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優しい時間

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日常にありふれたどうしようもない葛藤の話
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2016年3月の記事一覧

僕の隣に。

僕の隣に。

君はいつでも生きるのが上手くない。
そんなところが好きになったといえば、間違いではないのだけれど。
僕だって生きるのが上手くない。落ち込んでは何度もホームに足を向けていた。君と出会う前
は。

それは晴天のある日。花屋の店先に並ぶ数多くの花たちを、恨めしげに眺めていた時、その花にも負けない笑顔を向けてくれたのが、君だった。一目惚れというのは、こういうのを言うんだな、そう感じた。というか、その笑顔に

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きこえる。後編

ああ、猫の声がうるさい。

ふと気がつくと、部屋に夕暮れの光が差し込んでいた。そうか、私は仕事を休んで1日こうしていたのか。机の上のコンビニ弁当は、昨夜のままで手付かずだ。
時間を確かめようとして、携帯を手に取る。
無断欠勤をしたのだから、上司から着信が来ているであろうと思ったが、そんなことはなかった。
着信はありませんの文字を見て、ついに私は今世の中からはじき出されたと悟る。
携帯が手から落ちて

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