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【ROOTS-名古屋サロン】Vol.4 名古屋の課題、解消してみませんか?

先日11月1日に第9回目となるROOTS-名古屋サロンを開催しました。
名古屋市職員と民間事業者が半々ぐらいの各々が意見を言いやすい環境で、活発な意見交換がされました。

今回のプレゼンター

今回は、名古屋市総務局において企画を担当している方にご参加いただき、森記念財団による「日本の都市特性評価」に関するアンケートを基に、企画の方が考える名古屋の課題について共有された後、参加している民間事業者の方と意見交換をする回となりました。自治体の企画を担当する部署は、各部署の施策を理解し、上下左右のバランスを取りながら、総合計画など自治体全体の長期的な指針を作っていくところで、行政の中枢といえる機関です。

名古屋市総務局総務部総務課が作成する次期総合計画

今回のお題

森記念財団による「日本の都市特性評価」に関するアンケートで、名古屋市のイメージについて、「居住者」、「非居住者訪問経験あり」、「訪問経験なし」に分けて聞いたところ、主なイメージは以下の通りとなりました。

居住者のイメージ
非居住者で訪問経験ありのイメージ
非居住者で訪問経験なしのイメージ

アンケートで全てに共通し、企画の方が気にしている回答が、「イメージなし」というものでした。この回答は、訪問経験なしの方のイメージランキングで第1位の回答とのことでした。
 
名古屋市の企画を担当している方としては、「名古屋市といえば、これ!」というものを作った方がいいのか思案しており、今後の移住施策や都市プロモーションも含め、どうしていくかについて、様々な方からの意見をいただきたいとのことでした。 

意見と提案

続いて、参加者からは「ベンチマークに設定している都市はあるか」、「イメージがあるから人が移住するわけではない」、明石市の事例紹介などが活発に繰り広げられましたが、その中でも、そもそも都市はマイナーチェンジばかりを繰り返しているだけで何も変わっておらず、フルモデルチェンジの時期に来ているのではないかとの意見があり、抜本的に見直さない限り何を打ち出しても変わっていかないという意見がありました。抜本的に見直された例として、福岡市の航空法による高さ制限の緩和事例が紹介され、できないことをできないままにしないことで都市は変われるといった踏み込んだ意見が飛び出しました。

参考:https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/59163/1/314.pdf 

都市であるがゆえ

確かに、仙台なら「杜の都」とか、広島市なら「国際平和文化都市」のようなキャッチフレーズが出てくる方もいると思います。一方で、名古屋市は日本三大都市の一角であり、先述のイメージでも「都会」というキーワードが上位にくるような機能として揃っている都市であるため、網羅的に揃えていくとイメージが分散されるのは仕方のないことという印象を持っていましたが、昔からある規制の枠を外すことで新たな価値を生み出す素地が生まれ、都市の活性化が目指せるようになるのではないかと感じました。
 
名古屋市としても、公民連携による実証実験や、スタートアップを成長戦略の柱の一つとして展開したり、若い世代が住みたくなる街を目指すなどの取り組みを展開しており、引き続き本サロンでは忌憚のない意見交換をしながら、サロン発でプロジェクト化できるものを狙っていきたいと考えています。 

最後に。。。

ROOTS-名古屋サロンは継続的に実施してまいります。今後も名古屋にゆかりのある方々のご参加をお待ちしております。
また、noteを読んでいただいた皆さんからのコメントやご意見などもお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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