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”ドコカノダレカ的”Twitter戦略概論

先日、「そろそろ新しいnoteでも書かないとな」と思い立ち、Twitter上でアンケートを取ってみた。その結果、今回はTwitterでのアンケート結果に基づき、”ドコカノダレカ的”Twitter戦略についてのnoteとなった。

まあ、35票しか投票が無かったことは衝撃的に悲しかった訳だが、35人もの方が投票してくれたとポジティブに捉えてTwitterについて解説していくとしよう。

35票という投票数だけを見れば、説得力など無いのかもしれない。だが、それなりに考え、それなりに実践してきた結果としてフォロワーの方6,000人を超えているので、今から真剣にTwitter運用していきたいという人にとって何かしらの助けにはなると思っている。それにしても35票って…

  • Twitterを今から取り組んでも遅いのでは

  • Twitterで副収入を稼ぎたい

  • どうしたら安定的にフォロワーが増えていくのだろう

このnoteではこんな疑問を解決することができる。

かもしれない…

私自身、専業のWEBマーケターでもなければ、コンサルでもない。普段はしがない30代の窓際サラリーマンである。だからこそ、100%の補償はできない。

そんなことを書くと「じゃあダメじゃん」と言われるかもしれない。私自身もそんな弱気な奴の文章など読みたくないと思う。だが、裏を返せば、何でもない30代の窓際サラリーマンでも頭を使えばそれなりの結果が出せるということでもある。

このnoteを読んで実践すれば「誰でもできる」とは言わないが、「特別な人でなくてもできる」とは言い切れる内容になっている。

前置きが長くなってしまった。アイスブレイクはこれくらいにして、”ドコカノダレカ的”裏垢Twitter戦略論について解説していこう。

【このnoteの目標】:フォロワー数を増やし、収益化を目指す

Twitterの目的は人それぞれだが、私の前提条件はこれである。前提条件とこのnoteで知りたいことが合致している方のみそのまま読み進めて頂きたい。

22年12月:「各フォロワー数で何をしたか」追記
→フォロワー人数別に意識していたことのまとめ


Twitterだけでは収益は出せない

まず初めに知っておいて欲しいのは「Twitterだけでは収益は出せない」ということだ。

正確に言えば、「収益を出すことは難しい」と言ったところか。もしもこのnoteを読んでいるあなたの”Twitterで発信者になる目的”が「Twitterだけでお金を稼ぎたい!」である場合はハッキリ言っておすすめしない。

もちろん、「Twitterで発信者になりたい」と思い立った人には「影響力を持ちたい」とか「インフルエンサーになりたい」とか考える人もいるだろう。

だが、突き詰めれば大半の人は最終的に「お金が欲しい」というのが本音だろう。もちろん、その考え方を否定しない。実際、私にもそういった欲はあるからだ。

もしもTwitterを始める目的が「何者かになりたい」という自己実現が目的なら止めた方が良い。その場合は現実をしっかり見て何をすべきかを考え直す方が人生の幸福度はきっと高くなる。

成長過程を発信するという人もいるが、何かしらの実績が無ければそもそも発信する材料に困るだろう。努力過程をツイートするというのであれば、最終ゴールを見据え、達成可能かどうか、応援されるようなアカウント作りができるかを考える必要がある。

話を戻そう。ではなぜ「Twitterだけでは収益を出せないのか」と言えば、「Twitterはあくまで拡散するためのツールだから」が回答になる。

収益を出すためのツールではない。言うなれば「全世界に声を届けられる拡声器」が手元にあるだけなのだ。もちろん、”声が大きい”だけでお金を稼ぐことができる場合もあるので、そのことについては後ほど書くこととする。

Twitterの武器は拡散力

Twitterが他のSNSよりも圧倒的に勝っているのは「拡散力の強さ」である。これはInstagramやTikTokの比ではない。

要因はリツイート(以下、RTとする)機能とタイムラインの特性によるものだ。

特にInstagramではフィード投稿を作るのが手間である分、自分のアカウントに他者の投稿を載せることに抵抗感を抱く人は多い。その為、Twitterのような”手軽さ”が無い分、拡散力という面では弱い。

