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暗号文で始まる恋ってアリですか? 13

私たちの大阪生活も何年か安定して過ごしていたんだけど、けっこう遊び尽したし私の母が病気だったこともあったりして、さぁどうしようかと考え始めた。
幸いなことに私たちは定職についていたわけではなかったので、そろそろ実家に帰ろうかなぁってことでお金を貯めはじめることに。

大阪での生活は、私たちにはとても刺激的で、遊ぶところもたくさんあって、、、貯金を考えなければ不自由なく毎日遊べた。

二人で働いていたときの毎日はこんな感じ
朝起きて、朝ごはんを食べて
自転車を二人乗りして(そんなことをしてはいけません。悪い見本だな)会社まで出勤。
お昼は近くの喫茶店で日替わりで色々なものを食べて、会社帰りにはお買い物して帰るか、日本橋や難波に寄る。
日本橋ではゲームセンターが当時はたくさんあって、UFOキャッチャーやメダルゲームを湯水のようにやってた。
たくさんのUFOキャッチャーのぬいぐるみがほんの数年前まで何箱も残ったままあった。
月に数万円飛んで行ったような気がする(笑)
晩御飯は適当に二人で作って食べて、パソコンでインターネットをして眠る。
こんな毎日。

さぁ、引っ越し考えるかってことで、やることは一つ。
あ、やらないことが一つ、か。

ゲームセンターに行かない。これだけ。

そして、当時50万ぐらい貯めたところで引っ越しを決めた。

引っ越し先は地元だけど、私たちの条件は猫と一緒に暮らせて、親元から少し離れていること。
そうじゃなくても、毎日顔を合わすかもしれないってなるとしんどくなるから。

引っ越し間際のときには、いわっちゃんは1人で在宅勤務で仕事をもらっていたので、地元に帰ってもお給料をもらえる約束だった。

私はある会社でずっと働いていたけど、会社に説明してきれいに辞めさせてもらった。

いわっちゃんのほうが時間があるから、ある日地元に帰ってから、引っ越し先を決めてきてくれた。
今度の家は一軒家で、車も何台も停めるスペースがあるようなところ。
実家からは車で20分ぐらいのちょうどいい感じの立地。

さすがに私の親にも一緒に住むことを伝えた。
今までは内緒だったのでね。いや、きっとわかっていたと思うけど。

ふんわりと頭の中では結婚するのかなぁ?と考え始めるころでもあり。

周りの友達がどんどん結婚していって、結婚式に何度か呼ばれたりして…。

でも、結婚する面倒さが上回って、、、
例えば、銀行口座の名前を替えなくちゃいけない、とか。

でも好きな人の苗字になるのも憧れがあって…
でもでも、
「別に生活変わらんし不自由ないからなー」って言われると言い出すこともできずって感じ。

そして、本格的にお猫様生活をオープンに。
大阪から一緒に引っ越してきたのはチビとムックの2匹のお猫様。
うちの守り神。うちのはじまりの猫。

2匹とも今はもうお空の住猫だけど、きっとそばにいつもいるんだと思うんだよね。
大阪から地元へ一緒に来てくれてありがとう。
さぁ、地元で私たちの新生活が始まります。

to be continued

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