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最近読んだ本 【 その5 】

読んだ本の感想(というかメモ)を随時公開します。基本、完読して面白かった・参考になった本のみ。

モモ(ミヒャエル・エンデ)#027

愛読書ランキングによく出てくるので読んでみた。児童向けだったんですね。「ハリー・ポッター」みたいな感じなんだろうか。それとも「不思議の国のアリス」だろうか。どちらも読んだ事ないけど・・。
映像が浮かんでくるような文章。表紙含め挿絵もエンデ作のものだそう。伝説の洋画『ネバーエンディング・ストーリー(笑)』はこの人の原作だったのか。
主人公のモモがなんとなく黒柳徹子の子どもの頃(トットちゃん)と重なって見えた。

アポロンの島(小川国夫)#028

そこまで知られていない人だと思うがコアなファンが多そうな小説家である。私小説風で断片的だけれど、ヨーロッパを一人オートバイで旅する表題作などに見える地中海の情景と静けさを纏う文体がいい。

メタボロ(ゲッツ板谷)#029

青春アウトロー半自伝小説『ワルボロ』の続編。前作同様、読みやすくて引き込まれる。ゲッツ板谷は西原理恵子の漫画によく出てくるので名前とそのキャラはなんとなく知っていたが、こんな小説を書ける人とは思っていなかった。
少し下の世代で同じく過ごした 1980 年代のほぼ東京西部が舞台であるが、殴り合いの喧嘩などした事がないので、登場人物たちのその後が余計に気になる。

あとがきにあったように三部作の完結編が書き上げられていた。脳出血で死にかけた後に書かれたものだという。図書館に無かったら買おう。

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