バーでのバイトがインタビューの始まりだったかもしれない
バーでバイトをしようと思ったのは、それまでしていた東京ドームでのバイトが閑散期に入ったからだった。
ご察しの通り、野球もコンサートもない時にはなかなか暇だったりする。それゆえに平日夜という学生にとってのゴールデンタイムにバイトができない。そんなわけで平日夜にできる比較的融通の利く仕事をしていた。
そんで、まあ、お酒も好きだしと応募したのが麻布十番にある1件のバーだった。
バーというよりも、スナックよりなのかな?
スタッフは、大手メーカーを脱サラしたマスターと俳優してるイケメン兄さんとスウェーデン人の女の子とハイスペック大学生男子と、お洋服のデザイナーさんと、昼間は事務職をしている方、あとわたし。
だいたい1人から2人でお店を回していた。店に立って客が来ると、嫌でも人と話さなきゃいけない。逆にいうとお客さんが来ない時は、1人でお店の中でテレビ見たり、カラオケしたり、レポート書いたりして過ごしていた。
バーのバイトって、意外憧れる人が多いけど、あんまり良いことばかりでもない。大学生だからって、最近の若者代表でねちねち説教されることもあるし、お客さん同士が喧嘩することもある。
でも、当たり前だけど、いろんな人にいろんな人生があって、社会人=会社で働く以外の選択肢を教えていただいた。
というのも、ちょうど就活真っ只中だったこともあって、働くことについて話をすることが多かったのだ。就活でうまくいかない私を励ましてくれた人、お前のそういうところが悪いと会って30分後に怒ってきた人、君を雇わないとかバカだなと励ましてくれた人、いろんな人にいろんな意見を言われた気がする。
あとは、何があったかな。それまでいじられたら真正面から受け止めてあからさまに不機嫌になる私に、ヘラヘラする方法とか、バカなふりをする方法を教えてくれた気がする。その方法を覚えてから、無理に付き合わない、無理にわかりあわない的な意味で人付き合いもだいぶドライになって、楽になった。
脱線しまくって、タイトルに書いたことが全然できてないから、そろそろ本題に入るけど、私はインタビューの時にわりと素で話すことが多くて、時としてタメ口になってしまう。1人のビジネスマンとして評価されることではないかもしれないけど、相手の殻を破らないと本質を聞けないんじゃないかと思っている私なりの試行錯誤の方法だ。
あと、本当はこんなことが言いたいんじゃない?ってわかっているけど、具体的な話を引き出せない時にはバカなふりをする。あ!認識間違ってました?すみませーん、ところでどういうことです?なんて言えば、ちょっとイライラしながらも具体例を教えてくれる。
ふと思ったけど、この2つの方法は、きっとバーテンダーの時の経験がなかったら、たぶんプライドと遠慮が邪魔してできなかったのかなって思う。
あとは、細かく言うといろいろあるんだけど、何言いたいかわからなくなってきたし、家に着いちゃったわ。
まあ、要するにバーって楽しいよね。
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