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Co-evolution Talk live〜支援ではない国際協力のリアルにふれる〜 Day1 レポート

2/10 (木)21時より、「Co-evolution Talk Live 〜支援ではない国際協力のリアルにふれる〜」の第1回配信を実施しました。Day1のテーマは、「La torche・Colorbathの経験、Co-evolution力とは何か」

Vision Hacker Awardsをきっかけに出会った秋間早苗さんがCEOを務めるLa torche,Incとは、”学ぶ”や”働く”に関わる多様な教育プログラムや事業開発を行なっているなど、共通点が多くあります。

私たちがアジアやアフリカをフィールドに活動する中見えてきた「Co-evolution力」とは何か、その大切さについて語り尽くしました。

国際協力分野で働いてみたい方はもちろん、本業を通して世界や社会に貢献したい方、一歩踏み出してみたいと思っている方にもおすすめの内容です。
ぜひご覧ください。

ライブ配信の様子を動画で振り返りたい!という方はこちらから。

Co-evolution Talk Live〜支援ではない国際協力のリアルにふれる〜 Day1

秋間
Co-evolution Talk Live、いよいよスタートです!

吉川
よろしくお願いします!

秋間
この企画は、Co-evolution、共に進化すると名づけた、NPO法人Colorbathと、株式会社La torcheのコラボ企画ということで、今日含めて3夜にわたって進めて参ります。

5日にプレイベントも行いましたが、今日がトークライブ初日ということで、改めて、どんな企画なのか、私たちがそもそも何者なのか、説明させていただく機会を設けたいと思っています。

では早速、自己紹介から始めていきましょう。

吉川
Colorbathの吉川雄介と申します。Colorbathでは、アジアのネパールと、アフリカのマラウイ、日本、この3カ国をフィールドにして、教育事業や、途上国のソーシャルビジネス、雇用をつくる活動などの事業を展開しています。コロナの前は、1年の半分は海外で仕事をしていましたが、今は海外のメンバーとのやりとりも含め、リモートワークを中心に活動しています。

僕自身は元々、ベネッセという教育の会社で、日本の学校に対する仕事をしていました。そこからフィールドを海外に移し、今はいわゆる"ソーシャル”分野の仕事をしていると、そんな感じです。よろしくお願いします!

Colorbath代表 吉川雄介

秋間
はい、ありがとうございます!それでは、私も自己紹介させてください。
株式会社La torche代表の、秋間早苗です。今私がやっているのは、企業の方々が、変化の大きい時代の中でいかに生き抜いていくか、ということで、今までのやり取りじゃ通用しないところをどうやって変化していくかとか、これまでの延長戦じゃない自分達になっていくところを応援する、伴走する仕事をしています。

La torche代表 秋間早苗

その中で、まさにソーシャルビジネスをどう掛け算するか、というのがテーマなんですが、実を言うと私自身も大学で、国際協力分野を専攻していたんです。貧困問題や環境問題に対して、「支援」ではないビジネスでそう解決策を作っていくか、というのが研究テーマだったので、そこからかれこれ20年ぐらい、続けてきています。

吉川
長い歴史ですね(笑)。

秋間
はい(笑)。とはいえ、Colorbathさんとの出会いも含めて、私も学びながらみなさんと一緒に色々な発信できたらなと思っているので、この企画をとても楽しみにしています。皆さんにも、楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

では、なぜNPOであるColorbathと、企業に対して仕事をするLa torcheがコラボしているのか、そしてこのコラボがどこに向かってるのかということですが、この辺り、吉川さん視点でお話いただいてもいいですか?

