見出し画像

2023COMOLY ワークキャンプ in 秦野開催! 人生の経験値を上げるために

こんにちは!COMOLY運営の山田です!

2020年から続くCOMOLYワークキャンプも今年で4回目。
今年はCOMOLY農園の拠点がある神奈川県秦野市で開催しました。
期間は5泊6日、日帰り参加を含めた総参加者数は27名でした(スタッフ含む)。

ワークキャンプスタート

1日目はCOMOLY農園での収穫体験とBBQです。
COMOLY農園は昨年から耕作放棄地を開墾した農園です。
今年は、ピーマン、パプリカ、ナス、トマト、インゲンなど夏野菜を中心に作付けを行い、7月頃から収穫しています。

今年収穫した野菜の一部

BBQでは、参加者の方々に採れたての野菜の味を味わってほしいので、ピーマン・パプリカの肉詰めや、ササミの赤紫蘇巻きを作りました。


ささみの赤しそまきとピーマンの肉詰め


収穫したピーマンの肉詰めを焼く

2日目は神奈川県山北町で洒水の滝を目指したハイキングからスタートです。全長6kmの道のりを3時間かけて歩いていきます。

宿泊場所に帰ってきて、少し休憩したあと、OSDさんのオープンダイアログを実施しました。OSDの川田さんと永由さんは、カウンセラーとして、多くの当事者たちと関わってきたプロ中のプロです。参加者の深層心理をうまく引き出すためにカードを使いながらオープンダイアログを行いました。

カードを使ったオープンダイアログ

本格的なワークが始まる

3日目からは、コトトキ農園さんで本格的なワークです。
コトトキ農園は、自然農法でお茶を作っています。
茶畑は山の上にあり、眼下に秦野の市街地が一望できます。
当日は台風の影響もあり、レイウェアを身につけながら茶畑の雑草を刈っていきます。

雨の中の作業

一番悩まされたのは、ヤマビルです。秦野は丹沢に「蛭ヶ岳」という山の地名があるほどヒルが多い地域で、この時も、長靴の上からどんどんヒルが登ってきます。

スタッフも含めヒルに血を吸われる参加者が多く、ワーワー叫びながら、
作業をしていました。私は、なぜかどこも血を吸われませんでした。

午後は、フィールドワーク用の土地の開墾です。草刈り機を活用しながら雑草を刈りました。

4日目も前日と同じ内容のワークです。お茶畑の雑草刈りは、前日の場所と異なる畑で行いました。この日は34度を超える真夏日で、前日悩まされたヒルもほとんど出没せず午前中の作業を終えることができました。

眼下に秦野のまちが一望できる


どうやらヒルは暑さに弱く、真夏日では活動は鈍くなるみたいです。

午後は前日と同じフィールドワーク用の土地の開墾。大量の汗をかきながらの作業だったので熱中症に注意しながら、作業をしました。4日目になると連日の疲労が蓄積し、みんなキツそうな顔をしていました。

日陰で休んでいる様子(4日目で疲労困憊)

幻想的な竹キャンドル

5日目はキャリア・クラフトさん主催の竹を使ったワークショップでした。
NPO法人キャリア・クラフトは一時的な離職などで、仕事から離れ、社会復帰を目指す方々へのキャリア形成の場を提供することを目的に設立されたNPOです。活動は多岐に渡りますが、主に放置竹林の問題に取り組まれています。

山田修一さんの説明を熱心に聞く様子

今回のワークでは、竹を使ったキャンドル作りとメンマ料理にみんなで挑戦しました。


ワークで作った竹キャンドル

ワークキャンプの目的は何か?

COMOLYの登録者は現在1300名ほどいますが、ワークキャンプに参加できる人はほんのひと握りです。
当事者にとってワークキャンプに参加することは非常にハードルが高いことだと思ってます。その中でも「自分の中で何かを変えたい!」という想いがある方が集まっています。

COMOLYワークキャンプでは、食費や滞在費を含めて参加費はかかりません。理由は、助成金で賄っているからです。一昨年、昨年はNPO法人教育研究所さんの農福連携に関わる助成金の予算で実施。今年はOSDよりそいネットワークさんのWAM事業の中にワークキャンプのプログラムを入れていただきました。

主催者としても、宿泊地の確保、スケジュールの管理、ワーク受け入れ先との交渉、食材の準備、レンタカーの手配、運転など結構大変な作業です。

ワークキャンプを開催する目的は何か?
それは、「人生の経験値を上げること」だと思ってます。

もちろん農作業の手伝いなど、現地での作業が大前提です。

農業は本当に大変です。コトトキ農園さんでの作業は2日間しかしませんでしたが、代表の加藤さんは毎日やっています。全国に存在する農家さんに頭が上がりません。

ワークキャンプでは緊張して夜眠れなかったり、同じ空間で寝食をともにするストレスが溜まったり、ヒルに血を吸われたり、暑さの中作業をしたり、体力の限界を感じたり、大変なこと苦しいこともたくさんあったと思います。

大変なことも苦しかったことも経験値が上がったと考えると良い思い出になります。

人生で最も大切なことは、良い職業に就くことでも、より多くのお金を得ることではなく、思い出をつくることです。人は誰でも、常に記憶から経験を引き出して、人生の出来事を再体験できます。それが人生の満足度や幸福につながるのだと思います。

自己肯定感が上がり自信を持つこともワークキャンプの効果ですが、記載すると長くなるので、今回は割愛します。

今年で4回目となるワークキャンプですが、次回はさらにパワーアップして開催するようにします。

OSDよりそいネットワーク:馬場さん、野口さん、永由さん、菅原さん、川田さん、鈴木さん

コトトキ農園:加藤さん

キャリア・クラフト:山田さん、遠藤さん

オブザーバーで参加いただいた芦崎さん

大変ありがとうございました!

こちらの記事を是非ご覧ください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?