四季の巡りと光を 固結びだらけのこんがらがった葛藤を あやめの太刀でほぐすべく

********
もっとみる

星々の花 星に願いを星の願いを

「星々の花 ー 星に願いを 星の願いを」というタイトルで花を立てる様子をあげる事にしました 
https://www.youtube.com/watch?v=o3IFbELWQRE
「ユーヤナウレ」(=「世よ直れ」という意味の言葉。琉球の古謡で最後に唱えられるという。『わたしたちは難破者である』今福龍太)より
 
 花を立てることは「世よ直れ」と願い 都度新たな世界を創生することだ
  花立てとは
もっとみる