出会いからコラボまでー「国際協力って、もっと人間臭い」

吉川
はい。まず、早苗さんと出会った経緯からお話しします。僕らはアフリカのマラウイで、衛生環境の向上に関する「ソーラーボイラー」を使ったプロジェクトを実施しているのですが、その活動に対して、Vision Hacker Awardという場で大賞をいただきました。それをきっかけに、早苗さんに伴走していただき、どう活動をブラッシュアップしていくか、ということで、ご一緒したという感じです。

ソーラーボイラープロジェクト

その時に、僕らが今まで海外で、必ずうまくいく方法もわからない中で、現地の人とコミュニケーションをとり、試行錯誤しながら歩んできた実体験とか、そこで抱えた課題とか葛藤にも、早苗さん自身の経験からも共感していただいて。それが僕らとしても報われる思いでした。なかなか、日本の色々なところでお話しする機会をいただいても、うまく言葉にしきれなかったり、伝わらなくて悔しい思いをしたこともあったんですよね。

伝えたいと思っていたことは、今回サブタイトルにあるような、「国際協力のリアルに触れる」にもつながります。"綺麗事"とか、人が注目するような社会起業家的ストーリーを言うこともできるんですけど、実際って、もっと人間臭い、僕ら自身の考えやマインドセットをアップデートしないと活動できないような場面もあるんです。その生々しいリアルをお届けする場がほしいと思っていましたし、国際協力を仕事にしたいという人、SDGsやこれからの人類、地球など、色々な興味を持たれている人と一緒に、これからの未来を作る上で必要なマインドセットについて、経験をベースに話し合ったり、高めあったりできればと思います。

まずはこの3日間のトークライブで惜しみなくお伝えした上で、より、皆さん自身の仕事に活かしたいとか、人生で新しい一歩を踏み出したいと言う方々には、その次となるプログラムも作っているので、そこでまた、共に進化していくような活動ができればいいなと思っています。

秋間さん
ありがとうございます。出会いは昨年の春、Vision Hacker Awardsを通じてだったのですが、ここで感動だったのが、NPOと企業で主体こそ違いますが、とても共通項が多いということ。

出会いから今日までに至る数ヶ月で、「これって大事なことだけど、みんな知らなくて困っていないかな。せっかく、社会に貢献したい、良い波及効果のある仕事をしたいと思っていても、その思いが本当に現地のためになっていたり、これからの未来に対して違いを生み出していたりしないと、エネルギーや人生の大切な時間を投入しているにもかかわらず、もったいないんじゃないかな。」という課題感を抱くような現場を、お互いに経験してきたと言うことがわかりました。

Colorbathで一緒に活動されている椎木さんが私と同じ高校というご縁もあって、すごく出会いに意味があったなと今でも思います。

共通課題にあった「これを知ってると知ってないではパフォーマンスの差が大きい」と言えるものが伝わりきっていないということを考えたときに、やっぱりリアルにそれを毎日使っている私たちが、リアルな現場の話と共に伝えなくちゃいけないんじゃないかということで、この企画に至っています。

この流れで、タイトルの説明を、吉川さんお願いします。

タイトルに込めた思いー「問題探しのメガネ」をかけて…

吉川さん
色々な思いを込めていて、このタイトルを決めた時の議論も、とても面白かったです。

サブタイトルにある「支援ではない国際協力」について。国際協力とか海外ボランティア、世界の課題を解決するということに関心のある方もいらっしゃると思うのですが、「何かできる人が、何かできない人を助ける」というイメージがつきやすいと思うんですよね。

もちろん誰にでも、「困ってる人を助けたい」気持ちってあると思うんですよ。僕も、誰か世界で困っている人を助けたいなという思いで途上国での活動を始めて、自分なんかに助けられる人がいるのかなと思いながらも、できることを探しながらやっていました。

ただ、人を助ける、人を支援するという意気込みだけで活動していると、相手が分かりやすく困っていないと助けられなかったりすると思うんですよね。つまり、国際協力しようというときに、あまりに「支援、支援」と思っていると、ずーっと「助ける側」「助けられる側」という関係性のまま、困ってる状態に閉じ込められ続けるかもしれない。