また、タイムラインについてだが、多くの人はTwitterのタイムラインを「ホーム」設定にして利用しているはずだ。時間軸でツイートが流れてくる「最新ツイート」の設定は意図的に変えなければ変更されない。

ホーム画面の特徴について詳しく知りたい方は公式ページを参照して欲しい。

タイムラインのホーム設定について簡単に解説すると、

  • 利用者が興味を持ちそうなツイートが表示される

  • フォローしてる人が”いいね”したツイートが表示される

  • 興味のありそうな”トピック”に関連したツイートが表示される

まあ、こんなところである。

要するに、Twitterのアルゴリズムが利用者(あなた)に対して「価値の高い」「興味ありそう」と判断したツイートが自動で流れてくる仕様ということだ。

ちょっと話が脇道に逸れたが、私が伝えたいことはTwitterはあくまで”拡散力がある”というだけで、単体で収益を稼ぐには難しいということだ。

何をテーマにして、何を発信するか

さて、Twitterで発信者として始める上での注意と強みについて理解頂いた上でいよいよ具体的に「何から始めるか」だ。

Twitterで発信者としてフォロワーを獲得したいと思った時、あなたはまず「何を発信するか」を決めなければいけない。

私のアカウントで言えば、「既婚者の女遊び」がテーマである。もっと詳しく書けば、「Tinderを使ってリスクを減らして女遊びをするには」である。

この様に、テーマについては極力一言で、「あなたが何を発信するか」を明確にしなければいけない。

色々なテーマで発信している人がいるが、人気のアカウントやテーマについて大きく大きく分けると、次の3つだと私は考えている。

  • お金の悩み(仕事、副業、節約)

  • 人生の悩み(恋愛、家族問題、健康、メンタル)

  • エンタメ系(ネタ、速報、マンガやイラスト、社会の愚痴)

その他でプライベートの鍵垢やROM専(見る専用)と言ったところか。

で、私のアカウントは主に「人生の悩み」の部類に属している。まあ、恋愛というには随分と”大人”の部類に入るわけだが。更に言えば、既婚者向けとしているので範囲は狭い。

ここで重視すべきは「あなたはどんな情報を発信できるのか」であり、もっと言えば「他人にどんな価値を提供できるのか」だ。

個人的には、けんすうさんのnoteが分かりやすく、アカウント初期の頃、役に立ったので紹介しておこう。

また私の話になってしまい恐縮だが、私の場合は「既婚者がどうやって女の子と遊ぶのか」「どういった点を注意するのか」の情報が価値であり、イメージしやすい様に、実例として会話のやり取りや考え方、体験談、ノウハウを中心にして発信している。最近は少しずつだが「自分なりの意見」を意識して混ぜていたりもする。

で、ここまで来ると「価値のある情報なんて何もないぞ」という方もいるだろう。だが、そこは必死に考えなければいけない。人生の棚卸をしてみて、何が発信できるか、脳に汗かいて絞り出さないといけない。

私のテーマはあまり人様に言える様な経験では無いかもしれない。だが、既婚者である男性、更には独身男性にとって、良くも悪くも価値があるはずだと考えて発信している。

まずは必死に考えてみる。世間的に良いことばかりじゃなくていい。自分の秘密にしたい過去だろうが、過ちだろうが、発信しても問題無いかどうかは一度検討してみて欲しい。人に言えないことほど”情報の価値”としては高いのだから。

テーマを見直すかどうか

”必死のパッチ”で自分なりのテーマを捻り出してTwitterに発信してみた。けど、何だか上手くいかない。そんなことはザラだ。私も過去に何個かアカウントを作ってはみたけど上手くいってないという経験は幾度もある。

