見出し画像

日曜はマルシェへ

日曜は早起きしてマルシェに行く。
早起きしないと人が増えてきて、八百屋さんにも魚屋さんにも長く並ばなきゃいけなくなるから。
お気に入りの八百屋さんがある。
そこの野菜は味が濃くて、元気な感じで、日持ちもまあまあする。
あまり長く日持ちする野菜は農薬を使っていたりすることもあるらしいのだけれど、この日持ちの感じは、野菜が持っている元気のちから、という感じ。

今日買った野菜は、トマト、人参、玉ねぎ、にんにく、レンヌ・クロード、ムラサキキャベツ、桃、レモン、ローズマリー、エシャロット、ねぎ。
鶏のもも肉を6枚、胸肉を1枚。
オリーブを6種類。
鯖を6尾。

マルシェからの帰り道、教会の鐘の音が聞こえてくる。
フランスに来て4年になるが、今でも、こうして自分の日常の中に教会の鐘の音があるということに時々うれしくなる。
子どもたちが道で騒いでいると思ったらビッド・グルニエ(vider grenier ) が道で開かれていた。
vider grenierとは、「屋根裏を空にする」という意味で、いらない日用品を道に並べて売る、というもの。
蚤の市と呼ばれるものよりも規模が小さくて、ガラクタ市のような感じ。

vider grenierに出品されている版画がちょっと素敵だな、と気になったのだけれど魚が悪くなってしまうので急いで帰ってきて、さっさと下処理をしてしまう。
鯖を三枚におろして冷凍し、鶏肉には塩をし、胸肉はハムにする。
これをしておけば1週間のご飯が楽にできる。
お米を炊いて、味噌汁を作って、サラダを作ったり野菜をぱっと炒めて、それに鯖か鶏肉を添えればいいんだもの。
ハムはパスタにもできるし、軽めの夕飯にしたかったらハム入りのどっさりサラダにすればいい。

今日は友人とアペリティフ(軽く飲んだりスナックつまんだり)して、ほろ酔いで近所の公園でピクニック、そのあと家でカレーパーティの予定。
フランスのこういうお呼ばれは、みんな一品持ち寄りとか、ワインやデザートを持ってくる感じで気軽なので、私もよくお呼ばれするし、家に友達を呼ぶ機会が増えた。
日本でもこういう気軽なアペリティフが増えるといいのに、と思います。

鶏ハムの作り方、簡単なのだけれどとても美味しいので、レシピを以下に載せておきます。
色々試行錯誤したけれど、こんな感じの分量がいいかな。
鶏ハムを煮たあとの汁は、鶏や野菜の出汁が出ているので薄めてスープにしてもいいし、カレー等をのばしてもいい。
胸肉は調理法によってはぱさぱさしてしまうんだけど、この方法ならしっとり、もっちりです。

ここから先は

240字 / 1画像

¥ 100

頂いた「サポート」は、よりいいものづくりのために役立てます。