東京の冬はきょとんとしている: Breezy afternoon
私は雪国育ちで、冬といえば寒く厳しいイメージがあります。今も正月などに帰郷しますが、初詣が猛吹雪で、このまま遭難するかも、というくらいひどい目に遭ったこともあります。
また、そこまでいかなくても、雪が積もってでこぼこになった道を歩くのはけっこう緊張するもので、薄着で歩いていても意外と汗をかきます。たかが歩行なのに、一生懸命にならざるをえないのです。
一方、東京の冬はとても天気が良く、果てしなく青空が続いて、キーンとした冷たい空気が清々しく感じられます。道も平らで、楽々歩けます。少々拍子抜けするほどです。
実家から新幹線で東京に戻ると、さっきまでの吹雪は何だったんだ、この違いはなんだ、と不思議な気持ちになります。
私からみると、東京の冬はきょとんとしているのです。
2014年12月6 日生まれのBreezy afternoon(CNo8)は、そんな冬の東京のイメージを曲にしたものです。
この曲はスクール内のコンテストに初めて出したもので、選択できるお題があり(たしか「空」を選びました)、決められた写真やビデオグリップを使って音楽動画を作るというものだったと思います。ジャスト3分で作ってあります。
優秀賞をいただいたのですが、発表したのが冬で、夏までひとっ飛びだね!のような感想をもらったのを覚えています。たしかに夏的な曲だし、画像も冬には見えないので当然の反応ですね。
でも私の中では、これは冬の曲なんです。
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