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★子どものコミュ力を上げる言語技術教育(ランゲージアーツ)って知ってる?

こんにちは。Shotaです。
お読み頂いただき、ありがとうございます!

今日は
「言語技術教育(ランゲージアーツ)」という分野
についての紹介になります!が、

説明もあって、少し長いので
結論から先に言いますと!
「日本人は、これまで学んでこなかった、
伝え合う技術(ルール)を身に付け、たくさん練習する場を作ることが
が大事なんだー!」
それが「言語技術教育(ランゲージアーツ)」だというお話しです。😊

ちなみに私がいつも言う、「コミュトレやプレゼン教育」というのは、
実はこの言語技術教育(ランゲージアーツ)のことを指しているのですが、あまり聞き慣れないと思うので、
コミュトレやプレゼン教育という風に表現しています^ ^

言語技術教育(ランゲージアーツ)というものを
簡単に説明すると、
「話す・聞く・読む・書く・考える・には、それぞれにルールがあり、それら学び、今後の予測不可能な社会を、言葉を武器に生きていくための教育」
という感じです。

これは、欧米では何十年も前から、
日常的に、家庭や学校で行われている教育で、
欧米圏では、できて当たり前というか、
小学校から全ての教科の中で取り扱われるくらい
(欧州ではランゲージアーツ、アメリカではクリティカルシンキングと呼ばれ)
標準装備的な教育で、
どんなに学力があっても、
この言語技術を含めた非認知能力が高くないと
社会的に評価されないくらい重要視されています(@_@)
(非認知能力については、別でいつか書きたいと思います^^)

この分野、
日本ではここ10年くらいでやっと注目を受けてきた分野で、
2020年の文科省の学習指導要領改定の目玉でもあります。

そのため、日本ではまだまだこれからであり、
一般的には、まだあまり認知されていない所でもあります。

この言語技術教育(ランゲージアーツ)では、
自分の考えを持ち、
相手に伝わるような話し方のルールや
相手の考えを受け入れる聴き方のルール、
読んで意見をまとめるなどのルールや、
論理的に書くためのルールなどなど、
言語による思考力と表現力を高めるためのルールを教えていきます。

ここまで言うと、
これって日本の国語教育でやってないの?
と思うかもしれませんが、

思い出してみると、

これまでの日本の国語教育では、どっちかと言うと、
「作者の気持ちは何か」とか「考えを抜き出しなさい」とか、
「人の意見や心情を読み取る、答えが明確な問い」は、
テストなどで、めちゃくちゃたくさん、やりましたよね!

でも「あなたはどう思うか」とか「自分なりに考えなさい」とかの
「自分の意見や気持ちを表現する、答えのない問い」ってどうでしたか?
ほとんどやってないんですよね😵
てことは、それに必要な技術やルールなんかも学んでいないってことになります

加えて、
自分の意見をまとめて
スピーチやプレゼンで表現したりする経験はどうでしょう。

時々学校ではスピーチコンテストのようなものがイベント的にありますが、私はそういうイベントで発表したこともないので、
そのルールや技術をちゃんと習うこともなかったし、
日常的に自分の意見を表現する場もありませんでした😵

日常的に考えを話す機会がないってことは、話すルールだけでなく、
人の意見を聞いたり、受け入れたり、肯定したり、質問してみたり、っていう、聴くルールも身についてないってことにもなっちゃいます。(;^_^

何が言いたいかというと、
日本のこれまでの公教育では
このような
「自分の考えや思いを、自分の言葉で伝え合う」教育が
十分に行われてこなかったんです😵

だから、
日本人は「自分なりの答えを出す」とか
「論理的に表現し合うディスカッション」とか
「人の心を動かすプレゼン力」なんかが

めちゃくちゃ苦手なんですね。(^^;;

そして、
これらの技術やルールを教えていくのが
言語技術教育(ランゲージアーツ)ということなんです!!😆

私も、自分の意見をまとめて話したり、
人前でスピーチしたりするのが苦手だったこともあり、
「どうしてうまくできないのだろう」と思っていました。

また、これまでたくさんの生徒達に
英語で自分の考えを表現する練習をさせたり、
大学の志望理由書の指導などをしていく中で、
「自分と向き合って自分の考えを説明できない」生徒が
めちゃくちゃたくさんいる現実に、
どうしたらよいのだろうと思っていました。

そんな中、
この言語技術教育(ランゲージアーツ)という分野に出会いました!

その時は、まさしく
これだ!」
「幼い頃にルールや技術を学んでないから日本人は表現下手なんだ」
「自分の素質の問題や、生徒の出来が悪いのではなく、
『ちゃんと習っていない』ということが根本的な理由だ!」

という気持ちになりました。^ ^

自分の表現力のなかった学生時代や
同じような生徒との関わりの中で、この分野に出会ったのは
きっと必然なのだと思います。

でもこれを知ったからには、もっと多くの人に届けたい、
子どものうちからトレーニングしてあげたいと思うようになりました。

大事なことは、
「伝え方や聞き方には、あるルールがあり、それを学んだうえで、
表現し合う場面を、もっともっとたくさん作ってあげること」。

なんですね。(^^)

私はこの言語技術教育(ランゲージアーツ)が
欧米と同じように、日本人の新しいベーシックスキルとして
もっともっと浸透していってほしいなと思っています。

指導要領も変わり、学校教育でも取り組んできている所ですが、
学校は大きくゆっくりと変わるところがあるので、
自分の子どもたちが、その恩恵を受けられるかどうかは正直、わかりません。

だからこそ、家庭や地域でできることを考えなきゃ!
という思いになったわけです!!
自分たちにできる具体的な活動は何か!?
そして、いつから、どこでやるべきなのか、
そもそも、なぜその力が必要なのかなど、

考えたいことがいーっぱいですね!^ ^

その辺は、また次回以降、お話ししていきたいと思います!😁

今日も長くなりましたが、

お読みいただき、ありがとうございました!

A good relationship starts with good communication!
(良い人間関係は、良いコミュニケーションから!)
日本の子育ての変革に貢献していきます^^

Shota.T

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