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ベランダ栽培からスタート!野菜栽培を始めませんか?

野菜の成長を楽しみつつ新鮮野菜を食べられる家庭菜園。以前から人気のある家庭菜園ですが、おうち時間が増えたコロナ禍ではさらに注目が集まっています。「家庭菜園やってみたいけど場所がないなぁ」「マンションだと大変そうだなぁ」と、興味はあるものの手を出せていない方も多いのではないでしょうか。そんな方は是非ベランダ栽培にチャレンジしてみて下さい!家の近くに畑がなくても、広い庭がなくても、日当たりや水はけに気をつけ、ベランダ栽培に適した野菜を選べば誰でも簡単にスタート出来ます!今回はベランダ栽培を失敗なく進めるためのいくつかのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして頂き、楽しい野菜づくりをスタートして下さい!


スタートする前にまずは確認を!

◉マンションの管理規約をチェック!
マンションでベランダ栽培をする際は必ず事前に規約をチェックしておきましょう。ついつい自分のスペースと思ってしまうベランダですが、マンションのベランダは共用部分。マンションにより内容は様々ですが、景観保護、安全確保やセキュリティ上の理由からベランダ使用に一定の制限が設けられていることがほとんどです。後々トラブルになると面倒ですので、事前に確認して問題になりそうなポイントがないかチェックしておきましょう。

◉消防法に問題ない?
ベランダは消防法によって避難経路として位置づけされ、管理規約で使用制限が定められている場合がほとんどです。例えば…隣家との隔て板の前や避難梯子の上にプランターや鉢を置いたりすることは消防法で禁じられているため注意が必要です。

◉ベランダの強度は大丈夫?
築浅のマンションや新築一戸建て、もしくはプランター4〜5個程度のベランダ栽培であれば問題ないと思いますが、築年数の経った木造住宅やアパートなどベランダ強度が不安な場合は大家さんなどに確認した方が安心です。土は水を含むと想像以上に重くなる為、注意が必要です。

◉排水溝のチェック!
排水溝にゴミが溜まっていたりして水捌けが悪い状態になっていないでしょうか?排水溝が機能していないと床に水溜りが出来て、階下への水漏れや害虫の発生にも繋がります。ベランダ栽培では排水溝の掃除をこまめにすることが大切です!

◉日当たりをチェック!
プランター栽培では日当たり、風通しがとっても大切。午前中に日が当たることが理想的なので東もしくは南向きがベストです。部屋の配置などによりベストな方角が難しい場合、午前中の日当たりをチェックしてなるべく日の当たる場所を探してプランターを置きましょう。余裕があれば日当たりに応じて移動させてあげるといいですね。日当たりは季節によっても変わります!


いよいよベランダ栽培スタート!用意するものは?

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ベランダの確認をして問題なければ早速スタート!必要な物を準備していきましょう。

◉プランター、鉢
ベランダ栽培に絶対欠かせないものが、土を入れる器となるプランターや鉢です。プランターや鉢には素材・大きさ・深さ・形など色々な種類があります。栽培する野菜に合わせて大きさや深さを選びましょう。また、土を含めた重量を考えると、軽い素材を選ぶことをおすすめします。

◉培養土
野菜を育てるための大事な培養土。栽培に必要な肥料が配合されています。野菜用の培養土であればオールマイティに使えますが、例えば、「トマト用培養土」「玉ねぎ用培養土」など、特定の野菜に特化して売られている培養土もあります。

◉鉢底石と鉢底ネット
プランターや鉢の底に石を敷くことで水捌けを良くし、根腐れや病気などを防ぎます。プランターや鉢の底に目の細かい「鉢底ネット」を敷いて、その上に鉢底石を敷きます。鉢底石がネットに入っている物も売られています。ネット入りはそのまま使え、その後も繰り返し使えて便利です。

◉スコップ
ベランダ栽培では小さめのスコップがあると便利です。苗を植え付けたり、株元に土を寄せたりする時に使います。

◉じょうろ
水やりにじょうろが必須です。あまり大きいと重くて大変なので、ベランダ栽培であれば4リットル前後がベストです。口が取り外せて、シャワーと細口と両方のタイプで使えるものが便利です。

