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この仕事に就いた理由・取りたい資格について

取りたい資格や今後のキャリアについて、学生時代からぼんやり考えていたこと。
備忘録として残します。

【導入】これまでのキャリア

①なぜ土木を学ぼうと思ったか

土木に興味を持ったキッカケは、社会が得意で、特に地理が好きだったからです。近所に新しい道路や鉄道ができて、人の流れが変わって、その仕組みがなんとなく好きで、その何かに携わりたいと思いました。また、高校時代の物理の先生が土木出身で、その先生に憧れていました。
でも一番のキッカケは、実家が自営業で、ユンボとかタンプとか、そういう機械が身近にあったことだと思います。土を掘って、何かを作って、喜んでいる人の顔を見て、感謝されて。そういう人間的なところに、根本がある気がします。

②進学を機に世界が変わる

そんな適当な理由と、ただの憧れで大学進学と同時に上京し、世界が変わっていきました。
まず、東京という場所。
地元とは比べ物にならない人、それを動かす都市機能に圧倒されました。
そして、土木工学という学問。
橋、土質、河川、道路、交通、環境、測量、、、その多さに驚きました。
地理が得意だなんて適当な理由で入学したのが恥ずかしかった。
でも、その一つ一つが繋がって物が出来上がることに感動しました。

③なぜか河川の研究室へ

3年となり、いよいよ研究室配属。
色々な研究室を見て回る中で、正直どこにも興味が湧きませんでした。
というより、仲の良い友人がみんな同じ研究室に行こうとしているのを見て、人とは違うことをしたかった当時の自分は、気づいたら知り合いのほとんどいない、興味もない河川の研究室に足を踏み入れていました。
この研究室に入ったことが、後の人生を大きく変えたと思います。

④研究室での出会い

その研究室には、とてつもなくデキる大学院生の先輩がいました。
そして指導教官も、やる気のある学生をバリバリ引き上げていくスタイル。
その先輩の背中を追いかけて、なぜかやる気が出ていた当時の私は、いつの間にか大学院進学の軌道に乗っていました。
4年間そこそこ適当に勉強して地元に帰るつもりが、気づけば勉強することにハマり、指導教官の熱意にも押されて進学することに。
上京した時点では、まさか大学院に進学するなんて、夢にも思っていなかったです。人生、何があるか本当にわからない。

⑤コロナ禍での就活

そんなこんなで大学院生活を送りつつ、いよいよ就職活動をする時期に。
当時は2021年。コロナ禍の真っ只中。
地元企業を中心に、説明会やインターンに参加していました。
しかし、コロナの影響で、採用そのものを取りやめている企業があったり、オンラインでの説明会ばかりで、就活に対して完全にやる気をなくしてしまっていました。
3月下旬、とりあえず最初に内定が出た会社で就活を終えてしまいました。
それが、今、働いている会社です。
楽をして、そこそこの企業に入れたから、まあいいやと思っていました。
もっと真剣に、将来を考えておくべきだった。

⑥就職

内定をもらった会社は、設計や計画をする「建設コンサルタント」です。
「コンサル」というと、ちょっと怪しいイメージや、頭のいい人が色々とこねくり回しているイメージでしたが、「建設コンサルタント」はちょっと違うかもしれません。いわゆる「設計会社」です。

とはいえ、the知的労働の「コンサル」で勉強する毎日。
頭でメシを食っていくこの世界は、冷淡で人間味を感じないことがよくあります。
そして、繁忙期は100時間/月にもなる残業。
将来、家族との時間なんて保障できません。

しかし、技術を身に付けるにはもってこいの環境。
ここでしっかり勉強して、他の道でもなんとかなる力をつけたい。
そう思って、ついていくのに必死で、社会人2年目を迎えている今日です。

⑦将来的には

「いずれは地元に帰り、生まれ育った故郷のために働きたい。」
「激しい残業、高い給料は不要。質素な暮らしができれば十分。」
そんな思いが、心の底にはずっとあります。

夢や目標は?と聞かれると、今は具体的に答えることができません。
もう26歳というのに、人生がどうなるか、運に任せてしまっている。

でも、このままぼーっと生きていても、何も生まれません。
自分の道は、自分で開いていかねば。
せめて、どんなものでも資格があれば、少しは助けになってくれるはず。
そう信じて、コツコツ勉強していこうと思い、この記事を書きました。