そうなると「今のまま発信を続けていいのかどうか」不安になる。時間と労力をかけたわりに上手くいかない。違うことをやるべきだろうかなと迷うことはよくある。そんな時、何を基準に判断するか。私なりのテーマ選択の基準を示しておこう。

【前提条件:1ヶ月程度はとにかく頑張る】

その上で、次の視点で自分のツイートを振り返ってほしい。

  • 主観的視点:発信することが苦じゃない
    →頭を悩ませなくてもツイートが作れる

  • 客観的視点:ツイートの反応が良い
    →アナリティクスの確認
    「アナリティクスって何やねん」という方は下のリンク先へ

自分のTwitter運用を1ヶ月、まずは頑張って続けて欲しい。その上で、客観的視点と主観的視点の両方から自分のTwitterアカウントを検討して欲しい。続けるだけなら主観的視点だけで良いが、アカウントとして成長させたいなら客観的視点を欠いてはならない。

私個人の考えで言えば、アナリティクスが良い=客観的に見て数字が良いのなら、多少自分が苦労していても続けるべきだと思っている。優先すべきは”好き”よりも”価値”だ。

と、ここまで不安になった場合の基準や方法論を書いてきたわけだが、最後に身も蓋もないことを言おう。

自分に合っているテーマを見つけられた場合、不安になるタイミングなどない。ツイートは勝手に頭に浮かび、反応(インサイトの数字)も自然と良くなる。

「えー!!」という方もいるだろうが、案外そんなものだ。上手くいく時というのは得てして最初から結果が出るものだ。もしも自分のアカウントでそう感じる瞬間があったらとにかく継続して欲しい。続けてさえいれば、自然とフォロワーの数は付いてくる。

だが、そういったことも自分なりに1ヶ月は頑張ってみなければ分からない。自然とツイートが出てくるのか、自分が思っている以上に反応が良いのかは実際に試してみないと分からない。そして、そのアカウントに愛着が湧いてきて、続けようかどうしようかと悩んだ場合は二つの視点でどうするかを改めて検討してほしい。

もしもどちらかは良いがどちらかがダメだと感じるのなら、客観的視点での結果が良ければ続けてみても良いだろう。好きなことでも結果が出なければ続けるのは辛いが、結果が出るものに対しては自然と好きになったり、頑張ることができる。

”ツイート”はどう作ったら良い?

Twitterはテキスト主体のSNSである。確かにそうだ。間違っていない。だが、ツイートを”文章だけ”で実践すると苦労する。想像以上に反応は得られない。特に最初の方はいくらツイートしても”いいね”がつかないということはザラである。

もう一度言おう。Twitterはテキスト主体のSNSである。

だが、テキストだけで発信を続けるというのは単なる”縛りゲー”でしかない。

フォロワーもいない、つまり”世間からの認知度がない”という状態で文章だけで戦うというのは相当に厳しい。物事の見方が柔軟かつ、人々を共感させる書き方ができる天才肌か、持っている情報自体が貴重というレア人間くらいだ。それでも文章だけでフォロワーを集めようとすると苦労するはずだ。まさしく”ツイ廃”と呼ばれるくらい、ツイートとリプを積み上げることとなるだろう。

ではどうするか。

基本戦術は”画像の添付”である。

ツイートのテキストに画像という”プラスアルファの情報”を添付することだ。

実際に直近のツイートで反応が良かったものをチョイスしてみた。

画像ありツイート
テキストのみのツイート

この2つのツイートは直近28日間でインサイトの数字が良かったものを抽出してみた。1枚目は画像ありのツイート、2枚目はテキストのみのツイートである。

インプレッション(ツイートの表示回数)に大きな差があるのもそうだが、それ以上に、プロフィールのクリック数やいいねの数も大きく違う。インプレッションに約4倍の開きがあるが、テキストのみの各数字を4倍したところで、画像ありのツイートには及ばない。