支援だけで途上国や国際協力を見るのではなくて、「僕らにできること」「その国の人たちにできること」をそれぞれ考える。困ってる人としてみるんじゃなくて、その人たちができることってなんだろうというのを考え、事業設計したり、学び合ったりしていきたいと思っています。

このサブタイトルにこめている思いというのは、「国際協力=こう」みたいな思い込みや偏見に対して、それだけではない現実のリアルみたいなものをお伝えできればということです。

その結果、僕らと、この配信を見ている人たち、そして、途上国の人や、社会課題と言われる現場に今まさにいる方とも、共に進化し、より良い社会、より良い未来を一緒に作っていきたいと考えています。

秋間
途上国にいけばわかるというわけでもないリアルさがありますね。
私自身も、大学時代の専攻の名前が「国際協力学」という感じだったので、JICAで働くとか、国連で働くとか、あるいは商社でビジネスをやっていくとか、色々な人がいたんですが…。国際協力のイメージが、「あるものがないものに何かを渡す」っていう、そういう構造を無自覚に持ってしまっていました。問題探しのメガネをかけたまま、何か問題はないかと探す、みたいな。

でも、自分たちがそういう目で見られたらどうなんだろう。「何か困ってますか?これがないと思います!これできますよ。」って。

そのような話題しか出ない状態と、「あなたが持ってるこれすごいね、あれもすごいね、だったら一緒にこんなことができない?」みたいな、問題ではなくて価値を一緒に生み出そうというメガネで付き合う関係性。これって天と地ほど違うんですよね。

今リアルに、この国際協力分野で働いているとか、色々な新興国で活動されている方々も素晴らしい取り組みだと思うんですけど、ここのメガネの掛け方が無自覚なままなのか、ちゃんとそれもわかって、そういうのも全部道具に、活かしあってことを進めようとする人かどうかっていうのは、これもまた、天と地ほどの生み出すものの差があるんですよね。

吉川
ほんとそうなんですよね。そして、自分では気づきにくいという面もありますね。

視聴者の方のコメント
一緒に未来を作っていく。途上国に限らずそのマインドをシェアできる人と歩むってワクワクしますね。

秋間
確かに、そう。国際協力がテーマといいながらも、全てにわたって通ずると確信してます。

視聴者の方のコメント
「ボランティアをしたい」というように目的がずれてしまっている人が一定数いるように感じます。今関わっている生徒にもそれを感じます・・・

秋間
なるほど〜。

吉川
本当にそういうことなんだと思います、「国際協力をしたい」みたいなね。

秋間
例えば、英語ができないと!とか、こういう実体験を持ってプロジェクトマネジメントできないと!とか、国際協力の仕事に就きたいなという方の頭に自動的に浮かぶイメージが、現場で働いたり違いを生み出すときに邪魔をするときがあるんじゃないかと。

むしろ、今日タイトルに出ているような「Co-evolution」、共に進化して互いの力を活かし合う力というのを、ちゃんと言語化して、どうやってそれを身につけられるか、どんな違いを生み出せるかというのを、ここでちゃんと打ち出さなきゃまずい!と思いましたね。

「答え合わせ」の国際協力になっていないか

吉川
いやー、激アツですね。実は僕自身も、「無自覚の偏見」に、後々気づかされるということがあります。

皆さんにもイメージつくんじゃないかなと思うのが、海外旅行に行く時に、ガイドブック買いますよね。そこに、「絶対見ておきたいスポット10!」みたいなのが書いてあるじゃないですか。それを見て、海外に行って、ガイドブックに載っているものを現地で探して、文化的な背景も歴史も知らないまま、「ここが観光スポットだなあ」って答え合わせをする。

現場に行ったものの、やることがみんな同じになったり、「こうやるべき」に従うことって多いなと思います。

国際協力でいうと、「きっと人々はこう困っているから、こういう活動をしよう」と、偏見で活動をしてしまったりということもあるんじゃないかと思うんですよ。そして、これはどんな仕事でもあると感じていて。

