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ご先祖様との繋がりを感じる、不思議な体験。

ご先祖様といっても、そう遠い方々ではなく、
私の祖父の話です。


祖父は私が5歳のとき、肺ガンで亡くなりました。

今でもハッキリ覚えていますが、
祖父のことが大好きだった私はお通夜前に

「みんなはズルい!
じいちゃんとたくさん過ごせてズルい!
私は5年しか一緒に過ごせなかった!!!」

と言うほど、おじいちゃん子でした。

そんな私は、祖父が旅立った日、会場の出入り口に
トンボが大群で飛んでいるのを姉たちと見つけました。

そのトンボたちは、何かを待っているようでした。

私は姉たちに

「じいちゃんのお迎えかなぁ?」

なんて、言っていました。

それは姉たちも感じていたようで
誰にも否定されることはありませんでした。

不思議なことに、
そのトンボの群れは私たち家族全員が会場から出ると
全員揃うのを待っていたかのように、
夕日に染まったオレンジ色の空へ、
高く、高く、飛んで行きました。


そんなこともあり、今でも私は

「あのトンボは、きっとじいちゃんの仲間で、
じいちゃんはトンボに生まれ変わって、
仲間たちが天国に連れて行ってくれたんだ。」

と、祖父とお別れした日から信じています。



そう思うのには、ちゃんと理由があります。


トンボが飛ぶ季節が来ると、
必ず私たちの近くに留まるトンボがいるのです。

例えば、他の車も周りにたくさんいるのに、
私の車にだけずっとトンボがいることが多かったり。

しばらくトンボが部屋の窓辺にいて、
じいちゃんかな?なんて思いながら話しかけてみたら
話終わってから飛んで行ったり。

そんな不思議なことが、5歳でお別れしたときから
ずっと続いています。


そして6年前、家族になった夫の周りにも、
トンボが来ることが増えたというのです。


トンボに敏感になりすぎてるだけかもしれないし、
意識しすぎなのかもしれないけれど、
そんな体験をしてるからか、ふとしたときに
祖父が見守ってくれてるな、と感じることがあります。

私が祖父と別れたのは、たった5歳のときだけど、
25年ずっと祖父を忘れたことはないし
今でも祖父のことがだいすきです。


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