ここでは、特にインサイトで見るべき数字として”プロフィールのクリック数”を挙げておく。というのも、フォローボタンはプロフィールにしかないからだ。数値の目安として何を見たら良いか分からないという人はとりあえず、プロフィールのクリック数が多い=良ツイートだと思ってもらって構わない。

過去に一度だけ、テキストのみのツイートでとんでもない数値を叩き出したことがあったが、確率で言えば相当低い。

テキストのみの最高結果

”なぜそうなったか”をあえて解説するなら、

  • 箇条書きにしてあって読みやすい

  • 皆が知ってるようで知らないことだった

  • リツイートしたくなる内容だった

この辺りだろう。同じ力を掛けるなら、一か八かのホームランを狙うより、ヒットを積み重ねていく方が良い。ヒットの先にはホームランも十分にあり得る。だからこそ、私は画像と合わせてツイートすることが大事だと思っている。

なぜ画像なのか?

ついでと言っては何だが、「なぜ画像が重要なのか」について解説しておく。

理由としては次の2点が挙げられる。

  1. ”嘘”をつきにくい=信頼性の担保

  2. 手間が掛かる

”画像”がツイート内容の信頼性を担保してくれることと、用意するのが面倒だということだ。

何となく分かると思うが、「副業で一千万稼いだ!」とツイートされても、信頼できる人か分からないSNS上ではツイート内容を証明するものが無い。だからこそ、それを証明できる画像があると、途端にその人の信頼度は増す。

先ほどの副業での稼ぎについてで言えば、納税証明書の画像があれば、納税額からその人のツイート内容の証明になるだろう。

また、画像を用意するにしても「余分なものは写っていないか」「個人情報の特定はされないだろうか」など確認作業が必須になる。

「一つのツイートを作る」という観点で見れば、工程数の多さから「めんどくさい」と敬遠する人間も出てくる。

こうした理由から画像を添付することの価値は大きい。人がやらないこと、やりたがらないことをやるというのは基本的な戦略である。

反応の良いツイートは何度も使う

さて、Twitterに慣れてきて、徐々に自分のアカウント運営に慣れてきたら、今一度インサイトを見直して欲しい。

その中にチラホラと他のツイートよりも反応の良いものはないだろうか。

もしそんなツイートがあればしめたもの。何度もツイートを使い倒して欲しい。いわゆる”擦り倒す”というやつだ。

では、「どうやって擦り倒すか」だが大きく分けて2つのパターンに分けられる。

  1. 同じツイートを何度もする

  2. ツイートの構成を横展開する

同じツイートを何度もする

反応の良かったツイート=良ツイートは何度でも使うべきである。私自身、長らくTwitterを使っていて不思議に感じたことがある。

「皆はなぜ同じツイートを何度もしないのだろう」と。

もしもこのnoteを読んでいる方で「同じツイートを自分で何度もするのは良くないこと」と考えているなら、その考えは改めて欲しい。

良ツイートは何度もするべきなのだ。
注意すべきは回数ではなく、頻度である。

いくら反応が良かったとはいえ、ずっと同じツイートしかしていなければ、他の人から鬱陶しがられるだろう。フォロワーのタイムライン上には何度も同じツイートが流れてくるからだ。

だが、考え方を変えてみて欲しい。

「新しくフォロワーになった方のタイムライン上に良ツイートを届けている」と考えたらそれは一つの”優しさ”ではないだろうか。

あなたの良ツイートを新しくフォロワーになった方は見逃しているかもしれない。それは新しいフォロワーにとっては大きな機会損失だと言える。

実際に同じツイートばかりしても反応は得られるのか気になる方もいると思うので、私の過去ツイートのインサイト画像を一例として掲載する。複数回ツイートをしているうちの一つだが、何度ツイートしてもその月のトップツイート欄に残ることが多い。

22年7月31日ツイート
22年8月16日ツイート
22年10月14日ツイート

ツイートをするタイミングなどでインプレッションもプロフィールアクセス数も増減する。が、何回同じツイートをしても、ある程度の効果を得られるなら発信者としてはやらない手はないだろう。フォロワーが増えていくにあたり、基本的にはどの数値も伸びやすくはなるが、ツイートがしょぼいとその限りではない。良ツイートを何度も使うことに意味がある。

