見出し画像

44.大邱の夜、ソウルの夜

「大邱の夜、ソウルの夜」という本を読んだ。

女性として生きることの大変さ、家族へのケアと個人としての願いを叶えることの間で揺れ動く主人公たちの本音が切実に描かれていて、何だか今も心の中にゴーン…と響いている。

大きな鐘が鳴らされ、その余韻が残っているような感覚。

これまで様々な街で暮らし、様々な規模の会社で働いてきて、ジェンダー観は場所や時代で本当にガラッと変わるものだと感じている。

これだけ”普通”とされる感覚が違うものも珍しいのではないだろうか。

私自身は、女性であることで男性以上の頑張りや気配りを求められて大変だったこともあるし、後から振り返って”あれってセクハラだったよなぁ”と思ってやるせない気持ちになったこともあった。

一方で、女性であることで大切にしてもらえたり、良い思いをさせてもらったこともあったと思う。

自分が男性として生まれて育ってきたら、また別の葛藤や生きづらさもあったのではないかと想像する。

自分より弱いと感じている者に何かを押し付けたり、悪意のあるメッセージを届けてしまう時、その人の心のどこかに抑圧されてきた感情があるのではないだろうか。

男女の違いや、特定の世代の違いを二項対立させるのではなく、調和された世界をもっと見ていきたいと思う。

2022.2.16 Wed 8:28

ここから先は

0字

【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai Lagunaにご参加ください。 https://laguna.awai.space/about

【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai La…

【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai Lagunaにご参加ください。 https://laguna.awai.space/about

【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai La…

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?