例えば、先生になって、子供たちに何かを教える役割になったら、「教えないと」「問いかけないと」となって、すごく準備して臨むかもしれないんですが、先生のアプローチって、生徒の様子を見ながらファシリテートするとか、本当は色々なやり方があると思うんですよね。

ビジネスだったら、新規事業を考えるときに、マーケティングのお作法に沿ってなんかいろんな調査をして分類して考えて…みたいな。

でも、そもその枠組みとか、「こうあらねばならない」っていう無意識の偏見から抜け出さない限りは、相手と分かり合ったり、違いを活かしあいながら新しい未来を作るというのは難しい。そして、思い込みに一人で気づいて一人で脱出するのも難しい。それをあらゆる場面で感じてきたので、そんなことも分かち合いながら、Co-evolutionしていければいいですね。

視聴者の方のコメント
どこかにゴール/正解を求めてしまうこの空気感壊していきたいです。

秋間
学校教育もフィールドにされている吉川さんだからわかると思うのですが、小学校・中学校の義務教育、または大学までの教育課程とかって、私は卒業してだいぶ経っているんです。でも、今も変わっていないなという部分があって、それが、この「正解主義」なんですよ。

正解を探してしまう生徒たちもそうだし、「これが正解だからそれに合わせましょう」っていう無言の圧力を無意識に繰り返している先生もそうだし、ここは何十年も変わっていない!と思います。

でも、そこを出てきた後に生きていかなければいけないこの世界が、いかに正解探しが意味がない世界か。このギャップに、なんらかの形で苦しんだり、戸惑ったりしている人って多いと思うんですよ。

例えば女性だったら、結婚・出産といった話にも、全然答えはない。むしろやってることをどんどん正解にしなくちゃいけないみたいな部分がありますよね。「正解はこうあるべき」みたいなことを掲げたら、自分も家族も苦しい。そういう場面も見てきて考えるに、この「正解主義の罠」からどう脱していくかが、国際協力のみならず、大きな課題かなと思いました。

吉川
多様性ってこうだよねっていう写真とかイラストがあるじゃないですか。いろんな肌の色の人とか、いろんな髪の人とかが描かれている。あそこで、「多様性」っていう一個の正解がそこで出されてしまう。なんとも難しい罠だなと思いますね。

秋間
今回のTalk Liveでは、「国際協力」という分野にわたしたちがやっている仕事のリアルさがあるということと、この現場に踏み込みたい人が多いということでこのワードを前面に出しているんですが、本当の本当にわたしたちが伝えていきたいのは、「Co-evolution力」「いかに共に進化していくか」ここの話なんです。

ここで、今回の企画の全体像を話していければと思います。

全体イメージー「違いを活かし合える人になる」

本企画の全体イメージ

今回の企画は、3日間の無料トークライブという形でご案内しています。これが、今日を含めて、2/10・2/13・2/16と、それぞれ21時からの配信です。ただ、2/16のものに関しては、申し込んだ方のみが対象の、無料のzoomウェビナーということになります。

この回では、私たちがこれまでプロジェクトを回したり、現場をくぐり抜ける中で掴んだ、Co-evolution力の身につけ方とか、具体的な要素、他では得られない体系立った学び方を、受け取る準備のある方に伝えたいなと思っています。ただ眺めるのではなくて、意志を持って参加したい!という表明をしていただいた方に向けて、16日のお話はお届けしたいと思います。

加えてこの日は、NPO法人Colorbathと株式会社La torcheで、Co-evolution力を学ぶ6週間のプログラムを開発したので、その詳細もお伝えしようかなと考えています。こちらは2月中旬から3月までのプログラムで、「違いを活かし合う人になる」という部分を、わたしたちとしては押し出させていただいています。

吉川
3日目も無料なので、ご関心のある方はぜひお申し込みください。

ここをクローズドにした理由なんですが、さっき話したような無意識の正解主義って、同調圧力が強いんですよね。誰かがそういう圧力を持っている場所だと、思考もそっちに引っ張られちゃったりするので、学びたい!アップデートしたい!という方が集まる空間で、学び合って進化したいなと思っています。