ついでに、なぜRTではダメなのかについて補足しておく。

Q:なぜRTではダメなのか
A:一度”いいね”した人が”いいね”できない為

先ほどのタイムラインの話に戻るが、ホーム設定されているタイムライン上には「○○さんがいいねしました」という表記で関係ない人のツイートが表示される場合がある。ということは、”いいね”を押してもらわないといけないということだ。RTでは一度”いいね”したツイートには何もアクションができない為、新しくツイートをし直す必要性がある。

ツイートの構成を横展開する

これは良ツイートの構成と似たような構成でツイートを考えるということになる。もちろん、ツイートを考える必要があるので、先ほどの使い回しより手間は掛かるがゼロから考えるよりも各数値が良くなる可能性は高い。

これは先ほど文章のみで反応の良かったツイートの構成はそのままに、テーマを少しズラしたツイートである。

この当時のテキストのみのツイートでは平均インプレッション(ツイートが見られた回数)は平均3,000前後、プロフィールのクリック数は40前後というところなので、元ツイートには遠く及ばないが数値としては上々と言える。

続いてはツイートのテーマを横展開した事例。

22年10月1日ツイート
22年10月15日ツイート

このツイートは構成も画像も違う。だが、どちらも「本音と建前」というキーワードを基にツイートを作っている。反応の良かったテーマを覚えておき、切り口を変えて何度もツイートを作るというのも有効な作戦である。

もちろん、この二つのツイートは何度も使い倒しているので、切り口を変えたツイートは何度も使い倒すツイート候補になりやすい。必然的に良ツイートを生み出すスピードは上がっていく。

ツイートの自動化

こうして、自分でツイートを作っていくと、いくつもの”擦り倒す”ネタが生まれてくる。そして、自然と「何度もツイートできる良ツイートのストック」が溜まってくるはずである。不思議なもので良ツイートの反応はやっぱり良いのだ。

となると、同時にあることに気づくはずだ。

「何度も同じツイートをするのなら、自動化できないだろうか?」

そう。自動化すれば良いのだ。

私自身、ある程度使い回せるツイートが溜まってきているので、botbirdというサービスを利用している。使いたい機能はおおむね無料で利用できる。使い方については別のサイトで解説しているので、そちらを参照してほしい。

同じ様なサービスではsocialdogもある。こちらはアプリもあるのでスマホユーザーとしては使いやすいかもしれない。

だが、個人的にはbotbirdの定期(ランダム)ボットのランダム2(全出力後シャッフル・重複無)が気に入っている。何時間スパンでbotを回すかによるが、「2時間前にツイートしたものと同じツイートが再度流れる」という事態を避けられるからだ。

ある程度まとまった量のツイートを登録して、ツイート時間の間隔を長めにしておけば、特に何もしなくても”良ツイートが過不足なく発信される”という状態を作ることができる。

「常にツイートが配信される」という状況はとても大切なことだ。だが実のところ、それは簡単ではない。

私たちは想像以上に忙しい。どれだけ良ツイートのストックが溜まっていたとしても、自分でいちいちコピペしてツイートするという作業は結構面倒である。考えなくても良い、”ただの作業”と化したツイートは機械に任せるべきである。

最終的にアカウント運営は”半自動化”する

良ツイートが溜まった。ツイートの自動化もできた。「え?Twitterでやることないじゃん!」と思った方は惜しい。ツイートの自動化はしても良いが、アカウント運営自体は自分で行わなければいけない。

SNSの醍醐味は”人と繋がること”だからだ。

自分の言えない思いや知識を発信する場所であり、同志を見つけたり、困ってる人、悩んでる人の助けになる場所だからだ。そこを機械任せにしてしまっては何が面白いのか私には分からない。