長くなりましたが、2023年7月現在、気になっている資格をまとめます。

レベル1

①土木技術検定

土木学会公認の検定試験。
CBT方式なので、いつでもどこでも受けられるのが良いところ。
合格すると、「2級土木技術者」という肩書きがもらえます。
※ネットでよく出てくる、「2級土木施工管理技士」とは別物です。

正直、学生レベルの試験なので、「社会人なら合格して当たり前」と思いますが、テキストを見てみると、意外と解けなかったりします。
私の専門は河川ですが、構造や土質(いわゆる3力)は基本中の基本。
学生時代の復習も兼ねて、受けてみようと思います。

土木工学に関する基礎的な知識や土木技術者としての素養をどの程度有しているかを確認するための試験です。

土木技術検定試験の概要より

②ITパスポート

コンピュータや情報に関する、初歩的な国家資格。
情報系のことは知らないことが多く、テキストを見ると勉強になります。
ITが共通言語の現代において、ITに関する最低限の知識は必要です。
ましてや、理系でコンサルなんて名乗っていたら、「情報系のことなんて知っていて当たり前」と思われていることが多い。
恥をかかないためにも、今のうちに勉強しておきます。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

Iパスとは

③統計検定2級

統計に関する、大学レベルの基本的な検定試験。
学生時代、今の会社と同業のコンサルでバイトしていました。
その時に、担当の方から教えてもらった資格。
その人は、統計とか解析とか、とにかく詳しく、色々と教えてくれました。
何より統計は、土木だけではなく、どの分野でも応用が効く。
理系卒の社会人として、最低限理解しておきたい内容です。

統計検定2級は、この参照基準に示されている大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定です。

統計検定2級について

(おまけ)簿記、FP

先にも書いた通り、実家が自営業です。
もしかしたら、家業を継ぐことになるかもしれない。
会計のことやら、何にもわからないより、分かっていた方が良い。
おまけ程度ですが、少し興味があります。
FPも同様、自分のライフプランのために、少し興味があります。

レベル2

①技術士(建設部門)

言わずと知れた、技術系国家資格。
土木技術者として、必要不可欠です。
これが名刺代わりと言っても過言ではない。
しかし、世間からの認知度は低く、「建築士と違うの?」とよく言われる。

せっかくコンサルに入ったこともあり、技術士がひとまずの目標となる。
これを取得して、ステップアップするなり、次のステージを考えたい。
一次試験は、学生時代に合格済。
二次試験は、3年の実務経験の後、受験可能となります。(院卒の場合)

科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた優れた技術者」の育成を図るための、国による資格認定制度(文部科学省所管)です。

技術士とは

②基本情報技術者

ITパスポートの上位互換と思っていましたが、大違い。
ITエンジニアの登竜門とされており、内容も本格的になります。
ITエンジニアというわけではありませんが、ITに関する知識は、これからの世の中で必須と思います。
いつか挑戦したい資格です。

ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。

ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

基本情報技術者の対象者像

③統計士

こちらは統計検定の上位互換でしょうか。
「統計調査士」、「専門統計調査士」の2つがあります。
検定とは違い、合格証も発行され、公的な資格として認められます。
2級に合格できたら、次のステップとして挑戦してみたい。

統計調査士検定は、公的統計に関して、基本的な内容を正確に理解し、適切に利用する能力を評価する検定試験です。

統計調査士 実施趣旨

レベル3

①気象予報士

NHKの連ドラ「おかえりモネ」で興味を持ち、少し勉強しました。
あのドラマとは裏腹に、かなりゴリゴリの理系チックな内容もあり、得意な地理も活かせそう。さらに最近は、異常気象などの影響で、専門の河川系の仕事にも繋がるかもしれない。ということで、挑戦したい資格です。
転職に有利になるのか?よくわかりませんが、最終的にはモネのように地元に帰り、地元のために働けたら理想的です。

②技術士(総合監理部門)

技術士の最上位。
これに関しては、かなり先の話になりそうなので、今の所、夢とさせてください。

まとめ

こうして整理してみると、資格試験もレベルごとに挑戦できる気がします。
レベル3に挑戦するのは、まだまだ先の話ですが、今できる目の前のことからコツコツと、勉強していこうと思います。

何より、資格マニアではなく、自分の能力を示す指標として。
そして、会社だけにとどまららないためにも、世間に認められるように、勉強することが大事かと。

毎日の仕事で生きていくのに必死ですが、「若いうちの苦労は買ってでもする」ということわざの通り、若いうちに苦労しておきます。





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