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心理系大学院に入るための情報がない?!

大学院に進むレアな社会人

  2021年で大学受験者数は約66万人。大学入試に対しては、「共通テスト」への対策は全国区だし、各大学の過去問に関しては「赤本」がある上、予備校などでも各学校ごとの対策などを講じてくれる。情報はあふれんばかりだ。
 これに対して全国の大学院修士課程の入学者数は文科省の2016年情報で、およそ7万人強。しかも大半が大学からの「院進」。うち社会人は8000人弱だそうだ。
 臨床心理専攻に絞れば、公認心理師対応大学院は180校程度。各校募集人員平均10人とすれば、心理系大学院生の募集人数は2000人くらいだろうか。大学院の社会人比率は10%切るくらいなので、200人の枠を社会人で取り合うことになる。だから我々院試を受けるような“レア”な社会人には巷に情報がないため、右往左往することになる。
 私が大学院を目指すにあたり、最初にぶちあたったのは欲しい情報がないこと。書店はもとよりyoutubeですら情報が少ない、足りない。欲しい情報が手に入らない、入手方法がわからない。MBAや理系大学院についてはまだしも、心理系大学院についてはかなりレアな情報になる。しかも社会人、かつ50代が目指せるか、となると皆無に近い。

こんな情報が欲しかった!!

 私が欲しかった情報は

  • 社会人は心理系大学院に入れるのか、どのくらい勉強すればいいのか、社会人が入れるのはどの大学院か、何人くらい入れるのか、倍率はどうか、仕事をしながらできるのか、年齢は何歳くらいまで行けるのか、学費はいくらくらいかかるのか。

  • 勉強法はどうしたらいいのか、心理学はなにをどのように学べばいいのか、英語ってどの程度のレベルなのか、予備校に行った方がいいのか、行かなくても大丈夫なのか、どういうところがいいのか、通信教育でもいいのか。

  • 試験はどういう問題が出るのか、難易度はどうなのか、偏差値とかあるのか、過去問はどうやって入手できるのか、

  • 大学院生活はどんな感じなのか、院生は1学年にどのくらいいるのか、年齢は?男女比は?どのくらい忙しいのか、修士論文は大変か、休みは取れるのか。

などなど、枚挙に暇がなかった。

どこかに入りたい!という方向けの受験情報

 そこで、紆余曲折しながらなんとか合格できたこの1年を振り返り、私のように心理系大学院を目指す社会人(大学院側が言う社会人とは25歳以上のようだが、ここでは特に40、50代の中高年)のために、私が入手した情報を残しておこうと思う。

 心理学初心者の中高年の私が、なんとか1年で合格できたことがベースの体験記なので、志望校を東大・お茶ノ水女子大などの国立難関校や六大学などのメジャー校を目指す方にはあまり参考にならないと思う。社会人(中高年)として、仕事を休んで大学院生活に集中しようという状況では、とにかくどこかに現役合格しなければならない、今年合格しなければ臨床心理士も諦める覚悟だった。だから、入学できたらどこの大学院でもがっつり勉強をするつもりだったので、頼むからどこかに引っかかって!、くらいの祈るような受験生活だった。
 そんなレベルの私なので、高い志のもと難関校を目指す方ではなく、仕事や家庭と両立しながら、何とかどこかの心理系大学院に入りたいという方には参考になる部分もあるかと思う。

 当然、個人がもがいた証なので、万人受けするわけでもないし、評価も主観的であることはご容赦いただきたい。
「こういう情報はないか?」というのがあれば、ご遠慮なくお寄せください。可能な範囲で調べますし、私より詳しい情報があるようならそちらをご紹介します。

★★こんな情報が欲しい、という方は下記へコメントくださいね。★★  



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