発信者である以上、新しいツイートもそれなりにしていく必要はあるし、仲良くなった人のツイートも見て欲しい、リプして欲しい、誰かのタメになると思えばRTして欲しい。もし、あなたがフォロワーを集めた先に収益化を考えているのなら、DMの対応も必要になってくるだろう。

私の反省でもあるのだが、仕事とプライベートが忙しすぎて、しばらくTwitterを完全に放置していた。その結果、ツイートの反応率は下がりフォロワーの増え方も鈍化、何なら減少傾向にあった。

綺麗事に聞こえるかもしれないが、Twitterの向こうにはそのアカウントを運用している”人”がいるのだ。つい忘れがちになるので、たまにで良いから意識して貰えると嬉しい。

各フォロワー数で何をしたか

ここまで勢いで話してきたが、
「フォロワーが0人だとそもそも反応が無いんですけど…」
などと言う方もいるだろう。

ここでは私が各フォロワー数の段階で何をしてきたのかについてまとめておこう。

正直、Twitterで何がキツいかといえば個人的には「1,000人を突破できるかどうか」だと思っている。1,000人の壁は本当にキツい。

なので、ここでは1,000人までのプランを解説していく。

【0→50人】
プロフィールの作成。何を発信してる人かが一目で分かる様プロフィール文章を作成。アイコンとヘッダーも準備。Canvaを使えば無料でクオリティの高いものが作れる。固定ツイートに自分の考えや明かせる限りの状況(年齢、収入などのスペック)を乗せておくと親しみを持って貰いやすい。
基本戦略はフォロバ狙い。この段階でのフォロー数とフォロワー数のバランスは考えてもしょうがない。フォロー数≧フォロワーの人をフォローでまずは”数”を追う。と同時に、自分のテーマに合致する発信をしてる人で引用RTに対して、必ずRTしてくれる人は絡みに行く。基本、ツイート内容に同調した論調でツイートをするのが賢い。反対意見は上手く伝えないと無駄な騒ぎを起こす。

【50→100人】
継続して引用RTもするが、同時に自分のオリジナルツイートを行なっていく。ここで忘れてはならないのは発信するのは”情報や知識”であって、”個人情報や近況”をツイートすべきではない。”意見や考え”を発信するのは大事だが、ツイート量に対して少なめにする意識は持っていて欲しい。注意しないとすぐに”ご意見番”になりがち。
フォロバ狙いより、”面白そう””絡んでみたい”と思う人をフォローの流れでいい。また、インサイトで自分のツイートに対する反応をチェックする意識づけを行う。インプレッションよりも、プロフィールのアクセスを重視する方が良い。プロフィールにアクセスする=ツイート主に興味を持っていると言えるからだ。

【100人→500人】
この辺りから徐々に”仲の良い人”ができてくるはず。その人たちとリプやいいねで絡みながら、「RTして欲しいだろうな、したら喜んでくれるかもな」と言うツイートは積極的に引用RT、RTしていく。見返りを求めるわけじゃないが、”して貰ったら嬉しいこと”は自分から仕掛けていく。RTすることに抵抗感のある人も、RT後24時間以上経過したものについてはRT削除すれば良いと思えば気は楽になるはず。24時間の根拠はRTの影響力が無くなるため。
オリジナルのツイートについては”自分の実績”があるようなら積極的にツイートしていく。実績を証明できるような画像があれば尚良し。発信者が発信する根拠、正当性の担保として実績がある人は強い。その点で言えば、女遊び界隈は必殺技の”即砲”がある分、数字は増やしやすいかもしれない。

