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悔し涙。

悔し涙の止まらない息子。。。

悔し涙がでるって、すごいこと!
その姿を見て、私は思わずもらい泣き。

今日まで、本当に色々あったな…
走馬灯のように思い出すって、こう言うのか〜

残念ながら賞は取れなかったが、立派に大勢の前で プレゼンを行った。

今日は、プログラミングの県大会。

あんなに立派に壇上で話す息子を見れるなんて…  想像もしていなかった。

不登校になり、家の外にほとんど出ることができなくなった息子。転校したり、たくさんの方々の支援のおかげでようやく再登校できるようになった。

学校からのプリントがきっかけで、プログラミング教室に通い始めた。

「やりた〜い」

ゲームも大好きで、プログラミングにも興味深々。

きっと、楽しく通ってくれるはず!

…が、そうも行かなかった。

慣れない場所が苦手な息子。週に1時間の教室に通うのに半年以上要した…

教室の前まで来て、何度、引き返したか。毎回、また、入れなかったと、帰りの車で泣いていた。

「行くのやめてもいいんだよ。」これが更に怒らせる事に😢
「行きたくないんじゃない!!!行けないんだーーーー」大暴れ。

やっと中に入れるようになっても…

席に着いて5秒後。「やっぱり、今日は帰ります。」車の中で大暴れ…

開始から15分後。「キリが良いので、今日はこれで帰ります。」車の中で大暴れ…

こんな状態の息子にいつも優しく、「いつでもおいで!」と見送ってくれる先生。感謝しかない。

半年が過ぎる頃、何となく定期的に通えるようになってきた。「今日は集中して出来た〜♪」「今日は、眠たいからやめて、また、来ます」

自分の気持ち、状態を先生に伝えれるようになってからリズムが掴めてきた気がする。

自分が何に困っていて辛いのか、それすら分からずに泣いたり、暴れたり、自分を傷つけたり。

『伝える』って大事❗️

プログラムしていくには、どんなものが作りたいのか、何が分からないのか、自分自身と何度も何度も向き合わないと行けない。そして、助けを求めるために伝えないといけない。更に、アドバイスを聞き入れないといけない。

何が嫌で何に困ったいるのかすら感じることができず、とにかく不快で泣いたり暴れたり、逃走したり…

本当に苦しかったはず。

プログラミング教室に通うことで、息子の1番の課題に自然と向き合っていた。そして、少しずつ、少しずつ、『自分』を感じれるようになり、その作業も滑らかになってきた。

たまたま目についたプログラミング体験。何ヶ所か見学に行く予定にしていたが、『僕はここ以外行かない!!!』と譲らなかった。あんなに、中に入れず涙していたのに、諦めずに通い続けた。(私も頑張った〜💦)

楽しんだり、悩んだり、迷ったり様々経験し、作品が完成。

そして発表本番。結果、賞は取れなかった。

帰りの車の中で大粒の涙。

悔し涙が止まらない。

そして、しゃくりあげる声で息子が言った事。

『悔しいよーーーー』

『暴れなくて良かったよーーー』

そうか。息子は周りの子たちと違うポイントでも戦っていたのだ。

そして、
『来年、リベンジするーーー』

この1年の息子の成長。

母のもらい泣きも止まらない❣️



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