コラボメーカーの今とこれから ~資金調達を終えて~

こんにちは。Co-LABO MAKER（コラボメーカー）代表の古谷です。
約4ヶ月ぶりのnoteです。前回はこちら。

今回、1億円の資金調達を実施し、束の間ではありますがひと段落つきました。確定するまではしんどかった！

“研究開発の民主化”を目指すCo-LABO MAKER、1億円の資金調達を実施

この機会に改めて、最近の振り返りと今後の展開について今考えていることを書いてみたいと思います。

今回の資金調達について

このタイミングでみなさんが気になるのは、多分資金調達の話かと思います。特に今回、少し珍しい資金調達の仕方をしているため、その背景について書きたいと思います。

なぜ今回の組み合わせにしたか？

今回、株式投資型クラウドファンディング（FANDINNO, 新株予約権型）と資本性劣後ローン（日本政策金融公庫）と融資（みずほ銀行）の組み合わせという、あまりみられない資金調達の仕方をしました。
はじめはスタートアップらしいVCからの調達も考えていましたが、以下の理由で今回のような組み合わせにしました。

• 今後の資金調達環境を見据え、過剰な株式放出とバリュエーション上昇を極力抑えたかった。

• 応援・連携・ジョインしていただける方を増やしたかった。

• リスクヘッジでポートフォリオ組んだ。

• ある程度売上が立っていた。

12月末よりVCからの資金調達検討を開始しつつも、年末年始頃から株式市場や資金調達環境の大きな変化を感じ始めていました。
そこで上記のような理由により、本来であればスタートアップだと実施しにくい株式投資型クラウドファンディングや融資が今の状況だとむしろ合理的であると気付き、既存株主とも相談し、思い切ってVC以外からの調達をメインに据える方向に舵をきりました。
詳細は話すと長くなるので、気になる方はご連絡ください。

実際やってどうだったか？

現時点では非常に良かったと感じています。
まず、速かったです。
今回のような資金調達のやり方を2月頭に検討しはじめ、3月頭にそれぞれ本格キックオフ、4月頭に確定、4月末までに着金というような流れでした。
ダメだったものも含め、全て並行して進めたためかなりハードでしたが、金額感を考えると比較的スピーディに進んだのではないかと思います。
昨年加わったメンバーで事業がある程度回るようになってきていたことと、関係者の協力もあり、なんとか最速でやり切ることが出来ました。
お力添えいただいた皆さまには心より感謝しております。

また、狙い通り過剰な株式放出とバリュエーション上昇を極力抑えつつも必要な資金を得られました。
株式放出はもちろんのこと、現段階ではバリュエーションが極端に上がりすぎて次の調達が困難になることも避けたかったため、結果よかったと感じています。
複数の手段の組み合わせなので、最終的にどこまでの金額にできるかはわからなかったものの、全く調達できないリスクも抑えられました。
（結果的には狙いの金額を得られましたが）

そして、応援・連携への効果が想像以上でした。
これは特にファンディーノの話になりますが、資金を獲得するまでの発信によるPR効果と、より深い関係を持つ応援者の増加がすごかったです。

“研究開発のDX”を目指すCo-LABO MAKER、株式投資型クラウドファンディングで3,042万円の応募額を達成

twitterのフォロワーは2割強増えて1000人突破しましたし、これまで関わりのあった方中心に数十の応援＆連携打診のメッセージをいただけました。
力不足ながらもより良い研究開発エコシステムにしていくために全力を尽くしてきました。その信頼の積み上がりを感じ、本当に励みになりました。

コラボメーカーの今とこれから

これまでの紆余曲折は、冒頭に貼った前回の年始のnoteに書いたので割愛し、今とこれからについて書いていきたいと思います。

現在は、ある程度既存のカテゴリで売上が伸びつつも、まだまだ事業開発が中心のステージです。
設備付きラボのシェアリングや、通常は実施しがたいウイルス実験等、既に顧客に喜んでいただけるサービスを提供できている部分もありますが、カテゴリ・領域を増やすという意味でも、更なるスケールのためのサービスの進化という意味でも、まだ全く足りない状態です。
サービスレベルでの事業開発もあれば、カテゴリ・領域レベルでの事業開発もあり、事業開発・立上げが好きな方には非常に面白い状態にあります。
０→１もあるし、１→１０もあります。

既に立ち上がっているウイルス関連試験等一部のカテゴリにおいては、チャネル開拓・カテゴリ開拓等を進めていきます。
新しいカテゴリを切り開いていく場合は、新たにPMFを探りにいくようなもので、様々なレベルでの仮説検証を行います。
詳細は書けませんが、さらに成長角度を上げていくための仕込みと検討も行っています。自社単体の動きだけでなく、他企業や団体との連携も今後積極的に実施していきます。
どれも事業開発能力が必要です。

仲間・連携先を募集！

ということで、仲間が必要です！
開拓的な仕事がとても多く、それをこなせる自走人材がまだまだ足りていません。副業、業務委託からでも相性を見つつ進めていければと思っておりますので、是非お気軽にお声がけください！

また、自社メンバーとしてだけではなく、密かにアンバサダーコミュニティを立上げ始めておりますので、アンバサダーに興味がある方も是非お声がけください！

加えて、より速く大きく研究開発エコシステムにより良い変化を起こしていくためにも、連携パートナーを求めています。何かいい連携の形があるかもしれない、と感じた方は是非お気軽にお声がけください！

◯マーケティングマネージャー

◯Biz-Dev

◯ソリューションセールス