【500→1,000人】
早い人だとこの辺りで自分のツイートの中で、”ウケるツイート”が何かハッキリしてくる人もいるだろう。この辺りになってくると、あとはいかに”一定の品質のツイートを安定して発信できるか”が鍵になってくる。今まで反応の良かったツイートをもう一度使ってみたり、テーマは同じだけど表現を変えてみたり、文章の書き方は同じだけどテーマを少しだけズラしてみたりで量産していくと良いだろう。そうして、”ウケたツイート”が溜まってきた暁には上にも書いた通り、半自動化に取り組んでみて欲しい。
そして、可能ならTwitter以外のコンテンツを持って欲しい。私ならnoteがそれに該当する。ブログ、動画、音声など、”フォロワー”や”フォロワーになってくれそうな人”が「この人は他の似たような人とは違うな、面白いな」と思ってもらう為にもコンテンツがあるとフォロワー増加は加速していく。

私の基本的な戦略は上の通り。大切なのはツイートを情報発信の意識ですることであり、日常のつぶやきを極力減らすことだ。本当に何者でもない人の日常の呟きは興味を持たれないし、無反応であることが自分のメンタルを傷つける。

1,000人の壁を超えたあとはとにかく継続していくことが重要。今まで自分なりに工夫したことを継続していけば自然とフォロワーはついてくる。継続することで”フォロワーが喜んでくれるネタ”が自然と浮かんでくるようになる。

プレゼント企画は1,000人を超えてから

フォロワーを増やすにはプレゼント企画を打つのが手っ取り早い。確かにその意見には私も納得である。

過去に一度だけnoteのプレゼント企画を行ったが、その際のフォロワー増は凄まじかった。私のアカウントでは1ヶ月平均で500~700人くらい増えているが、企画を行った8月だけは単月で2,626人も増えている。

そんなプレゼント企画ではあるが、私個人の意見はプレゼント企画を打つのは1,000人を超えてからだと思っている。

というのも、基本的に企画を打つ場合は「フォロー、いいね、RT、DM」がセットになることが多い。そう。参加する側にも”手間が掛かる”のだ。

新しくあなたの発信を見た人=フォロワー候補の人にとってはプレゼントを貰うまでの手間が多くなる。当然、「この人はフォローするに値する人か」をタダでプレゼントを貰うよりも真剣に考えるし、その時に現時点でのフォロワー数が少ないと「大したことないのかな、プレゼント貰うほどでもないかな」という心理は働きやすい。

また、プレゼント企画を開始するにしても、そもそもフォロワーのRTがあるか無いかで拡散力は大きく違う。100人のフォロワーで100人が企画に参加してくれれば良いが、そんなことはまずない。だからこそ、企画を打つ段階でフォロワーがある程度必要になってくる。

”プレゼント”という飛び道具があったとしても、それなりの土台が無ければ有効活用できないと考えている。

収益化をするには…

いよいよだが、前提条件で書いた”収益化”の部分についてである。

ここについては一言で解決する。

「あなたは商品を持っているか」

この問いに答えられるかどうかが大きな鍵だ。

ブログでも良い、私のような情報商材でも良い、何なら自分の手作りの商品でもコンサルというサービスでも何でも良い。

あなたがTwitterという拡声器を手に入れたのちに、「私は○○という商品を持っています。役に立つので是非とも買って下さい」と胸を張って言える商品があるのかどうかである。

これが先に書いた「Twitterだけでは収益は出せない」と書いた根拠である。あくまでTwitterは”大きな拡声器”である。だから「売るべきもの」「収益を生み出すもの」は別に持たなければならない。

裏を返せば、Twitterをはじめる前に収益化の商品を作っても良い。むしろその方が自分のアカウントはどういうテーマで発信するかが決まりやすい。商品を作る過程で得た知識や経験は必然、ツイートのネタになるからだ。

だが、「商品作りをしてからTwitterを始めよう!」ではいつまで経ってもTwitterを始められない人も出てくるはずだ。それくらい、Twitter運用と商品開発は似て非なるもので別の考え方やセンスが必要になってくる。

収益化の商品として、私がおすすめするのは「情報商材を作ること」だ。「自分が行っているから」というのもあるが、会社員の副業として始めるにはリスク、収益性、効率性、即効性、あらゆる面においてこれしか無いと思っている。