Day3も、その後のプログラムも、参加していただけると嬉しいです。

秋間
Colorbath経由で見てくださっている方は、教育分野の方、Colorbathの現場に触れてみたいという方が多いと思います。一方、La torche経由できた方は、企業で働いていて、ソーシャルなこと、SDGsのことどうしようというお悩みをお持ちの方もいると思うので、その方々向けの解説も少しさせていただきます。

やっぱり、企業も今が変わりどきで、これまでの延長線上じゃマズイぞっていう空気があると思うんですよね。ビジネスの利益を上げるだけじゃない、社会的にも人にもいいってどういうことだろう、企業の社会的責任(CSR)だったり、SDGsのマークつけるので良いんだっけ?、これが正解かな?っていう形で、試行錯誤されている方が多いんじゃないかと。

ビジネスセクターのこれまでのマナー・当たり前も変わらなくてはいけないんですけど、その流れをあまりリアルに感じられていなくて、新しすぎて怖い!わからない!勉強しなきゃ!みたいなサイクルに入っている方が本当に多いなという実感値があります。

そういう方向けにも、同じ仕事をするなら、こういう関係性やマインドセットでやると全然パフォーマンスが違うんですよということを伝えたい。私たちも今、色々な企業さんに伴走していますが、このCo-evolutionの考え方を一個知り、違いを生かし合い始めると、加速度的に事業も良くなるんですよね。ただ「良いことをやるから良い」ではなくて、事業を回しながら社会的な価値も存在価値も出せるっていう、両輪が回っていく感覚を知るためにも、土台として、Co -evolution力は重要なんです。

熱量で片付けている場合じゃない

視聴者の方のコメント
正解主義が同調圧力で作られてしまうのは本当にそうですよね、会社に入って特に感じます、、

吉川
そうなんですよね。誰も悪くなくて頑張ってる時ほど、これに支配されちゃって難しいんですよね、きっと。

視聴者さんのコメント
違いを活かし合える人、やったことが正解というのがいいですね。

秋間
そうそう。国際協力の現場もそうですし色々な現場もそうなんですけど、「一人一人違うのが当たり前」という土台に立つというか、ここをスタートにして、カッコつけでも「こうすべきだから」でもなく、やりたいことが内なるエンジンから出てくると、めちゃくちゃパフォーマンス高いじゃないですか。ソーシャルなこと=いいことだからパフォーマンス高いだろう、というのは結構幻想なので。

吉川
本当にそうなんです!国際協力とかソーシャルとか、社会起業家みたいなところで割と日本で注目されるのって、「強烈な原体験をもとにしたリーダーシップを誇る、社会起業家の熱量」みたいに言われるじゃないですか。

もちろんそれも大事だと思いますし、一人の人間の熱量だけで頑張れることもあるんですけど、それに加えて、いろんな人の違いを活かしあって共に進化していくような、チームやビジネスモデルも輝きを放つと思います。「熱量」で片付けている場合じゃない。違いに向き合って取り組んでくのってすごく大事です。それは、企業でもソーシャルセクターでも同じだと思います。

秋間
ソーシャルで良いことだからやらなきゃだよね、とか、自分もそういうとこに行けば輝ける、関われば自分らしさが発揮できるんじゃないかっていうのは、ちょっと順番が違ってて。そういう幻想を先に外さないと、自分も活かせないし他人も活かせないですね。

吉川
言いながらも僕も自分に言い聞かせてる部分もあります。

もうちょっと身近な話で行くと、家庭の中で、パートナーがいらっしゃる方わかると思うんですが、家事を手伝ったりするじゃないですか。

僕もやるんですけど、苦手なんですね。洗濯とか、洗い物とか。パートナーが思ったパフォーマンスを出せないんですよ。で、怒られたりするんですけど、そういう家族みたいな小さい組織の中でも、強みは違いますよね。