◉菜園手袋・軍手
土を触ったり、野菜を触ったりする際に菜園用の手袋や軍手があると便利です。野菜には小さなトゲトゲがある事も多く、手を傷つけてしまうので使うことをおすすめします。個人的には種まきや細かな作業をする際に軍手は使いづらいため、使い捨てのぴったりとしたタイプのゴム手袋が使いやすくておすすめです。

◉種・苗
栽培する種、苗を準備します。野菜によって品種も様々で、初心者にも失敗が少ない品種や病害虫に強い品種、小さめで収穫出来る品種などもあります。プランター栽培の場合はあまり大きくならない品種で、初心者の方は病害虫に強い品種などを選ぶと良いでしょう。また、種から栽培できる野菜、苗から栽培した方が失敗が少ない野菜、種のまきどき、苗の植えどきなども調べて準備しましょう。


種まきをしよう!

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必要なものが準備出来たら種まきをしましょう。野菜によって種まきの方法がいくつかありますが、まずはプランター栽培の一般的な種まきの方法をご紹介していきます。種袋の表記を確認し、栽培する野菜に合わせてマッチする種まきの方法を選んで下さい。

①プランター(鉢)に培養土をセット
鉢底ネットをプランターの底に敷き、その上に鉢底石を敷き詰めます。鉢底石を均等に敷き詰めたら、プランターの8割くらいの高さまで培養土を入れて表面を平にします。

②種まき
種まきの種類は大きく分けて3種類。「筋まき」「点まき」「ばらまき」です。プランター栽培には「筋まき」か「点まき」のどちらかが適しています。
それぞれの種まきの仕方は次の通りです。

◉筋まき
筋に沿って種まきをする方法。直径1㎝ほどの細長い棒や厚さ1㎝程度の板を地面に押しあてて深さ1㎝ほどの筋を付け、その溝に1㎝間隔で種まきをし、上に優しく土をかけて軽く押さえます。深さや種まきの間隔は栽培する野菜によるので種袋の表示を確認して下さい。

◉点まき
直径5〜10㎝ほどの凹みに種を数粒ずつまく方法。直径5〜10㎝径の容器やペットボトルの底を土に押しあてて深さ1㎝程度の凹みを作り、その凹みに3〜4粒ずつ等間隔でまきます。その後は筋まきと同じように上から土をかけて優しく押さえます。

◉ばらまき
土に直接種をばらまく方法。土の上に種をふりまき、上に軽く土をかけるだけで終了です。効率的に種まきが出来るので広い土地などでは便利ですが、プランター栽培には必要ないでしょう。


③水やり
種まきが終わったらたっぷりと水やりをしましょう。種は土、水、光で発芽のスイッチが入ります。種まき後の水やりは、種が流れないように上から優しく行います。プランターは水やりをしないと土が乾燥してしまうので、水切れしないように注意して下さい。特に発芽するまでは注意しましょう。また、過湿は根腐れの原因になるのでやりすぎにも注意が必要です。


苗から栽培してみよう!


トマト、ピーマン、ナスなど実のなる野菜もベランダ栽培に適していますが、種からではなく苗から栽培することをおすすめします。ホームセンターやスーパーなどでも手軽に手に入ります!


①プランター(鉢)に培養土をセット
種まきと同じようにセットします。

②植え付け
スコップで植え付けるための穴を開けます。バケツなどに水を張り、育苗ポットごと水につけて根に水を含ませます。育苗ポットから苗を優しく外し、培養土の穴に植え付けていきます。苗が倒れないように株元にしっかり土を寄せます。

以上がベランダ栽培の注意ポイント、方法です。ポイントを押さえれば失敗なく楽しく美味しい野菜づくりを楽しめます!プランターで一個ずつ増やして行けるので気軽にスタートできる点もおすすめです。ぜひチャレンジしてみて下さいね。

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