次いで、大変ではあるがブログやオンラインサロン、コンサルなどのサービス提供をおすすめする。

Twitterの商材として適しているのは”無形商材”の様な「売り込むのに売る人自身の信用が必要になるもの」である。

知識と資金、在庫リスクを許容でき、ある程度の手間を掛けられるのなら”せどり”、いわゆる転売を収益化の方法として考える方もいるかもしれない。だが、売るものは有形の商品であり、Twitterとの連動性が図りづらいので、個人的には”Twitterで収益化する”という前提にはそぐわないと考えている。

”声が大きい”だけで収益を上げる

アカウントが育ってきて、ある程度のフォロワーが集まってくると、企業や個人から「私の商品(サービス)を宣伝して下さい」という依頼がやってくる場合がある。いわゆる”宣伝案件”である。

これこそが、声が大きい=拡散力で収益を上げるための方法である。つまり、商品開発を誰かに任せるわけだ。

商品を開発しなくても良い分、楽ではある。だが私自身はあまりおすすめしない。その理由として、他者(依頼者)による不安要素が多いからだ。

  • 商品力は依頼者次第

  • 単価のコントロールに交渉が必要

  • いつ案件が無くなるかは依頼者次第

商品由来でトラブルがあった時、自分の責任でも無いのに飛び火する可能性があったり、自分の希望する金額が稼げなかったり、案件が急に無くなって収益が無くなるといった不安要素がある。

また、「ワンツイートでいくら」という形態ならマシだが、アフィリエイトの様な成約条件であれば、個人で証明することのは難しい。あなた経由で成約したとしても、全てカウントされているかどうかは分からないし、証明しようとすれば無駄な手間が発生する。

であれば、自分で商品を開発して、自分で販売した方が収益性は確実に高い。

挫けそうになった”あなた”へ

ここまでで、Twitterのフォロワー獲得と収益化までの説明をしてきた。もちろん各項目を深掘りすればいくらでも説明すべきことはあるだろう。だが、それは「あなたが経験して得た、あなたなりの知見」になるはずだ。そして、その経験、知見をまとめれば有料noteの一つとして”立派な商品”になる。

もしこのnoteを読み、改めてTwitterに真剣に向かい合った結果、「上手くいかない」「全然フォロワーが増えない」「収益化なんて夢のまた夢だ」などと思う日が来るだろう。

そんなあなたへのアドバイスとして「フォロワーが1,000人を超えるまでが一番苦しい」という言葉を贈ろうと思う。

私も何度もTwitterのアカウントを作って来たが、1,000人を超えたのは実は”ドコカノダレカ”アカウントが初めてである。

このアカウント以外にも転職や雑記に近いような凡庸アカウントを何個も作ってきた。フォロワー獲得のためにnoteを何冊も買い漁った。「フォロー・フォロワー比が大切」「リプ回りは積極的にしよう」「朝は挨拶ツイートをするのが良い」などという小手先のノウハウに頼ってみたことが何度もある。

だが、上手くはいかなかった。結局は自分なりに脳に汗かいて、ウケるツイートが何かを考えていくことが大切なのだ。そしてその結果が収益という目に見える結果に繋がっていくのだ。

どうか諦めないで欲しい。暗く先の見えない戦いが続いたとしても、諦めないで欲しい。「諦めなければいつか花開くよ」などとは言わない。簡単なことでは無いというのも痛いほどに分かっている。それでも諦めないで欲しい。簡単にできることであれば皆が同じになってしまうのだから。人とは違う。その差こそが資本主義ではお金になる。

もしも不安なこと、気になることがあれば気軽にDMして貰って構わない。できる限りの対応はしていきたいと思っている。また別のnoteでは「noteの販売戦略」についても解説している。こちらは今までのノウハウを詰め込んだ”ネタバレ”的な部分もあるので、有料になるのはご容赦願いたい。

ということで、長々と最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
このnoteを読んだ全ての方に望む結果が訪れんことを。

ドコカノダレカ

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