怒られないようにやろうっていう努力ももちろん大事だと思いますし、もう相手のことは諦めて、もうこれだけやっといてみたいな方もいらっしゃると思うんですけど、そういうシーンでも、違いを活かし合える家族プレーができると、素晴らしいじゃないですか。

ソーシャルセクターの仕事のみならず、違いを活かしあったり、共に進化したりって大袈裟っぽい表現かもしれないんですけど、どんなシーンでもそこを自分でも気づいたり変えられたり、相手にも気づかせてあげて促したりそんなことはできるようになるし、その世界はすごい豊かだなと思います

視聴者さんのコメント
貢献したいと思うとついつい自己犠牲をしてしまいます。本当は自分らしさを活かしたまま、貢献することってできますよね。

秋間
そうそう。「ソーシャルの罠」かもしれませんですね、これ。

吉川
本当に。

視聴者さんのコメント
「正解」というものに落ち着きを得てしまっているのではないかと思いました、、その正解とされるものが少ないから違いを認め合いにくい?・・・

吉川
なるほど〜。

Day2は 2/13(日)21時〜「Co-evolutionの底力に、実例から迫る」


秋間
このように、皆さんも今日の話題提供をもとに、色々なことを思い浮かべたり、皆さんそれぞれの事例だとか、知ってる現場を思い出されたと思います。

今日は、私たちが何者かというところから、コラボのきっかけ、Co-evolutionというタイトルに込めた想いを中心にお話しさせていただきました。

ここで次回の予告をさせていただきたいなと思います。

Day2は、ゲストとしてColorbathの椎木睦美さんにも参加していただいて、Vision Hacker Awardのあとの5ヶ月、伴走を受けながら、何が違いとして生み出されたか。そして、Co-evolution力があると何ができるか?何が起こるか?っていうところについてお伝えする機会にできたらなと思っております。

私自身も、とても楽しみです。

吉川さん、今日はいかがでした?ぎゅっと詰まった45分でしたが。

吉川
まず、たくさんコメントをいただけて嬉しいですね。コメントというものはこんなに人を優しくしてくれるんですね。

秋間
ここにも実はヒントがあって、3日目がなぜクローズドかなというところで、流し聞してほしくないという、他人事として受け取ってほしくないという話をしたじゃないですか。

結構これが鍵だと思います。Co-evolutionの基本姿勢として、「自分ごとに考える」っていうのがあるので。コメントを通じて「自分ごと化」してくださっているのを見ると、ここでもCoーevolutionが起きているのかなと感じます。アーカイブで見る方も、ぜひコメントいただければ嬉しいです。

吉川
今日感じたのが、今すでにテンションマックスでやっているんですけど、これからどんどん熱量が上がっていっちゃいそうな気がして(笑)。僕も楽しみにしています。みなさんと一緒に学び合い、進化していければ嬉しいと思っているので、Day2もよろしくお願いします!

秋間
Day2は日曜日の夜21時からです。ぜひまた、ご一緒できたら嬉しいです。名残惜しいのですが、皆さん良い連休をお過ごしください!

ありがとうございました!

吉川
ありがとうございました!

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プログラム全体のスケジュール

こちらのFacebookグループ(無料)では、次回イベントについてのお知らせアーカイブ情報などを受け取ることができます。ぜひご参加ください。

■Day1(2/10 21:00〜)
「La torche・Colorbathの経験、Co-evolution力とは何か」
アーカイブ動画はこちらから

■Day2(2/13 21:00〜)
「Co-evolution力があると、何ができるか?何が起こるか?」」
アーカイブ動画はこちらから

■Day3(2/16 21:00〜)
「Co-evolution力の実践的な身につけ方」
無料zoomウェビナーにて配信
お申し込みは、こちらのフォームから。

本企画の詳細に関しては、こちらのnoteをご覧ください。


NPO法人Colorbath
http://color-bath.jp/
La torche,Inc.
https://latorche.jp/

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