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【54日目/1,095日間】オンライン「共同売店」に視聴・参加してみた

 大手を振って外出する日は、もう少し先になりそうな気もする今日この頃。ますますオンラインを使う機会が増えつつある方もいるのでは!?

 離島生活をはじめて、54日目。先週の『鹿児島100人カイギ_Vol.10』に続き、トップ画の『<コモングッドトークvol.2>共同売店ー相互扶助の古くて新しいカタチ』へ今回もオンラインを利用して視聴・参加してみました。

1 『共同売店-相互扶助の古くて新しいカタチ』に参加したきっかけ

 数あるオンライン講座の中から、このオンラインイベントへ参加してみたいなぁ~と思ったのは、3つの理由がありました。

① 地域づくり・まちづくりの中では、お金のことは話しづらいけど共同売店となれば、お金の話をナチュラルにできるのでは?!

② 「集落唯一の商店が撤退することになることが決まっていて、どうしようか迷っているんです・・・」という相談を頂いている方の手助けになるためのヒントを持って帰れるのでは?!

③ ゲストのお二人(山田さん・小林さん)は沖縄の共同売店の事例を話してくれるようだけど、鹿児島県の奄美大島にも共同売店があるということを聞いていて、一度奄美大島の共同売店へ行ってみる前に共同売店への理解を深めておきたかったから。

 ※共同売店については、お二人のHPからどうぞ。

https://kobayashitoyamada.wixsite.com/kobayama/morekyodobaiten



 ①(地域づくり・まちづくりではお金の話はNG?!)については、補足を。
 縁あって2年間で地域コミュニティ、NPO法人、任意団体・個人(地域おこし協力隊など)、企業の方々、67団体へ取材をする機会がありました。

 その中で地域コミュニティの方から「個人から農地を借りて耕して、農作物を育てて売り上げを地域コミュニティの財源の一助にしようとしたんだけど、、耕すところまでいったのに、結局、作物を作らなかったんだ。なんかお金のためみたいなのは、地域コミュニティが集落の安全・安心や住みやすさを担っているのに違うのでは!?といった意見もあって・・・。」という話を伺ったこと。

 また、別の地域の地域おこし協力隊からは、「スキルとしてもっているデザインを区長さんに頼まれたので、今回は無償でいいですから、2回目からは、ここで生活していきたいので謝礼を少しもらいますね。と断ったうえで、デザインしてみたら、2回目以降は頼まれなくなったんです。地域で暮らしていくのは難しいなぁと感じているんです。」という話を伺ったこと。

 そうした生の声を伺う機会を通じて「地域づくり・まちづくりでは、お金の話って難しいんだろうなぁ。。」と感じているところです。

 前置きが長くなりましたが、今回、オンラインで視聴・参加して印象に残ったことを・私が思ったことを。

2 視聴・参加して印象に残ったこと

 noteなだけに、参加しながらメモったノートの一部を。(わっせ文字が汚いなぁ、自分でも読めない部分もあるわぁ・・・)

ノート (2)

 会の流れとしては、ゲストのお二人から、①共同売店の背景・100年以上続く歴史、②取り組んでいる「愛と希望の共同売店プロジェクト」(※愛と希望ってフレーズ、いいなぁと会を通じて感じました!)の目的・活動内容、③共同売店の現状や④ゲストと主催者(モデレーター)のトークセッション。といった感じで、約30人の方々が参加されていたようです。

 私にとって印象に残ったことは、
・ 共同売店には3つの要素「人」、「地域」、「社会」との関わりがあって根底には協同の精神があること。
・ 高齢者など移動手段がない方にとって、生活用品を買うための共同売店には、購入という目的以外の価値があること。
(例えば、歩いて共同売店に行く高齢者にとっては、健康寿命の延伸にもつながっているのでは!?といった点など)
・ 共同売店の運営には、さまざまな形態があり、集落全体の総会で運営者をきめる総会・共同事業体のようなものもあれば、その結果、個人に運営委託するような形もあること。
・ 共同売店の良し悪しは、主語によって捉え方が違うこと。
(例えば、集落の方々にすれば、生活用品が揃っていて、集落の顔の見える方と話しがしやすい雰囲気が良い。他方で、集落外の方からは、欲しいものがなかったり、集落外の人は入りにくい雰囲気に感じる。)
 → 傾向としては、集落の方が自分事として捉えなくなった共同売店は残念な結果になりがち。共同売店の運営者・店主の雰囲気は重要。

などなど、実際に関わっているゲストの方の生の意見や感想は、参加しなければわからないことだらけでした。

 会全体で度々、出てきたフレーズとして、『当事者意識』、『意思決定の過程は大切』、『他人事ではなく自分事として捉える』といった共同売店に限らず地域づくり・まちづくりにつながることだったように私は感じました。

3 二つのオンライン講座に参加して感じた違い

 先週の『鹿児島100人カイギ_Vol.10』、今回の『共同売店』に参加してみて気が付いたことがあります。

 『鹿児島100人カイギ_Vol.10』
 → ゲスト5人の活動紹介の前のアイスブレイク、活動紹介後の感想共有にブレイクアウトルームを使った参加者同士の傾聴と対話の時間があったこと。

 『共同売店-相互扶助の古くて新しいカタチ』
 → ゲスト二人の活動紹介と主催者を含めたトークセッションが主で参加者はチャットで質問などを投げかける形。

 ビデオをオンにしている方が多かったのは、『鹿児島100人カイギ_Vol.2』のほう。対話の時間があったからかな!?

 オンラインを始めたばかりの方は、今回のように気になったらチャットで質問をする形。慣れてきたら、ブレイクアウトルームを使った傾聴と対話の時間のあるワークショップ形式も一部あるほうが参加したくなるのかなぁと個人的に感じたところです。

4 最後に

 どちらのオンライン講座も、来月。6月も開催予定のようです。
 テーマや参加形態を踏まえて、気になったら全国、どこからでも参加できるのは、ありがたいなぁと離島に住み始めると感じている今日、この頃です。運営者の方々に感謝!!
(※この二つの運営者と私とは何の関係性もありません、念のため。)

 令和3年4~6月の3か月は、私の住んでいる離島でのオンライン環境を安定させつつ、インプットを中心に。
 7月からは、外出の雰囲気が許せばアウトプットに移りたいなぁと。

 何より、アウトプットできるスキルをしっかりに身につけることが、今の私にとって肝要だと改めて感じた一日でした。
 ①時には話しづらくてもお金の話をする勇気、②相談を頂いている件に伴走できるように、③奄美大島へ行く機会があった場合には共同売店へ足を運んでみよう!

< 54日目/1,095日間 ✖ 100=4.93% >

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