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好きなようにお呼びなさい


娘からママと呼ばれるか

「なぁ、こむちゃん」と名前にちゃん付けで呼ばれている。


言葉を発せるようになった1歳頃の時は「こむよん!」と呼び捨てで呼ばれていたくらいだ。


そんな私と娘の姿をみて、周りの大人が目を飛び出して驚くので「こむちゃんにして。」と変えてもらった。


そんなに珍しいものでもないのになと今でも思う。



なぜ娘が私をそう呼ぶのか。

理由はそんな大したものではないが、

5つ歳の離れた妹に「お姉ちゃん」と呼ばれるのがむず痒くて無理だった。
なので、妹にも私のことは「こむちゃん」と呼んでもらうようにしていた。

少し変だったのか、周りからも「なんでお姉ちゃんなのに妹から名前そのままで呼ばれてるの?」とよく質問を受けていたが、揺るがなかった。


名前にちゃん付け呼びでも

姉であり妹なのは変わらなかった。




なのでその延長線で娘にも「こむちゃん」と呼ばれている。

だけど見ての通り、全く、清々しいほどに、なんとも思わない。




私自身を表す名称なので、呼び捨てで呼ばれていたとしても、何も思わず「なにー?」と答えていると思う。





少子化と騒がれてるこのご時世なので、娘の世代はどうなるかわからないし

ご時世なんて関係なく、明日には私は死んでいるかもしれない。


だけどまだ見ぬ孫や、妹カップルに授かるだろう姪っ子か甥っ子に「こむちゃん」と呼ばれるんだろうか…と想像を膨らまし、胸を躍らせる。



だけど、おばちゃん、またはおばあちゃんと呼ばれる未来も悪くない。


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