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台風にコメ思ふ

台風10号(サンサン)はん。
ちょっとオイタが過ぎるんちゃいますか。
日本中、水浸しですやん。
ほんま何でも「過ぎたるは及ばざるが如し」
暑いんも勘弁ですけど、ザーザーやり過ぎです。これで秋連れて来んかったらお尻ぺんぺんですし!

皆さま、ご無事でしょうか?

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急に降って湧いたかのごとく全国を覆い尽くすコメ不足。まだまだ店頭には品薄です。

私はパン好きですが、やっぱりお米が主食です。日本のコメ消費量の低下を補わんと必死のパッチ(あ、古い?)で食べまくります。

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以前、仕事で農家の方ともお付き合いがあり、お話を伺ったことがあります。

お米づくりは1年がかり。
土づくりに苗作り、田植えから収穫まで、「米」の字は「八十八」の仕事と言われるほどに手間もかかります。

その上、台風くるわ、猛暑は来るわ虫来るわ。リスクだらけで苦労が絶えません。

農機具は数百万円単位の高額投資。いくら国の補助金があるとは言え個人で背負うには重たいものです。

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コメ余りの時代に値段を安定させようと始められた国の減反政策。

米を作らないことで補助金が出ると言う、良くも悪くも魔法の薬で50年近くもバランスをとってきました。そして、2018年に廃止後も、国は引き続き米からの転作を促してきました。

そもそも1世代近くも農家のやる気を骨抜きにしてきたのです。まぁいろんな評価はあるでしょう。政策の是非はともかく、今では後継者もなく現役世代の引退とともに田んぼも終わり。 

コメを作れる場所も人もどんどん減る一方なのが現実です。

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コメ農家の皆さんは、台風が来る!と分かれば急いで稲刈りをされてました。

強風や大雨で稲穂が水に浸かれば1年間の苦労は正に水の泡。収入はもとより、気持ち的にもどれほど辛いことでしょう。

米不足の最中にやってきた、今回の台風。

足らぬ足らぬと言うより先に、もっと大事なことがあるのかも?

心もとなくなってきた米びつを眺めながら、大切なお米を作ってくださる農家の方や日本の食の未来に、思いを馳せる今日この頃でした。

No Rice No Life!

※見出し画像は「ココハイチエ / 京旬 いちえ」さんがランチで提供されているカレーです。京都の和食料理屋さんならではの深い旨味で心ほぐれる、私イチオシの美味しいカレーです。

京都市中京区夷川通高倉東入百足屋町146 ル シエル御所南 1F

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