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1日の流れ@印刷会社 後編

前半を読んでいただき
ありがとうございます!
それでは続きをどうぞ!

【画像調整や下版前の段取り】

このあたりの工程は会社によって
微妙な差がありますが、
これから話す内容より少ない事例は
聞いたことがありません。
(多い事例はいくつか聞いたことが…)

クライアントからやAdobestock等から
使う画像はおおむねRGBです。
当然ですがCMYKに変換する必要があります。
自分で調整するパターンもありますが、
多くは画像を調整する課に依頼します。

順番は前後するパターンがあります。
オペレーターであれば調整済みの
写真をもらってからスタートしたりします。
逆にデザイナーは
終盤で調整に出したりします。

これは変更の頻度によるものだと思います。
デザイナーは組んでいる最中で
「こっちもいいな」
「この修正ならこの画像のほうが」といった
具合ですかね。
使わない画像の調整は時間も労力も
もったいないですからね。

下版前(工場にデータを渡す直前)も
直し漏れがないか、
仕様に則したデータになっているか、
正しく色が出ているか(色校)等の
チェック作業が山ほどあります。

ポイントは『掛かる時間の把握』です。

当然のことながら下版作業だけでなく
修正や打ち合わせ等も重なってきます。
下版作業は神経をすり減らす
1、2を争う業務内容となります。
時間を意識してみることをお勧めします。

【工程の確認】

当然ながら自分が帰ってしまうと
ほかの人が対応しなければなりません。
その日に限らず提出したものが
戻ってくる可能性があるかどうかの確認が
必要です。

1日に終わりに限らず
営業さんに会ったら
挨拶感覚でしてもいいぐらいです。
毎日「〇〇〇はまだっすか?」と聞いてたら
嫌われますが、営業からの戻りの目安を
過ぎたり、目安がなければ2~3日、
1週間程度がちょうどいいかと思います。

ポイントは『進行管理』です。

目安があることで立て込む時期の予測や
新規・修正・下版の段取りが
たてやすくなるのでおすすめです。
修正8本、下版2本、新規2本が重なり
脳が焼き切れて確認を怠り翌朝、
営業にブチ切れられたことがあるので
確認は大切です。



まとめ

まずその会社の印刷工程の把握。
次に工程に掛かる時間の把握
最後に営業さんやクライアントの把握
の順がスムーズに頭に入ると思います。

なので特に新人の皆さん
入社してすぐ挨拶まわりの傍ら
他部署の説明があると思います。
一番大事だったりすることが
割と簡単に終わってしまいます。
その後の立ち回りを
スムーズにするためにも
気を引き締めていきましょう!

ちなみに
工程の把握はもちろんですが
多くの人と関わっていきます。
つまり説明が「難しく」「面倒」なんです。
ここを理解できてるだけで
「あいつはできる」「話が早くてラク」
と思う上司・先輩は多いです。


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